友人が、「私の人生ってこんなものなのかなぁ、それなりに努力もしてきたし、人並みの幸せは手に入れたんだけど、何か足りない、空しい、つまんない。満足感が無い。」とのたまった。
眉目秀麗、容姿端麗、才色兼備で良妻賢母。3人も子どもを生んだと言うのに、芸能人顔負けのプロポーションに恵まれ、モデル出身かと思われる超格好いい会社経営者の夫までついている。。
彼女は、茶道をしているのだけれど、そのイケメン夫が、彼女のためにお茶室まで作ってあげたし・・・。
仕事はしたいけれど、フルタイムだと子どもの送り迎えができないからどうしよう、と言えば、夫が、一週間に一度のペースで、「顧客の奥様達をご招待するビジネスランチパーティー」という仕事を用意してくれたし・・・。
私から見れば、「何言っとるんじゃー、たわけ!何が足りないのよ、何が空しいのよ、どこがつまんないのよ」となるんだな。
人の欲求というのは、際限がない。
「何か物足りない」って何よ・・・結局、何でもあるから、何かがわからないんじゃないの・・・・と思って、彼女にそういうと・・・・
「kappappaは、社会に貢献できるものを持ってるでしょ、子どもや、大人にものを教えたり、大勢の友達がいたりさ・・・」。
うーん、そう思ってたのか。社会貢献かあ・・・。
マズローの欲求段階説を思い出した。人の最後の欲求は、自己実現欲求だった。
空しさをなくすには、自分が人から必要とされているってことを自覚することなんだって。つまりは、社会貢献することで、その自覚ができるらしい。
彼女は、それを充分に果たしていると思うんだけど・・・。やっぱり、無いものねだりだろうな。