皆様 こんにちは
サボテンブログです。
内張りの効果
寒い日が続いていますが、温室の中では早春咲きのバラ丸や菊水などが
蕾を膨らませています。
ただ、これからも冷え込みの厳しい日が続くので防寒は大切。初心の頃は、
兜丸を腰折れさせたり、牡丹類の疣やロフォフォラの球体を委縮させたりし
たものです。長い間、水を切った状態で寒さに遭わせると、サボテンはイジ
ケテしまいます。
そうさせないためには、ビニールトンネルのような内張を設けて、その中に
サボテンを入れてやることです。極寒の地では温床マットなどを敷いて夜間
通電してやると効果的です。
夜間は加温中の内張内
兜丸
青磁牡丹
連山
加温していない内張内
デフューサ(輸入球)
鳥羽玉(輸入球)
銀冠玉(実生球)
赤花菊水の種を蒔いて3年(成果と課題)
今年も輸入球の赤花菊水に蕾が来ました。
稀少種です。輸入球は入手が難しなってきました。
実生の開花球はまだ目にしたことがありません。アロンソイとの交配種が
赤花菊水の名称で出回っています。
この難物さんの実生に苦戦しています。大量に発芽したのにほとんどが消滅。
難しい、手強い、誰もあまりやらない、そんなところが面白のですが・・・。
2018年5月 赤花菊水(輸入球×輸入球)の種まき
1週間程度で発芽
2019年1月 種子は微細、幼苗が大量に育つ
6月 幼苗が育ち苗床から盛り上がる
角プラ鉢に箸でつまんで移植
2020年5月 よく育った苗が10数本
2021年1月 予想以上のハイペースで生育したもの
もうすぐ3年になるが米粒程度のもの
これが普通か? 消滅した幼苗は大多数。
育つ、育たないは、個々の遺伝子に関係しているのか。プラケースの中にくっ付
き合って大きく育っているのは、根が互いに絡まって水分を調整しているからか。
米粒程度からほとんど成長しないのはなぜか。根が伸びるもの、伸びないもの、
幼苗に適した成長の条件とは。
19年、20年と交配、採種したのに発芽に失敗したのは何が拙かったか等々。
試行錯誤しながら再チャレンジです。
ご覧いただきありがとうございました。