どるどると愉快な仲間たち
インターンだったのか?
院長先生が現れ、新米先生が院長に説明。
ワンさん、院長先生来たら
好きすき攻撃が凄くて
新米先生の時は、なんだかワンさんも
空気をよんで一歩ひいた感じで
おとなしかったのに
12月30日から右の鼻から鼻血が出はじめ
今も絨毯やシーツにつくほどの量が
出ることや、散歩にも行くし
食欲も衰えず元気なことを伝えた。
院長先生の見解も
主治医と同じ見解。
犬の鼻血は人間と違うことなど
詳しく説明してくれた。
また、鼻腔内腫瘍の場合
抗がん剤ではなく、
放射線治療が有効だけれども
完治することはないという。
先生ははっきりとは言わなかったけれども
単なる延命治療にすぎないこと。
そしてその放射線治療も近県の福岡でも
でできるところがなく
愛媛や他県に通わないといけないこと。
もちろん、人間同様
1回の放射線で終わるわけではなく
週に数回あてなければならず、そのたびに
犬は麻酔をしなければならない。
もちろん治療費は、高額。
ゴールデンレトリバーは9歳ですでにシニア期で
当然彼女は、立派な11歳のおばあちゃん犬。
今まではボクたちもCTで調べて
今後の治療について
ご家族に判断してもらっていました。
でも、はっきりいってCTとっても
完治できる道がないんです。
だから今は、とることもおすすめしないんです。
院長先生、正直だった。
ワンさんの肩をがっちりとつかみ
お前 11歳かぁ~!
と、ワンさんに話しかけた。
先生のたった一言に
いろんな言葉がつまっていて
その途端、私は大泣きしてしまった
先生の言い方が、なんで11歳なんだよー!
チクショー!
って感じで。
老犬に麻酔をかけてCTをとることも
リスクがあり
そこまでやって、治らないものを
みる必要があるのか。。。
母と私は、お互いに同じ意見でした。
人間のエゴで放射線治療をして
数か月長生きしたとしても
彼女にとっては、治療の副作用や
長距離の病院通いは幸せではないと。。。
彼女のQOLを考えるならば、
たとえ彼女の犬生が短くなったとしても
住み慣れた家で母や祖母、猫たちと
おいしいご飯もらって、
散歩行って暮らした方が幸せなのではないかと。
先生にも、放射線治療をしないことを話した。
ただ、彼女がもし苦しんでいるようだったら
痛みをとってあげたいと。
今は痛みはなく、今後
顔の変形が起こることを言われた。
ネットで調べたのでわかっていたのですが
鼻腔内腫瘍は、腫瘍が骨を破壊し
顔をどんどん崩していく。
とてもじゃないけれど、
見られないような写真ばかりで
腫瘍で呼吸困難になり、眼球を圧迫し
皮膚をやぶっていく。
かわいい彼女の顔が。。。
つらい思いだけはさせたくない。
鼻血の細胞検査をおこなったけれど
はっきりとしたことはわからず
でも、恐らく鼻腔内腫瘍に
間違いないだろうということで
止血剤と痛み止めを処方してもらい
帰った。
祖母に帰って伝えると
トゥっちゃんに、私のお金使いなさい。
家族なんだから。
と言われ
また大泣きしてしまった
そんな私たちの思いを知ってか知らずか
彼女はいつものように
お気に入りのソファーで裏返って寝ていた
1月4日 かかりつけの動物病院に電話すると
受け付けているということで
ワンさんを乗せて慌てて病院に向かった。
お正月明けもあり、さらに混んでいて
待つこと2時間。やっと彼女の番がきて
診察台に抱え上げてもらう。
うちのワンさん、病院大好き
先生大好き
しっぽをぶんぶん振って
鼻血が出ていることも忘れて喜ぶ。
先生に状況を説明すると
犬の鼻血はね。。。
人間と違って、悪性腫瘍などの可能性が
高いからね。
とにかく、うちだとCTがないから
CTのある病院で見てもらわないと、
鼻血の原因がわからない。
先生から言われた病院は、
私の家から車で1時間ほどの病院。
すぐに先生に紹介をしてもらい、
午後から見てもらうことに。
休み中にいろいろ検索していたことが
現実になった。
やっぱり、ただの鼻血じゃないんだ。。。
運転中、涙が止まらず
泣きながら家に一旦戻り
母に状況を報告した。
外来は16時からで、受付をすると
すでにかかりつけの獣医さんから
連絡がきていたようで
受付カウンターの裏側に
ゴールデンレトリバー 11歳
女の子 トッティーちゃん
と貼られていた。
受付で
トッティーちゃんですね。
トゥッティーです。
あ!すみません。
トゥッテイーちゃんですね。
電光掲示板に数字が出たら、
診察室に入られてください。
と言われ、番号を渡された。
サッカー選手のトッティーから
名付けたわけではありません
獣医師が7名ぐらいいる大病院で
待合い室も患者(犬・猫)で
ごった返していた。
散歩をして待つことにしたけれど
なかなか順番が回ってこず、やっとの思いで
車から降りた彼女を
また車に乗せることに。
この頃は、何も介助するようなものはなく
彼女が自力で車にジャンプし、
お尻を押し上げてあげるのがやっとだった。
2時間ほど待ち、そろそろ待合い室に戻ろうと
車から降ろそうとするけれども、
もう降りたくないのか、体がきつかったのか
足が痛かったのか、まったく降りようとしない。
エサでつってもなかなか動かない。
座席を倒して、
私が抱え上げようとするけれども
28キロのゴールデン。
ベタっと寝られたら、ビクとも動かない
一生懸命、母と呼びかけ
やっと自ら、車から降りてくれた。
待合い室に行くと
小型犬ばかりで、大きな犬は彼女だけ。
人や犬が大好きだから、
みんなが友達だと思って
挨拶しようとする彼女。
それにひっぱられそうになりながら
落ち着いてもらうように、
話しかけて頭をなでる。
番号を呼ばれ
診察室に入ると若い先生。
ダメ医者あるある
パソコンと向き合って
私の持っていった鼻血の症状の動画も
ほとんど見ず、
ここ数日の状況をパソコンに打ち込む。
大丈夫かな。。。
この先生。
*熟睡しすぎて半目
彼女もうれしそうにしてるのに
患者をささっとみて、パソコンカチャカチャ。
そして先生いなくなり、待つこと数分。
2018年12月30日
友達が実家に遊びに来たので
我が家のワンさん喜んで玄関でお出迎え
ちぎれそうなくらい、
しっぽをブンブン振って
大喜びし、大興奮!
そんな大歓迎の中、友達に
鼻飛沫を飛ばしたと思ったら
まさかの鼻血
実は前日、彼女が爆睡中に
狼爪が足に食い込まないよう
爪を切っていたら、深爪してしまい
驚いて飛び起きたワンさん
ごめんねごめんね。
と思わず抱きしめ
驚いた彼女を慰めたが
止血するものの
年をとってもろくなことをしない娘に
そんな失態があった翌日の
鼻血騒動。
初めは、昨日の深爪の血が
ついたのだろう??
と思いつつも、不安になり
しかし、検索すればするほど
何一つ良いこと書いてなくて
不安で心配で。
そんな心配はよそに
彼女は食欲旺盛、元気いっぱい。
最近の心配といえば、
食べても食べてもワンワン吠える彼女の
認知症の疑い。
ゴールデンレトリバーの11歳
大型犬は悲しいことに寿命が短く
特にゴールデンレトリバーは
私の感覚だと、
ラブラドールレトリバーよりも
さらに短い気がする。
2代目ゴールデンとしてやってきた彼女は
先代の亡くなった歳と同じ歳になり
車に飛び乗るジャンプも低下し
2階の寝室へ上がる階段も
かなりためらいがあり
いろいろと老犬として考えてあげなきゃ
いけないね。という
生活スタイルの見直しの時期でもあった。
鼻血の原因は、
きっと乾燥してるから
鼻の中が乾燥肌で切れちゃったとか?
鼻の中にデキモノできて
鼻かじっちゃったとか?
猫の爪が鼻にひっかかったとか?
笑い話しで終わることを祈り
年明けの動物病院を待った。