フェイセズ「ウー・ラ・ラ」
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【このコンテンツは批評目的による故ロニー・レーン氏、ロン・ウッド氏の音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。著作権者の権利、音楽の美学を侵害した場合いかなる修正・削除要請にも応じます】 今日は世界最高の酔いどれロックバンド、フェイセズ(Faces)「ウー・ラ・ラ(Ooh La La)」を日本語で歌う。一応、ご存知でない方のために。フェイセズにはロッド・ステュワート、現ローリング・ストーンズのロン・ウッド(Ron Wood)が在籍していた。 この曲はロン・ウッドとロニー・レーン(Ronnie Lane)の手になるもので、1974年発売の同名アルバム(←)に収録。メイン・ヴォーカルはロン・ウッドが取っている(彼は、ボブ・ディラン風の歌い方をする)。 我々、世界中の広義な意味での、泥臭いフォーク・ミュージック(道端に落ちている音楽)を愛する牧歌組合にとっては、「牧歌の殿堂入り」を果たした名曲(多分)。では、歌ってみよう。キーはDメジャー。歌詞は、歌い手の年老いた叔父さんが、過去の女性経験を話しながら、「女は恐いものじゃ」と教えているような情景を描く。ううむ、牧歌的。
原曲でウッド・ベースの巧みな演奏が入っている。ロニー・レーンはギターを弾いているようだから、クレジットはないが、英国ジャズ界で活躍し、ロック系のセッションでも引っ張りだこだった、クリス・ローレンス(Chris Lawrence)だと思う。 また、この名曲は多くの、同じ傾向をもつ素敵なアーティストたち(←)にカヴァーされている。 ・ダニー・バーンズ(Danny Barnes, カントリーブルース風解釈)、 ・ジュールズ・ホランド(Jools Holland、ザ・バンド or パブロック風解釈)(関連記事 ) ・シルクワーム(Silkworm、グランジ風) ・ヤング・ダブリナーズ(Young Dubliners、ケルト、アイリッシュ・フォーク風) これらを聞き比べるのも一興。ロニー・レーン、ロン・ウッドともこの曲が好きなようで、それぞれソロ活動になってからも何度か再演している。特にロニー・レーンが活動していたスリム・チャンス(Slim Chance)での演奏がいい。そういう曲っていいね。 ■関連記事: ザ・フー「トミー」 Ⅰ-Ⅳヴァンプ テリィ・ウォーカーとジュールズ・ホランド ボブ・ディランとブラジャー ■関連リンク:英国スワンプ・ロック ☆音楽解析の続編は『コチラ』 にて! |