ゾンビ映画製作回想録 第1回 | 地獄のゾンビ劇場 ~ZOMBIE THEATER~

地獄のゾンビ劇場 ~ZOMBIE THEATER~

「地獄の血みどろマッスルビルダー」監督・深沢真一によるホラー映画雑学&雑談ブログ!

「面白いゾンビ映画を撮りたい!」

 

凄い映画を観た。
2本も。
久しぶりに映画館で感動。
どちらもゾンビ映画。
ホラー映画、特にゾンビものに目がなかった私は、
立て続けに封切られたそれらの作品を、
二作品とも公開初日に鑑賞。

 

どちらも小さな小屋での封切り。
ビデオバブルによるホラーブームも去り、
ひっそりと公開された感があった。
初日だというのに客の入りもまばら。
ところが、上映が始まるや客席のテンションは上昇。
観客は反応はすこぶる良かった。

 

時は90年代半ば。
当時私は二十代。
若干マッチョな会社員だった。

 

小学生の頃に観た「ゾンビ」に影響を受け
学生時代は8ミリ映画製作に熱中。
撮ったのは全てスプラッター。
ほんとにスプラッターだけ。
大学の映画科へ進んでもスプラッターのみを製作。

 

卒業後しばらく映画関連の仕事をかじり、
そこではたと気付く。
「俺は何でもいいから映画業界で働きたい、というわけじゃない。
ただひたすらホラー映画を作りたいだけ」

 

で、自主製作のための安定収入とプライベートタイムを求め、
普通の会社へ入社。
普通の会社員として活躍しながら
休日に短いホラー映画を撮っては地味に上映し、
「いつか凄い作品を撮って名を上げてやるのだ」
などとデカいことばかり言っていた。

 

そんな私をちょっと奮起させてくれた2本のゾンビ映画。

 

先ずは
「キャプテン・スーパーマーケット」
ご存知「死霊のはらわた」のコミカル度激増なシリーズ第三弾。
そしてもう一本、
「ブレインデッド」
グロい人体破壊描写の極致をコミカルに見せてくれた傑作。

 

こんな映画を自分も撮りたいなあ。
観客がストレートに反応してくれる映画。
誰もが楽しめる面白いゾンビ映画を。

 

そう思ってはみたものの、仕事に追われ日々忙しく、
企画を立ててもついつい手頃なサイズのショートフィルムに。
なかなか大きな一歩を踏み出せず。

 

そんなとき、ちょっとしたキッカケをもらった。
ホラー撮影に最適な絶好のロケ場所を父が提供してくれたのだ。

 

※後年、この作品として結実!(2021年5月追記)

 

 


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