2011-2012 年越し旅行その4 | DDD

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4コマ絵日記.や弁当などなど。

2011-2012 年越し旅行その1
2011-2012 年越し旅行その2

2011-2012 年越し旅行その3

1月2日は松山へ。

私は松山市の高校に通っていたので(実家からは遠すぎて通えないので半分は寮、半分はひとり暮らしでした>当時)、高校時代の友人たちは皆松山にいるのです。

友人たちと合流して、松山市駅前にある「カフェカバレ」へ。

やまけんさんのブログを見て、一度行ってみたいと思っていたお店で、友人たちに話してみたところ「そこ、いっぺん行ってみたいと思っとったんよ~」とのこと。



まずはサラダ。紅芯大根が乗ってます。さっぱり。



そして甘とろ豚のグリル、バルサミコ酢ソース! 美味しい! 豚の甘みとバルサミコ酢がとっても合ってました。付け合わせのさつまいももとろーっと甘くて優しい味。



デザートのムースを食べながら、半年ぶりに会う友人たちとの話が続く、続く。

この年齢になってくると、仕事や自分の家庭の話に加えて、嫁姑問題、親の老後の問題、兄弟のお金の問題、自分の健康の問題、不動産の問題と、なんだか複雑かつ浅くもない話が増えてきます。友人たちと出会ってはや20年以上、昔はこんな話全然しなかったのにね。

友人のうちのひとりがふと、ふ~っとため息をついて

「結婚てほんと、ゴールでもなんでもなかったねえ」

と言いました。それに応えて、もうひとりの友人が、

「そうやねえ。今思えば、高校時代って本当になんっにも考えてなかったねえ。ただ毎日自分のことを考えて、時々『あの人が好きなんよ』とか『あんまり電話くれんのやけど私のこと好きじゃないんやろか』とか言うとったらよかったしね」

と。もちろん、その当時もそれぞれに色んなことがあって、友だち同士でも知らないようなことや、ただ表面化していなかっただけで同じような問題はそこに実はあったのかもしれないけれど。

「でもあの楽しい時間があったから、そんとき出来た友達が今も変わらずいてくれるから、こうやって頑張れるんじゃないの?」という話で結局落ちつきました。今回会った友人たちは、家で色々大変な問題を抱えていたり、介護士をしていて日々たくさんの高齢者の方々のお世話をしていたりもしているのですが、しんどいことがあり愚痴ることがあってもなんだかんだ言いながら決して不機嫌になったり周りに八つ当たりしたりすることなく、いつもニコニコして「もう~しょうがないなあ!」と言いながら周りの面倒を見続けてるんですよね。いわゆる「お勉強」はみんな(私も)昔っから苦手だったんだけど、田舎に帰るたびほんとに強くて賢いってのはこういう人たちのことを言うんだろうなあと思います。見習いたいよ、ほんとに。

そしてまたもらってしまったみかん。「こっちで今めっちゃ人気あるんよ!」という「紅まどんな」。すっごく甘くて爽やかでした!「せとか」の美味しさに匹敵するぐらい美味しかった!どこかで見かけたら皆さんも食べてみてくださいねー。

そして2日の夜は松山市内の姉一家のおうちへ。

姉夫婦と、姪っ子ふたり(大学4年、高校3年)、甥っ子ひとり(中学3年)がいます。インターホン押したら答えた声が思いっきり声変わりしてる甥っ子だったので、「会ってない間に変わっちゃったかな」と相方とびびりながら家に入っていったのですが、中身はやんちゃな甥っ子そのままでした。

やんちゃっていうか・・・・・・、なんだろう、周り曰く「素直でいいやつなんだけど、クラスの女子から『アイツまじうざーい』て言われてそう」な感じの天然男子?

突然おならはするし、しょうもないギャグやダジャレをずーーーーーーっと連発してるし、飼ってる猫を振りまわしながら連れてくるし、お前もうちょっとまともに思春期迎えてこい的な少年ぷりになんかほっとしたのでした。

でも突然

「ねえねえ、どら姉ちゃん、僕ねえ、ものすんごい勉強ができんで行ける高校がないんよ・・・。今選べって言われとるんが、1)自衛隊に入る、2)中卒で働く、3)商業高校に必死で勉強して入る、なんやけどどう思う?」

と聞かれた。自衛隊まで選択肢に入ってんのか。「僕の勉強見てやー!」と持ってきた英語の練習帳は真っ赤で、さらに採点後に自分で赤ペンで書き込んだ正解まで間違ってた。

とりあえず落ちつけ、ちょっとでもまだ勉強したいって気持ちがあるなら必死で受験勉強して商業高校目指してみたらええんやない?、あとはどうしても勉強嫌いなら手に職付けるのもええんやないのとか話をしながら、皆で焼き肉もぐもぐ。

食べ終わったら「トランプしよやー!」と叫ぶ甥っ子。


その後は夜遅くまで延々トランプ大会。「そろそろ帰らなきゃなあ」と時計を見るたび、「もう1回だけ、ね!すぐ終わるやつやけん!まだ帰らんといて!」とねだる甥っ子。そして神経衰弱でも最年少なのにしっかり最下位だった甥っ子(1組しか当てられなかった)。

頑張れ甥っ子!私はお前が可愛くてしょうがないぞ!


続く。