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因幡関係の神社には、ヒントになるものが沢山あった。


その内の一つがこの

「売沼神社」である。祭神を調べるだけで謎が解けてしまう。

取県鳥取市河原町曳田字上土居169

 境内には、古びた小祠が数基見られるが、詳細不明。

売沼神社/鳥居
売沼神社・鳥居


同・拝殿

同・拝殿側面
売沼神社/本殿
同・本殿

※祭神
主祭神-八上比売神(やかみひめのかみ)

合祀神--伊弉冉尊(イザナミ)・保食神(ウケモチ)・建御名方神(タケミナカタ)・高龗神(タカオカミ)・闇龗神(クラオカミ)

 (明治元年に合祀されたというが、他に資料なく、勧請由緒など詳細不明)

『古事記』によると、大国主命と兄弟八十神が、
この八上姫命に求婚しようと、当地を訪れた。
途中、大国主命は、八十神に騙されて傷ついた白兎を助け、
白兎の予言通り、八上姫命を娶ったという。

※この部分が因幡の白兎の物語の事でしょう。

そして、上の青い部分の文字、大国主命

大国主命とは・・・大国主とは、大国を治める帝王の意味。大黒様としても知られる神。つまりマーハカーラー。


はい!ここで繋がりましたね。つまり大国主=大黒様だから、三面鬼(マーハカーラ)という事です。


由緒
社頭に掲げる由緒によれば、
 「延喜式神名帳に『八上郡 売沼神社』とある神社でありまして、中世より“西日天王”といっておりましたが、元禄年間(1688--1704・江戸中期)より元の売沼神社という名にかわわりました。御祭神は“八上姫神”で、御祭日は10月1日を大祭としております。
 古事記に伝えるところによると、出雲国の大国主神は八上姫をお后になさろうとして、この因幡国にお出でになりました。途中で白兎の難をお救いになりまして、この白兎神の仲介で八上姫と首尾よくご結婚になりました。
 

 この神話伝説は、漂着した外地の舟人たちが千代川をさかのぼって、まず、この曳田郷を開いたことに間違いはありません


対岸山麓の前方後円墳を神跡とするのも決して単なることとはいえないようであります」という。
 

由緒にいうように、当社は、古事記・因幡の白兎に登場する八上姫(ヤガミヒメ)を祀った神社とされ、因幡誌には、
 「曳田村氏神西ノ日天王、当社は八上姫の霊所なり。大己貴(オオナムチ)、兄の八十神と兄弟各稲羽八上姫を婚らんとして、出雲国より来たり玉ふ。大己貴神は従者となりて袋を負い玉ひしが、つひに八上姫と婚し玉ふこと、旧古二記に委しく見えたり。


※つまり、これによると大己貴(オオナムチ)=大黒様でもある事になります。袋を負いって正に、日本の大黒様の姿に似てませんか?


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※という事は、やはり外国人か三面鬼宇宙人(突拍子もないと思うかもしれませんが、龍蛇族伝説から考えると異形なので考えられるのでは?)がやってきて八上姫と結婚したと考えられます。

少なくとも外部の人と結婚したとは言い切れるでしょう。


そしてこの大己貴(オオナムチ)=大黒様

非常に謎めいているのです。実はこの神様の名前・・・・


その別名が、ドキッとするものだったのです。


その名前とは・・・・




続きは→その8