自閉症、18歳女性その2 | Dr.Oz 自然療法専門医のひとりごと。

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前回からの続き。

治療で使用するフォスホチジルコリンは特殊な加工がしてあり、ロシアの製薬会社がドイツで製造して通常ロシアで販売されているものをスイスの薬局から輸入するというややこしい経路をとっています。

わざわざスイスの薬局からドイツ製のロシアで販売されているフォスホチジルコリンを輸入するのはアメリカの通関の問題を回避する上での手段です。ところが政治上の問題からロシアからスイスへの輸出が3か月に及びストップしてしまい、一切フォスホチジルコリンが手に入らなくなり治療を中断。

3か月後政治上の問題が解決。Yちゃんへの影響が懸念されましたが、特に症状が後退した様子もなく、治療が再開されました。


治療を10回終えたぐらいから、Yちゃんの好奇心が以前よりも格段に増していき、いろいろなものへの興味が広がっていきました、そして今までくすぐられても無表情だったのが、お母さんやお姉さんからコチョコチョされると、くすっぐたがり笑うようになりました。以前のYちゃんではありえない行動でした。

治療を15回終えたくらいからか、Yちゃんがいつも見ているDVDが終了するとお母さんや介護に来てるヘルパーさんにDVDが終わったことを伝えることができるようになりました。そしてベッドでトランポリンのように飛び跳ねる事ができるようになりました。この頃から顔つきが変わってきました、いわゆる自閉症の子特有の顔つきから表情が豊かな落ち着きのある顔になってきました。

そして今現在約20回の治療を終えた段階では聞いている音楽に合わせて音階を変えてハミングをするようになりました。そして赤ちゃんしゃべりのように言葉に近い発音をするようになってきました。学校では先生にいつも腕をつかまれ教室に連れていかれていたのが、先生の後を歩いて自分で教室に行けるようになり、自分の教室を認識できるようになりました。これには学校の先生も感動しています。

また庭にあるブランコを一人で漕いで遊ぶことができるようになりました。

Yちゃんはミュージックセラピーを続けているのですが、今までピアノには一切興味がなかったのが先生の後に続いて鍵盤を叩くようになりました。ミュージックセラピーの先生もYちゃんの成長には驚いています。顔つきはますます表情豊かになり、落ち着いた顔をしていることが多くなりました。

当初懸念されていた点滴ですが回数を重ねるうちにYちゃん自身が点滴を嫌がらなくなり、点滴針もすんなり刺されるようになり、点滴を受けている間も気分がいいのかじっとディズニーDVDに集中しています。

今後どこまでYちゃんは良くなるのか、定期的にYちゃんの治療経過をアップしていきたいと思います。






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