下眼瞼の『アッカンベー』を治す! | 山本クリニック院長 ドクトル山本ブログ

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Key Words : 美容整形失敗、しわ取り失敗、下瞼修正、目の下失敗、下眼瞼外反、他院修正、目整形修正

 

まず、今回御協力いただいたボランティアの方に、この場をお借りして深く感謝いたします。

 

近年、美容外科の普及と共に当院で修正手術を希望される方にお会いする機会が多くなりました。

 

一般の方の認識では、『美容外科の手術は、どこで受けても綺麗になる』というイメージがあるためか、地理的な理由、金銭的な理由等で担当医を決めてしまうことも多いようです。

大切な事は、その担当医が、どのように手術をするのかをよく見極めることだと思います。

 

今回は、『目の下のたるみをとる手術を受けたが、アッカンベーになってしまった』という方をご紹介したいと思います。

 

まず、術前の状態を御覧に入れたいと思います。外側の下眼瞼が下がってしまい、結膜が見えてしまっています。

 

よく、下眼瞼の修正手術で植皮のみで対応している医療施設を目にすることも有りますが、この方は、植皮のみでは対応することが出来ません。この事をご説明したいと思います。

以下の写真をご覧頂きたいと思います。

 

大きな矢印で示したように下眼瞼の縁が下がっています。また、細い矢印で示した部分の靭帯が外れて、皮膚のみでつながっている状態です。これはハンモックで例えると、つってある紐の一方が取れてしまい、片側が落ちてしまっているような状態です。体と異なるのは、皮膚があるために、完全に落ちていないという感じでしょうか。

このような場合の修正手術は、

1.    外れてしまっている靭帯の位置を治す

2.    靭帯の位置修正のみで足りない部分の植皮を行う

という、順番で行います。これを植皮のみで対応すると、引き上げる部分が外れてしまっているために、結膜が見えているという症状が改善しないという状況になってしまいます。

これらを修正した術後2週間の状態をお見せします。正面から見ると、アッカンベーになっていた部分が改善したことがお分かりいただけると思います。

 

また、斜めから見た状態だと、術前に目尻の細い矢印で示した靭帯の位置が治り、目尻が引きあがったのがお分かりいただけると思います。目尻側の不足していた皮膚も植皮により改善しています。

 

言葉にすると簡単ですが、靭帯移動、植皮等は、非常に高度な技術が要求されます。このような状況になった場合に、修正担当医を間違えると、改善しないばかりか悪化することも十分考えられます。手術終了直後の状態もお見せします。

 

 

最近は、『修正症例は是非当院で』というような医療機関も増えましたが、修正手術は、非常に高度な技術が要求されますのでその医師が担当した『実際の症例写真を見る』などして、担当医は慎重に選んでいただきたいと思います。

 

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。

http://www.dr-yamamoto.com/cost/?ca=1

 

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。

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