人の痛みが

深い絶望感が


平和な日常の中に


ふわりと

存在して

漂っている


痛みが表面化したとき

それを危機と呼ぶ


表面化する危機は

優しい人たちの

抱えきれなくなった

落し物である


ふわりと漂う

幾つかの危機


危機を目の当たりにして

私は何度か叫んだ


けれど

叫び方が

間違っていたのか


結局いつも

何の力にもなれない

無力感に襲われる


肥大化する

優しい人たちの


落し物


rose






目の前の今日の空模様は

どんより曇って

今にも雨が降り出しそうなのに


目を瞑って

見えた景色には

光が限りなく当たっている


昨日あたりから ふわっと

鮮明に見えるようになった光


多少の波はあるものの

クリーム色をしていて

ひらひらと輝いている


この光が

一体何を表しているのか

まだわからないけれど


きっとそのうち 

お婆ちゃんからの

声が聞こえるんだろう


何とはなしに

嬉しい前触れである


strasbourg2


心が欲するものをひとつひとつ

手にしていったとしても

それでそのまま満たされるとは

限らないということがある


望んでいた事でスケジュールを

埋めたとしても それは

結果としてただ忙しくなっただけ

そんな悲しい結果になったりもする


自分なりに

何でなのかを考えた


たぶんそういう状態というのは

心が砂漠状態になっているのだ

砂漠にどれだけ水を注いでも

それは無意味だ


注いだ水さへもったいない


そういう状態の時には

まず今手にしているものを

ひとつひとつ数えてみる


ひとつひとつ数えていくと

感謝の気持が起こらずには

いられなくなってくる


ちょっとここから飛躍するけれど

感謝の気持ちを伝えに

神社に行こうという気持になる


神様は人々に対して常々

幸せを与え続けるお仕事をされているから

疲れたりされることもあるかもしれない


そんな優しい神様から受け取った

今自分が手にしている限りない幸運に対して

感謝の言葉を伝えることで

神様の疲れが少しでも楽になればいい


それは私からのプレゼントであり

プレゼントを渡した自分もきっと

幸せな気持に包まれることになるだろう


そうすれば気がついたら

陽の光を存分に浴び

満ち満ちた海のように

心もきっと満たされていく


Sunset




大学を卒業して一年が過ぎ

久しぶりにそこへ足を運んだ


そこには満開の桜の木々が

幾層にも重なった石のオブジェが

変わっていない経済学部棟があった


友達とよく語らった

石のオブジェに座り

そこから見える学部棟を

じっと眺めていると


日常の中で隠してしまっていた何かが

ふっと顔を覗かせてきた気がした


目を瞑って それを

心地良く受け止めた


colmar




幼い頃

小学校の時


磁石を手に持って

木に、

土に、

鉄に、

いろいろなものに

当ててみては


くっつくのか

くっつかないのかを

試して友達と笑い合った


そこには

無反応なもの

反発するもの

くっつくものがあった



これって心の動きに

似ているかな

と思ったりしている


つまり

心に望んだ事柄が

自身の「磁石」だとして


それに対して

磁石の場合と同様に

3種の反応が得られる。 

で、最近強くこう思う


タイミングが重要 と


というのも、近づいてきた

事柄を「機会」と呼ぶならば、

機会の多くは流動的で

必ずしもそこに長く

止まるとは限らない


どちらかでも

磁気がその力を失う時

もう機会は機会でなくなる


磁石に対し

くっつくもの


例えば、今

望んでいた組織に

自身が属していたり

好きなことに

打ち込めているとしたら


有り難い

タイミングの一致が

今この瞬間に

もたらされているのかも


春の訪れを感じながら

ちょっとそんな事を考えて

感慨深く思ったりする


0105buna_higasityokai



◇別途連絡事項◇


本日付けでGREEから脱退しました。

リンクをしてくださった方、今まで

ありがとうございました!!!