Dr.Oz 自然療法専門医のひとりごと。

現役自然療法医師だけが知っている!本物の自然療法の専門知識をくわしく公開。
ロサンゼルスから自然療法、栄養情報、ハーブ、ホメオパシーなど新聞に掲載している記事のアップもしています。


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カモミール

カモミールはハーブの中でも最も良く知られたハーブの一つかもしれません。カモミールの歴史は古く古代エジプトの頃から使用され、現在では世界のいたるところで栽培されています。

またヨーロッパやアメリカでは路地や野原で野生化したカモミールもあるほどで、栽培は容易です。成長すると50センチほどになり初夏に可愛らしい花をたくさん咲かせます。カモミールの薬効部位はこの花にあります。

カモミールは神経、精神系に働きます

カモミールには色々な薬効があります。まず神経、精神系等に働きかけ弱ったり衰弱した神経を癒やし、精神的症状を減らし、神経の正常な働きを戻す作用が最も有名です。

イライラを軽減し、不眠や不安症には非常に効果的で慢性的なストレスからのダメージを減少させる効果があります。

また痛み止めとしても効果があり、特に神経の痛みや精神的なダメージによって増加する痛みに有効です。

カモミールはストレスを軽減し副腎疲労の回復を促す効果もあることから現代のストレスの多い生活には注目すべき働きです。

カモミールに含まれる揮発成分には特に穏やかな鎮静作用とリラックス効果が見られます。カモミールの神経への働きはゆっくりとしていますが、穏やかで効果が長続きする傾向があります。

カモミールの働き。抗炎症、抗痙攣
カモミールの癒やしの効果は神経、精神だけでなく炎症を軽減させ痙攣を和らげる働きがあります。主にこの働きはカモミールに含まれる揮発成分によるものです。


カモミールは胃腸の症状にも有効です。

またカモミールは荒れた胃腸を癒やす効果が確認されています。

胃腸粘膜を修復、強化することで胃炎、潰瘍の治療にも使えます。

また胃腸の平滑筋の緊張をほぐす作用に優れていることから、胃腸の痙攣を緩和してくれます。緊張をほぐすことからIBS(過敏性腸症候群)、疝痛、胆嚢の痙攣、痙攣性の下痢、緊張型の便秘に対してカモミールは有効なハーブです。

カモミールを使った研究ではアルコールや非ステロイド性抗炎症剤(NSAID)によるダメージをブロックする働きが確認されました。

カモミールは下痢と便秘の両方に有効なハーブです。これは胃腸の蠕動運動を改善し、痙攣を緩和する働きによるものです。

カモミールの胃腸への働きは他にもあり、逆流性食道炎の緩和、治癒の促進にも有効です。また、吐き気を和らげる働きもあることから、食べ過ぎ、飲み過ぎ等による胸焼けの後にカモミールティーを飲むのも有効な手段の一つです。

吐き気を抑えるハーブとしては生姜が有名ですが、カモミールと合わせて飲んでいただくとより効果が高まります。

風邪の症状にも。
風邪や鼻づまりの時カモミールの煎じた汁で鼻や喉をうがいをしたり、カモミールのスチームを吸い込むことで殺菌、炎症を抑え、鼻水やタンが出るのを減らしてくれます。

女性の不快な症状にも。

カモミールは女性特有の症状にも効果的なハーブです。緊張、痙攣を緩和、炎症を抑えることで生理痛を緩和してくれます。

また子宮周辺へのムクミと重み、お腹の張りを伴うような無月経症にも有効です。

イライラや過敏な神経を和らげる働きもあるのでPMS(月経前症候群)の緩和にも効果的があります。また妊娠中の神経過敏、子宮の緊張を和らげる事もできます。

カモミールパックを使った治療例。

カモミールには抗菌作用、抗炎症作用があることから乾燥したカモミールを水に浸しカーゼなどで包んで直接皮膚に当てることでニキビ、吹き出物の治療にも使用されます。

モノモライや結膜炎などの時にはカモミールの煎じ汁で目を洗い流すこともできます。

またカモミールのアイパックは目の疲れを癒やし、花粉症などの時の目の痒みを和らげてくれます。

カモミールは小さなお子様でも安心して使っていただけるハーブです。
特に小さな子供特有のイライラ、カンシャク、不満、短気、お腹の誇張、疝痛、歯が生え代わる時の痛みとイライラの緩和に効果を発揮します。

カモミールの注意点。
カモミールは非常に安全なハーブですが妊娠初期12週未満の女性が大量に摂取すると子宮が弛緩し流産の恐れがあります。カモミールティーを2-3杯飲んでも一切問題はありませんが、カモミールの抽出成分のサプリメントを摂るときには注意してください。

カモミールティー
カモミールは通常お茶として飲むことが一般的ですが、カモミールの有効成分の一つ揮発成分は熱と蒸気で揮発してしまいますので、カモミールティーを作るときは蓋付きのカップやティーカップを使かうことでカモミールの癒やし効果を最大限得ることができます。

カモミールティーと作るときは1カップあたりカモミールの乾燥花を小さじ1-2杯いれて5分程度おいてください。一日あたり3-4杯飲んでいただくと効果的です。

冷たい水で入れることもできますが、お湯で煎じた時よりも苦くなります。カモミールを胃腸の症状に使う時はこの冷水出しの方が効果的です。

カモミールのアルコール抽出液を摂る場合は一回2-5mlを一日3回ほど取ってください。













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エルダー
エルダーはヨーロッパが原産の落葉性の樹木ですが日当たりが良く適度に湿気のあるところでは、どこでもよく育ちアメリカでもよく見かけられます。クリーム色の小さな花をつけヨーロッパでは古くから風邪やインフルエンザの治療に用いられてきました。葉、樹皮、根にも薬効がありますが、主にエルダーの花や果実(ベリー)が治療には使用されます。

エルダーの薬効
エルダーハーブティー
エルダーフラワーには発汗作用、緩やかな緩下剤、利尿作用、体質改善、緩下剤、抗痙攣、抗リューマチ、カタル、胃腸内のガスを排出などがあります。

特に発汗作用に優れていることから風邪、感染症、発熱、頭痛及び吐き気に効果的です。

また痰や鼻水などのカタルを排出させやすくすることからアレルギー、副鼻腔炎、鼻炎、気管支炎などにも有効で、特に副鼻腔に強く作用することから蓄膿症に効果的なハーブです。そして収斂作用があることから過度の粘液の分泌を軽減させることでも鼻炎や蓄膿症に効果を発揮します。しかし粘滑薬作用もあることから鼻孔や副鼻腔を乾燥させすぎることはありません。

エルダーフラワーは痙攣を緩和することから乾燥した咳、喘息症状の緩和する働きもあります。

研究ではエルダーフラワーをエキネシアやプロポリスなどとブレンドすることで免疫力を高め、ウィルスの繁殖を抑制する効果が確認されました。

エルダーベリー
エルダーベリーには抗リューマチ、排出促進、神経痛、体質改善、胃腸内のガスを排出などの効果があります。

エルダーベリーには多くのアントシアニンを始めとするバイオフラボノイドやビタミンCが多く含まれコラーゲンの分解を防ぎ、炎症を予防する、コラーゲンの生成を促進することでリューマチや関節炎の症状を緩和します。

バイオフラボノイド、ビタミンCを多く含み炎症を軽減することから花粉症などのアレルギーにも効果が期待できます。

エルダーの葉や樹皮は外用すると抗炎症、創傷治癒効果があることから怪我、虫刺され、創傷、日焼け、おでき、腫れ、関節炎、アザ、捻挫、ジクジクした皮膚炎などに有効です。

エルダーフラワーは胃腸内のガスを排出する効果があることから赤ちゃんの仙痛にも効果的で安心して使えるハーブです。

エルダーフラワー、エルダーベリーともに体質改善効果が期待されますこれは発汗作用、利尿、排出促進効果によるもので、体内に蓄積した毒素を徐々に解毒することにより代謝を改善させていきます。エルダーの体質改善効果は他のハーブに比べるとゆっくりと働きかけますが、特に肝臓の働きは確実に強化されていきます。

エルダーの処方量
エルダーフラワーはハーブティーとして飲まれることが多いですが、果実はシロップや煎じ薬として、葉や樹皮は外用として湿布や軟膏として使用されます。

ハーブティーとして飲むときは1カップのお湯に対して大さじ2-4杯のエルダーフラワーを使用し一日あたり3杯ぐらい飲むと効果的です。エルダーフラワーは他のハーブとの相性も良く、リンデンフラワーと組み合わせると効能が高まることが知られています。また冷まして飲むことで利尿作用や体質改善効果が期待できます。

エルダーベリーは1カップのお湯に対して小さじ1-2杯を煎じて一日あたり半カップを3回ほど飲みます。

また新鮮なエルダーベリーにひたひたの水をたして約3分煮立て、濾してジュースとして飲むこともできます。ジュース10に対して蜂蜜1を足すと保存が効きます。ジュースはグラス一杯を一日2回飲むと効果的です。

エルダーの注意点
エルダーフラワーを長期間摂取しますと副鼻腔への血流を低下させることがありますので、長期摂取には注意してください。
エルダーの新鮮な葉、根、未完熟の生の果実には毒があり、内服しますと嘔吐、下痢、頭痛、めまい、頻脈、痙攣などを引き起こしますので、一般の方がエルダーを服用するときには花もしくは乾燥した果実および完熟果実のみにしてください。












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セレンの働き:
セレンはあまり耳にすること無い栄養素だと思いますが、体内でフリーラジカルや活性酸素を無害化する抗酸化物質として働き、また新陳代謝に必要不可欠なミネラです。

セレンの一番重要な働きは、非常に強力な抗酸化作用のあるグルタチオンペルオキシターゼの一部として働くことです。セレンを必要とするグルタチオンペルオキシターゼは体中に幅広く分布して、様々な病気の原因、ガン、老化に繋がる活性酸素やフリーラジカルのダメージから細胞を守っています。

セレンは新陳代謝を担う甲状腺ホルモンを活性化させるのにも必要です。甲状腺ホルモンの一つT4はホルモンとして活性がありませんが、代謝されT3に変化することでホルモンとしての働きをもちます。このT4からT3に変化するのにセレンが使用されます。ですからセレンの働きは新陳代謝にとって極めて重要です。

その他にもセレンは免疫力を高める、精子の運動量を高める、気分を向上させる、炎症を低下させる、心臓病や循環器系の病気を予防するなどの働きが報告されています。

セレンを多く含む食品:ブラジルナッツ
セレンを最も多く含む食品はブラジルナッツです。日本の方にはあまり馴染みのないナッツですが、かなり大きめのナッツで一粒あたり約100マイクログラムのセレンを含んでいます。またブラジルナッツはスーパーフードとも呼ばれセレン以外にも銅、マグネシウム、マンガン、リン、カルシウム、鉄、カリウム、亜鉛など多くのミネラルを含んでいます。名前の通りブラジルをはじめとする南米で取れますが、他の地方で栽培されたブラジルナッツは土壌にセレンが多く含まれない場合が多く、セレンの補給はあまり期待できません。

この他にもエビ、カニ、魚などの魚介類、豚、牛、鶏などにも多く含まれています。アメリカでは玄米、小麦(全粒)にもセレンは含まれています。

セレンのサプリメント:
セレンはミネラルですが、食品内ではアミノ酸と結合した有機セレン状態にありますが、殆どのサプリメントでは有機物と結合した状態ではなく、ミネラル塩の無機セレン(セレネート、セレナイト)の状態です。

この有機、無機で何が違うかと言いますと、ズバリ吸収力と体内での代謝に違いがあります。

無機セレンも有機セレンも単体の吸収率だけを見れば、むしろ無機セレンの方が優れているのですが、他のミネラルや食事と一緒に無機セレンを摂ると、ミネラル同士が競争になり吸収率が格段に落ちます。そして一度体内に吸収されても大半が体内で代謝されることなく尿へ排出されてしまいます。

セレンの欠乏症:
セレンが不足するとグルタチオンペルオキシターゼの活動が減少することから、活性酸素やフリーラジカルの駆除能力が低減することから、動脈硬化、心臓病、脳梗塞やガン、アルツハイマーまたは老化の促進につながります。

甲状腺ホルモンの代謝が低下することで甲状腺機能低下症、もしくは疲労を引き起こす場合があります。また免疫力が低下も引き起こします。

加齢とともに体内のセレンは低下傾向にあり、研究ではセレンを含んだ抗酸化サプリメントは認知能力の向上に効果的でした。

セレンが極度に欠乏することはあまり起こりませんが、クローン病などで大部分の小腸を手術で摘出している方などに起こり筋力の低下、筋肉の萎縮、心筋症を引き起こします。
有害重金属の鉛やヒ素は微量でもあったとしてもセレンの吸収や体内でのセレンの貯蔵を低下させることが知られています。

またビタミンA、C、Eはセレンの吸収を高め、必須ミネラルの鉄や銅の不足はセレン働きを低下させますので、バランスの取れた食事はセレン不足の予防にもつながります。

セレンの過剰摂取:
セレンは一度に高濃度摂取すると急性毒性があり死亡に至ることもありますが、セレンのサプリメントを一瓶丸飲みにしなければ起こりません。また慢性的に過剰摂取を繰り返しますとやはり毒性があります。

最初に脱毛や裂け爪が起こり、それから胃腸障害、皮膚炎、疲労、イライラ、神経障害、ニンニクのような口臭などを引き起こすことから一日の上限摂取量を400マイクログラムに設定されています。通常の食事で400マイクログラムをオーバーすることはありませんので安心してください。

セレンを使用した治療:
フリーラジカルを低下させる、免疫力を高める、発がん性物質の解毒、がんの成長抑制をすることから、がんの予防に効果的だという研究もあります。特に前立腺ガンでは予防が確認されています。
セレンが不足しいなくてもセレンを補給すると免疫反応が高まることから感染症の治療にも有効です。
甲状腺機能低下症では、先述の通りセレンは甲状腺ホルモンの活性化に重要な栄養素ですので、セレン200マイクログラム、ビタミンD2000IU、鉄分15mgを摂取することで症状が改善する場合があります。

喘息では100マイクログラムのセレンを摂取させたところ、症状の緩和が確認されています。
エイズではセレンが不足している患者はセレンが十分な患者と比較して病状の悪化が確認されています。
オスグッド・シュラッター病オスグット・シュラッターこの病気は成長期の活発な男子に起きやすく、膝こぞうの下に痛みと腫れを伴う病気です。セレンを一日あたり200マイクログラムとビタミンEを一日あたり400IU摂取することでオスグッド・シュラッター病の痛みと腫れの軽減が確認されています。

また変わったところでセレンはフルボ酸、フミン酸の毒性を中和する働きというのがあります。フルボ酸やフミン酸は免疫力を高める働きがあると言われサプリメントとしても販売されていますが、河川にフルボ酸を多く含む中国の地方病のカシン・ベック病の原因の一つとされています。カシンベック病
このカシン・ベック病は成長期の子どもの骨端軟骨の変性や関節の腫張が起き、特に手首、肘、膝、足首の関節に変形をきたして、痛みと関節の可動域の制限、身長の伸びが止まることもあります。またフミン酸には甲状腺ホルモンの代謝を低下させることが研究で示唆されています。これらのフルボ酸、フミン酸の副作用はセレンの吸収を阻害するからではないかと推察されており、カシン・ベック病はセレンを摂取することで進行を食い止めることが研究で確認されています。

セレンは非常に有効なミネラルですが、先述したように過剰に摂取すると副作用がありますので、サプリメントでセレンを摂取するときは上限200マイクログラムをまもることで、セレンを有効活用してください。









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リーキーガット

日本ではまだあまり聞きなれないかと思いますが、アメリカではリーキーガットという病名を耳にする機会が増えてきています。リーキーガットとはその名のとおり腸が漏れるという意味ですが、日本語にしますと腸管壁浸漏症候群と呼ばれます。

このリーキーガットが最近注目されてるのは、アレルギー、喘息、慢性鼻炎、リューマチなどの自己免疫疾患、関節炎、腸炎、アトピー、甲状腺疾患などの様々な慢性的な炎症疾患の原因であったり、これらの症状を悪化させるということが分かってきたからです。また、うつ病や不安症なども悪化させる傾向にあります。

ではこの腸が漏れるとは実際どういうことなのか、まず腸の働きについて説明していきましょう。腸は炭水化物、脂質、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの栄養素の吸収を行う臓器ですが、体に必要なものだけを選択的に吸収しています。腸内には細菌や排泄物、または大きなたんぱく質など体にとって害を及ぼすものもありますので、これらの物を吸収しないように腸は栄養素だけを選択的に吸収しているのです。腸の細胞は一つ一つが非常に密着してしておりバリアーの働きをして異物や細菌の侵入をブロックしていますが、この細胞と細胞の隙間に穴が開き異物が体内に吸収されやすい状況をリーキーガットと呼びます。
リーキーガット
リーキーガットのメカニズム
腸の細胞と細胞の隙間に穴が開くと、消化吸収能力が低下して膨満感、下痢、便秘、など胃腸の疾患を引き起こします。また腸の正常な吸収能力自体が低下して栄養素の低下も招きます。

通常では吸収されることのない未消化の食品が吸収されることで免疫細胞から異物の侵入と認識され抗体が作られることで、食品への過敏反応やアレルギーを引き起こします。これらの反応は頭痛、関節炎、皮膚炎、喘息、鼻炎、イライラ、疲労などとして最初は現れます。
また、腸内の細菌やカビなどが容易に体内に侵入することで、慢性的な感染症が起こり免疫反応を敏感になります。

そしてこれらの状態が慢性化することで自己免疫反応を引き起こしリューマチ、甲状腺炎、腸炎などの原因となると考えられます。そして、いったん自己免疫疾患を引き起こしてしまいますと、腸はさらに炎症ダメージを受ける傾向にあり、リーキーガットを更に悪化させるという負のサイクルに陥ります。

リーキーガットの原因
このリーキーガットを引き起こす原因は色々な要素が重なって引き起こされると考えられています。偏った食生活、たばこ、お酒、カフェインの摂り過ぎ、非ステロイド系抗炎症薬(鎮痛剤)、ステロイド薬、抗生物質、放射線治療などによる被曝、抗がん剤、過敏性食品、食品アレルギー、胃酸や消化酵素の不足による消化不良、過剰なストレスなどが考えられますが、その中でも最近注目されているのはグルテン腸内細菌の異常繁殖によるものです。
グルテン

最近発見された物質にゾヌリンという成分があります。このゾヌリンが腸壁細胞同士のすき間をコントロールしていることが研究で発見されました。ゾヌリンが上昇すると細胞間のすき間が広がります。リーキーガットの患者にはゾヌリンの上昇がみられました、そしてこのゾヌリンを上昇させてしまうのが小麦粉などに含まれるグルテンと腸内細菌の異常繁殖(細菌、カビ、寄生虫)というわけです。ですから、グルテンを含む食品を避けることはリーキーガットおよび自己免疫疾患の治療には特別重要な要素です。

リーキーガットの診断
リーキーガットの診断には上述のゾヌリンの検査が望ましいのですが、まだ一般的には行われてはいません。そこでラクツロース・マンニトールチャレンジというテストが行われます。リーキーガットではラクツロースが上昇しマンニトールが低下する傾向にあります。また過敏性食品や食品アレルギー検便などはリーキーガットの原因を探ったり治療を進めるうえで有効な検査手段です。

リーキーガットの治療
リーキーガットを改善するにはまず、グルテンを含む食品を避けると共に過敏性食品、食品アレルギーを避ける必要があります。過敏性食品、アレルギー性食品は血液検査で判別できます。お酒、たばこ、カフェイン、薬はできるだけ避けてください。

食品では以下の物を多く食べてください。
魚に多く含まれるオメガ3、特にEPAには炎症を下げる働きがあります。
鶏ガラスープ

有機飼育地鶏を使った鶏ガラのスープにはアミノ酸のプロリンとグリシンが多く含まれます。プロリンとグリシンはコラーゲンの生成を促します。コラーゲンは細胞と細胞をつなぎ、支えている成分です。リーキーガットでダメージを受けた細胞間の修正にはコラーゲンが欠かせません。また鶏ガラスープは消化吸収を助ける働きがあります。ここでのポイントはホルモン、抗生物質漬けのブロイラーを使うのではなく有機飼育地鶏を使用することです。
アロエ
アロエの果肉(皮の部分を除く)には胃腸を保護する、炎症を抑える、胃腸粘膜の再生を促進する働きがあります。良質の砂糖抜きのアロエジュースでも構いません。果肉でしたら一日2本程度、ジュースの場合コップ半を一日2回程度空腹時もしくは食前に飲んでください。

ハーブでは、マシュマロウの根やスリッパリーエルムの樹皮には胃腸粘膜を保護し炎症を和らげる働きがあります。また甘草根にはムチンという成分の分泌を促進する働きがあります。ムチンは細菌、または有害物質から胃腸を守る働きがあります。この他にも甘草根には腸内細菌バランスを整える、腸壁を守る、炎症を抑える働きがあります。

サプリメントでは以下のものを摂ってみてください。
L-グルタミンを一日5グラム以上摂ってください。L-グルタミンは小腸の細胞の重要な栄養源であり、傷ついた腸壁の修復に欠かせない栄養素です。L-グルタミンを摂取することで腸の細胞を修復、再生を高める効果があります。

N-アセチル-D-グルコサミンは腸壁細胞の防御壁であるグリコキャリックスと呼ばれる物質の生産を促します。そして胃腸の粘液の分泌を高めることで胃腸を刺激物から守り、修復を早めることができます。 またN-アセチル-D-グルコサミンはビフィズス菌の成長を助ける働きもあります。研究ではリーキーガットの方にはN-アセチル-D-グルコサミンが減少傾向であると確認されています。

亜鉛は腸壁の細胞間の隙間を狭めることで腸のバリアー機能を高める働きがあります。そして腸の過剰な炎症を抑える、腸の再生機能を促進する働きもあります。

消化酵素はもともと胃腸が弱く消化能力が弱い方が食事と一緒に摂ることで消化不良を防ぎます。未消化物がリーキーガットを経て体内に吸収されるのを軽減させることで、過敏性食品による反応やアレルギーを軽減すること、更なる炎症反応を低下させることが可能です。

プロバイオティックは細菌バランスを改善させることで腸内細菌の異常繁殖(細菌、カビ、寄生虫)を抑えることが期待できます。細菌バランスを調整することで胃腸の炎症を緩和、ゾヌリンの低下によりリーキーガットを軽減につながります。
健康
リーキーガットは様々な異物が体内に入り込むことから毒血症の原因の一つと呼ばれています。原因がよくわからず、色々な症状がある方はまずリーキーガットを疑ってみてください。昔から自然療法ではいろいろな症状を持った方を治療するには胃腸を治すことから始めます。まずは生活習慣、食生活を見直してみましょう。










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副腎疲労については過去記事でも書いていますが、副腎疲労かどうか?を自己診断するのは難しいものです。

普段私がクリニックで使っている、チェックシートをベースに「自分でできる副腎疲労診断テスト」を作りましたので、自分の副腎疲労度のチェックに役立ててください。

結果は「健康、軽度、中度、重度」の副腎疲労の4パターンです。

それぞれの副腎疲労度にあわせた今の副腎の状態、副腎疲労を改善するためのアドバイスが表示されます。


■副腎疲労度自己診断テスト
http://fatiguex.com/check.html

■副腎疲労とは?
http://fatiguex.com/index.html


<過去記事>
アドレナルファティーグ(副腎疲労)
http://ameblo.jp/dr-oz/entry-12055129009.html
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