松本明子「♂+♀=Kiss」
女神の恋 |
【このコンテンツは批評目的による松本明子氏の音楽からの引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。著作権者主体者の権利、音楽の美学を侵害した場合このページに限り、いかなる修正・削除要請にも応じますので、ご教授ください】 いまや主婦、母となった松本明子のデビュー・シングル、「♂+♀=Kiss」(オス+メス=キス)を採り上げる。そう、土曜日深夜、鶴光のオールナイト・ニッポンでよくかかっていた曲だ。キーはCマイナー。 【I】
チョッパーベースとファズの効いたリズムギターが80年代を感じさせるイントロ。Ⅰm-♭Ⅶ7の繰り返し。 【A-1】
1~4小節は、 Ⅰm-♭Ⅶ7-♭Ⅵ-♭Ⅲ かっぱの歌 で御馴染み、マイナー版循環コードと思ってよい。5~8小節は、 Ⅳm-Ⅰm-♭Ⅶ7-Ⅴ7 【A-2】
【A】と同じパターンだ。松本明子は80年代初頭のアイドルとしては歌唱力があったほうだ。順調に進めばよいヴォーカリストになったかもしれない。そう、あの事件さえなければ…。 【B】
ブリッジ部分。松本明子がメロディをしっとりと歌う。Ⅳm-Ⅰm-Ⅳm-Ⅴ7と地味に盛り上げつつ、サビへ。 【C-1】
サビ。1~4小節はCm一発だが、ベースラインが物凄く動く。ベースが激しく動く曲が好きな人は要チェックだ。珍しいほどに動く。5~8小節は Ⅳm-Ⅴ7-♭Ⅵ-Ⅴ7 そして、【C】パートを繰り返し、 【C-2】
歌唱力もある松本明子はあの事件で変わった。そう、知る人ぞ知る、オールナイトニッポン「放送禁止用語(関東4文字系)呼称事件」だ。私はそれをリアルタイムで聞いていた。その後、松本明子は暫く芸能活動を自粛し、復帰した後は完全に色モノ路線をとるようになった。 持ち前のヴァイタリティを開花させて魅力的な芸能人のひとりとなったが、「もしあの事件が無かったら」と考えてしまう。 ■関連記事:鶴光のオールナイトニッポン この曲はこんな風に聴こえる |