vsジュビロ磐田 味スタを震わす大歓声。東京ヴェルディ、素晴らしきライバルに劇的勝利!! | 決闘王F.Kのブログ

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 金曜日に鳥栖で戦って、僅か3日後に東京で試合。分かっていた事だけどハードスケジュールだなあ。相手も同じだから文句言えないけど。
 鳥栖に勝って、今期2勝目を上げたヴェルディ。しかし勝利の余韻に浸る間も無く、次の強敵に挑みます。
 相手はジュビロ磐田。去年はJ2で争い、共に昇格したライバルです。


 磐田は去年は選手の補強が出来ないというとんてもない逆境から、J1に昇格する奇跡を成し遂げました。今年は去年の分まで補強してJ1にも対応しており、既に4勝を上げています。
 恐るべきは、その得点力。現在J1得点王のジャーメイン良とマテウス・ペイショットは強力無比で、松本昌也や平川怜ら日本人選手も侮れない。
 ゴールを守るのは元日本代表の川島永嗣。41歳とは思えない俊敏さと力強さで、かつて日本のピンチを何度も救った守護神がヴェルディの前に立ちはだかります。
 そもそもヴェルディは磐田との相性は最悪。6年前の昇格POでもやられたし、去年は2分け。その前から全然勝てず、特に味スタでは「ヴェルディ川崎」から「東京ヴェルディ」に変わって以来、リーグ戦で勝った事が無いそうです。どんだけー(古い)。

 

 風は強風、天気は曇り。でも雨は降らず、GWの最終日という事もあって18,959人も来てくれました。
 もう1万人以上来るのが当たり前になってきた。昇格効果の大きさに嬉しくなります。


 福岡戦に続いて、今節もふれあい動物園が開かれました。
 今回はカピバラが来てくれました。触れられなかったのは残念ですが、普通の動物園より間近で見れました。デカっ!


 5月5日がリヴェルンの誕生日という事で、有料制でリヴェルンの誕生会が開かれました。私? ケチって出席しませんでしたが、何か?
 でもリヴェルンファンの方が巨大なリヴェルンぬいぐるみを持ってきたり、ヴェルディ君がぬいぐるみにサインする所には出くわしました。元祖マスコットもサービス精神あります。


 先日、U-23日本代表がU-23アジアカップを優勝して、パリ五輪への出場権を獲得しました。決勝のウズベキスタン戦で決勝ゴールを決めた山田楓喜が帰国し、挨拶してくれました。
 流石に帰ったばかりなので試合には出なかったけど、リーグ戦への意気込みを語ってくれました。次節の鹿島戦はレンタル契約してる染野と林が出れないので、彼らの分まで頑張ってください。


 磐田サポの皆さん。飛行機に乗る必要は無いとはいえ、静岡からわざわざお越し下さりありがとうございます。
 スタジアム内でヴェルディのレプユニを来たお父さんが、ジュピロのユニを着た娘を連れていました。親子で違うチームを応援しているとは珍し…くもないか。うちも両親や弟は中日ファンなのに、私だけ巨人ファンだし。

 ここからは試合の感想。
 宮原和也の復帰を喜びつつ、試合開始。
 開始直後の4分に見木友哉がイエローカードを貰い、この試合は荒れそうな気がしました。
 予想は的中、両チーム合わせてイエロー7枚、レッドも1枚出る激戦になりました。
 とはいえ前半はヴェルディが優勢に進めます。千田海人と林尚輝が磐田の攻撃陣を好きにさせず、ヴェルディはCKをガンガン獲得してチャンスを作ります。
 35分、CKから千田が折り返したボールに磐田の選手がペナルティエリア内で腕で触ってしまい、PKゲット。これをPK名人の染野唯月がきっちり決めて、ヴェルディが先制します。


 染野が決めた瞬間をパチリ。大ベテランGKをも欺く、見事なシュートでした。
 更に41分、またもやCKから、染野がヘディングシュート。これは川島永嗣に防がれますが、こぼれ球をゴール前にいた木村勇大が押し込んで2点目! ヴェルディのJ1ホーム通算400点目となるメモリアルゴールを決めました。
 最高の形で前半を終えましたが、ヴェルディのゴール裏は浮かれていません。東京ダービーの悪夢を忘れてないからです。悪い予感は的中します。サッカーで2-0は危険なスコア、その格言はまたも現実になりました。
 後半は磐田が怒涛の反撃。ヴェルディにボールを持たせず、ガンガン攻めます。
 本領を発揮した磐田の猛攻に、ヴェルディは防戦一方。55分にマテウス・ベイショット、66分にジャーメイン良に決められてしまい、あっさり追い付かれました。
 更に悪い事が続きます。ジャーメインの得点時、彼と頭がぶつかった林が脳震盪を起こしてピッチを去ってしまった。大きな怪我でなければ良いのですが……。
 そして更なる悪夢が。76分、今度は千田がハンドの反則をしてしまい、磐田にPKを与えてしまった。ああ、もう!
 蹴るのは得点王ジャーメイン。一方、ヴェルディのGKマテウスはPKに弱い。最悪の形での逆転負けを覚悟しました。
 だが、奇跡が起きた! ジャーメインが蹴ったボールはマテウスが飛んだ方向とは逆に行きましたが(やっぱり…)、ボールはゴールの横を通り抜けていった。ジャーメイン、まさかのPK失敗。磐田サポの驚きは、ヴェルディのゴール裏にまで伝わりました。

 なおジャーメインは林との接触の際、顔を怪我した模様。骨折したかもしれないそうです。敵であれ選手が怪我するのは辛い。選手生命を脅かす程の怪我でない事を願います。
 このPK失敗で流れが変わった。86分、カウンターアタックで走る木村勇大を後ろから倒した磐田のリカルド・グラッサが一発退場。人数的に有利になったヴェルディは、果敢に攻めます。
 だが、磐田も必死に守る。GK川島を中心にヴェルディの攻撃を耐え凌ぎ、時間が流れていきます。
 PKの判定などで時間を取られた結果、ATは何と13分! もう延長戦ですね(苦笑)。
 しかしそれ程の時間も短く感じる。ヴェルディの攻撃は実らず、選手も焦りの色を隠せない。それでもサポーターは大声でチャントを歌い、選手達を後押しする。この声が、応援が報われてほしい。そう思った頃、奇跡が起きました。
 AT9分、染野が右に出したボールを森田晃樹(なお2失点はいずれも彼のパスミスから)が受けて、磐田のペナルティエリアに出す。これを左から走り込んできた木村が受け取り、磐田のゴールに近づく。そして低い位置からのシュートを防ごうと寝そべった川島を乗り越える高めのシュートを放つ。ボールはゴール天井のネットに突き刺さり、待望の決勝点をゲット!


 ヴェルディの試合は終盤に何かが起きる。そのジンクスは今節も健在でした。ゴール裏大歓声、選手達も私も大興奮です。
 その後はきっちり守り、試合終了。東京ヴェルディ、ようやく味スタで勝ちました。




 ヒーローインタビューは木村、ビクトリーメッセージは染野と木村。当然ですね。
 でも2人とも、ちょっと戸惑ってた感じでした。ああ、そうか。どちらも今期初なんだ。去年もずっとホームで勝てず、苦しんだっけ。もう繰り返さないでくださいね。
 



 リヴェルンとヴェルディ君、木村と記念撮影。正面からの写真は公式Xで見れます。

 非常に劇的な試合でした。この日、初めてヴェルディの試合を見た人は、間違いなく脳を焼かれたでしょう。
 まあ年季の入ったサポとしては、不満な点も多くありますけどね。また2点差を追い付かれたとか、またまたPKを与えやがってとか。勝てば良いってもんじゃない、次戦に向けてしっかり反省&修正してください。
 ともあれヴェルディは今期ホーム初勝利にして初の連勝、そして9試合負け無しです。
 順位も10位に上がりました。引き分け続きだった頃は頭を抱えたけど、地道に勝点を積み重ねてきた効果が出てます。僅か2敗なのは誇っても良いかな?
 だが一難去ってまた一難。次は3位の鹿島アントラーズとのアウェイ戦。その次は8位ガンバ、1位町田、ルヴァンカップで広島、2位神戸と上位陣との連戦が続きます。ラスボス級ばかりじゃねーか。デルザー軍団か、はたまた冥府十神か(笑)。
 まあ嘆いていても仕方がない。元々ヴェルディはJ1最弱、相手は全て格上。開き直って挑みましょう。まずはリーグ戦では16年振りの鹿島との戦い、私もカシマスタジアムに行くから頑張れ、東京ヴェルディ!

 一方、開幕から無敗を保っていた広島(J1)と大宮(J3)が初めて敗れました。連戦の疲れが出たのでしょうね。無敗という状況がプレッシャーになったのかも。
 またWEリーグではベレーザが長野に勝利し、3位に上がりました。
 しかし1位の浦和、2位のINACも勝ったので勝ち点差は縮まらず、浦和との勝ち点差は12のまま。残り試合はあと4。優勝はほぼ無理ですが、せめて3強の座は守ろう。

 

 追記・ジャーメイン良は左前額骨陥没骨折で、手術からトレーニング合流まで1か月程度かかるとの事。そんな状態でPK蹴ったのか……。1日も早い復帰を願っています。