2011-2012 年越し旅行その1
2011-2012 年越し旅行その2
2011-2012 年越し旅行その3
2011-2012 年越し旅行その4
2011-2012 年越し旅行その5
2011-2012 年越し旅行その6
2011-2012 年越し旅行その7
「年越し旅行」とか言ってんのに、もう2月になりましたよ。よーしいつも通り順調だ!
記憶がちょっと曖昧になってきたので雑に進みますよ。
1月4日。私にとっては初長崎。長い電車の旅でちょっと疲れ気味でしたが、宿に荷物を置いて、「出島」に向かいました。
鎖国時代、西洋諸国に対して開かれていた唯一の窓口だった出島。一度は埋め立てられたものの、その歴史的価値を考え、現在長崎では出島復元整備作業を進めているとのこと。
19世紀初頭の出島の街並みをそのまま復元しているのです。というわけで、観に行ってきました。しかし寒い。凍えました。
出島の中に入ると、長崎の街中の喧騒もすぐそばのはずなのに、なんだかちょっと異空間。
扇形をしていた当時の出島の輪郭を出すために周辺の護岸石垣を作り上げ、当時の建造物25棟の復元を行っています。中に入ると思ったより広いのです。とはいえ、当時ここだけが外国との接点だったと思えば、「たったこれだけのエリアが・・・」となんだか小さく思えてもくるのですが。
建物の中も当時の様子を復元してあります。これはカピタン(オランダ商館長)の住居。畳の上に西洋のベッドがあって和洋折衷のインテリア。
ちょっとシュールなタッチのアニメで当時の生活を見せてくれます。これがなかなか面白くて飽きずに観ていました。オランダ側と日本側の互いに対する気の遣い方や文化の違いへの不安が見えて来るのが興味深かったです。
なんだか本当に昔にタイムスリップした気持ちになって色んな想像やら妄想やらが頭を駆け巡りました。
屋外にはミニ出島も。出島の全容が良く分かります。
われわれは夕方に行ったので短い時間しかいられませんでしたが、時間が許せばもっと延々いてみたかった。
次は、日本三大夜景のひとつと言われる「稲佐山」へ。(あとの2つは兵庫の六甲山と北海道の函館だそうです)。もう遅くなってきていたし本当に本当に寒かったのでタクシーで上ったのですが(そういう人が多いのでメーター制じゃなく定額で往復してくれます)、山の上がこれまた寒かったー!!!
よく観えませんが、展望台(屋外)は足下がライトアップされていて、
デジカメで撮った写真では伝えきれないくらい美しかったです。
個人的に「美しいなー」と思う夜景は大体海辺のものが多いです。「水」があるとなんか景色にメリハリが効く気がする・・・!稲佐山の夜景は以前オーストラリアのシドニーで見た美しい夜景をちょっと思い出させてくれました。
この後も何度か長崎でタクシーに乗ったのですが、とにかくどの運転手さんもおしゃべり好き&サービス精神旺盛で、長崎の観光案内を必ずしてくれました。美味しいお店を教えてくれたり。
そしてこの日の夜は複数の運転手さん達に勧められて中華街の「会楽園」へ。
このお店はとっても有名なお店なので観光客用かなーと思って別のところでご飯食べようと思っていたのですが、あまりにも地元の人たちが「皿うどんならあそこが一番!」と勧めるので、行ってみました。
結論。
めっっっっっっっっっちゃ、美味しかった!!!
わー何皿うどんってこんなに美味しかったのか!東京で食べるのと段違い過ぎる。びっくりしました。私今まで皿うどんってどっちかっていうと大雑把な感じの(すみません)料理だと思ってたんですが、本物はとっても繊細な味してるんですね。具もひとつひとつ丁寧に料理されていた。すごく美味しかったです。
あと
ちゃんぽんもとても美味しかった。けど、普段の印象との差でいうと、皿うどんのほうがびっくりしました。もう一度食べたいぞー。
それから地元の方々に人気だという
角煮まんもふかふかして美味しかった!
私たちが満足気に食べているうしろで、気づけばおじさんたちが集まりけっこうな大きな声で話し合いを始めました。そこへ現れたのは会楽園の支配人さん。皆さんに挨拶をして、真ん中の席に座り、話し合いに参加。聞き耳を立てると、どうやら「今後長崎をどう観光都市として盛りたてていくか」についておじさんたちが熱く熱く語っているのでした。お酒を飲みながら皆顔は真剣そのもの。タクシーの運転手さんたちのことも思い出して、「長崎って街は本当に観光促進に熱心なところなんだなあ」と感心しました。
お店を出て、腹ごなしに一番の飲み屋街思案橋を歩いて宿に帰りました。