ウィザードリー


【FC】RPG


※久々の回想録の記事です。本当はこれが半分メインのブログの予定でしたが、すっかり普段のプレイ日誌に押されています。以前、楽しみにしていると言ってくださっていた方々、本当に申し訳ございません。


さてさて、もうすぐ12/9にウィザードリーが発売されるみたいですね。

公式サイトはこちら!⇒ Wizardry 囚われし魂の迷宮


以前うにさんがウィザードリーについての記事 を書かれていました。


うにさんの方がウィズの鬼畜さや面白さを簡潔に書かれていますのでザッと知識を得たい方はそちらをご覧下さいね。(私のは例のごとくクドクドと細かく書いているので読まれる方は覚悟して読んで下さいw)


うにさんの記事にはデモンズキャラでウィズのキャラを描いた面白くも素敵な絵もありますので是非ご覧下さい!


ところでDSでの Amazon限定販売のWizardry ~生命の楔~についてなんですが、ろでぃさんの記事 でちょっと気になる情報をゲット。


なんだか昔のウィズとはちょっと違うみたいな感じですよ?私はあの昔ながらのウィズが好きなので、これではちょっとウィズではない感じですよね。


PS3のウィズは、一応自由に5種族の中から自由に男女それぞれキャラを作って遊べるようです。生み出したキャラクターは主人公として登録が可能で、その主人公の“種族”に対応した物語を楽しめるようになるらしい。つまり5種類のストーリーを楽しめるってことかな。


ただちょっと怪しいのが、現代風アレンジがしてあるってこと。どの程度のアレンジなのかな?機能的なことならいいけれど、そのDSみたいに昔の良さが残ってないのだったらちょっと悲しいかなぁ。


残念なことになってなければいいのだけど・・・。
ということでちょっと保留という感じです。


皆様のレビューを見てから決めたいと思っています。

今買ってもどうせできないしw


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



前置きが非常に長くなってしまいましたが、以下ウィズの回想です。


私がやったのはファミコン版です。


Ⅰ~Ⅲをやったのですが、どれがどれやら記憶がゴチャ混ぜ。だから間違った変な記述があるかもしれませんがその場合は遠慮なくご指摘下さいませ^^


以下、ウィズの概要をWikiよりほんの一部抜粋


コンピューターRPGの原点、古典と言われ、その後の多くのゲームに影響を与えたゲームである。特に「移動シーンと切り離された、コマンド入力によってキャラクタの行動を指示して、リアルタイムではなくターン制によって進行し、敵のヒットポイント(HP・耐久力)をゼロにすることで勝利となる戦闘シーン」と「戦闘を繰り返すことで経験値を蓄積してパワーアップし、徐々に探索範囲を広げていく」というコンピュータRPGのフォーマットはこのゲームで確立された。


つまりこのゲームは、今のRPGゲームの祖みたいなものと言えますよね。
ゲーマーとして、このゲームをやらずして何とする?

でもこのゲームの面白さや完成度の高さがそういってもいいくらいの素晴らしさ。デバッグの際にもある特定のバグとかはプレイヤーの楽しみのためにワザと残したらしいですよ。実際そのバグのおかげでとても楽しみました♪


さて、このゲームの概略を簡単に。


このゲームは線で描かれただけの単純な画像の3DダンジョンのRPG。
宿屋とか店も文字だけの表示。

ギルガメッシュの酒場、ボルタック商店、カント寺院とかありましたね。


しょうもないことですがボルタック商店のことは密かにボッタクリ商店と呼んでました(笑)本当のボッタクリはカント寺院なんですけどね。だって蘇生失敗しても弁償しないんだもん。


モンスターのグラフィックは当時にしてはキレイで洗練されていたと思います。


6人のパーティーで冒険を進めていくのですが、このキャラクリもいろいろ組み合わせがあって楽しい。ウィザードリーの醍醐味って、このキャラを可愛がって育成することじゃないかなぁ。大切にキャラを育ていくうちに、どんどん愛着が出てくるわけね。それだけに(後述しますが)消滅したときのショックは計り知れません。



キャラクリについて


1)種族を選ぶ


人間、エルフ、ドワーフ、ノーム、ホビットの中から選択。

種族によって職業の適正があるからここはどの種族をどの職業につけるかをちゃんと考えて、自分が構成したいパーティーの完成形をある程度予測して選ばないといけません。


2)性格を選ぶ


性格も善・中立・悪から選択
これも性格によって可能な職業や不可能な職業があるから注意。
忍者や盗賊は悪のみとか、僧侶やロードは善のみとかね。


確かⅡでは善と悪のパーティーで協力してクリアする所があったのでこの時は12人育てないといけなかった。でも中立のキャラを善悪兼用キャラにして成長の遅い職業にしておけば人数的にも効率がよかったね。
ただし中立だけのパーティーでは僧侶ができないのでクリアは不可能だった気がします。


3)職業を選ぶ


職業は戦士、盗賊、僧侶、魔法使い
上級職ではビショップ、侍、ロード、忍者があり、これは転職でなれる。
でも最初の性格などによってなれない場合もあるからこの上級職もみすえて選択しないといけないので最初の設定はかなり重要。


訓練場でキャラクリしたらいよいよギルガメッシュの酒場でパーティーを組んで冒険に出発。


でもこの冒険がまた過酷なのです・・・(ノДT)


以下、その過酷さをちょっと紹介。


①ダンジョン


最初の時はひとマス先しか見えない(方眼紙とペンが必須=自力マッピングしないとダメ)。なのに落とし穴や回転床や一方通行や見えない壁や扉、ワープゾーンなどあってマッピングが非常に困難。


僧侶呪文のミルワロミルワをかけてちょっと先まで見えるようにして進むといい。さらには魔法呪文のデュマピックで座標を確認すれば位置の把握ができてマッピングに便利。


いきなり強いモンスターが配置されているところもあって、思わず「汚ねぇー!」って叫びたくなることしばしばw アイテムとったらモンスター出現、やっと倒しても次のアイテムには更に強力なモンスターが守っているとか。まさしく運頼みのようなダンジョン階層もあり。


②宝箱の罠


このゲームではアイテムは戦利品や宝箱からの入手がほとんどだけど、この宝箱がまたひどい。罠が仕掛けられていて、ダメージ受けるだけならまだマシ。即死級の罠も平気であるので気が抜けない。


盗賊が一番罠はずしに長けているのでパーティーには盗賊が絶対必要。
忍者でも罠はずしはできるけど盗賊ほど上手くないのが難点。
僧侶の魔法カルフォで識別してから盗賊で罠をはずせば堅い。それでもひっかかることあるけどね。


警報:蓋をあけるとモンスター大集合の罠
爆発:レベルが低いパーティーなら全滅の罠
ガス爆弾:毒を喰らう(ダンジョン奥で回復系がなければアウト)
メイジブラスター:魔法系キャラだけへの呪いの罠。麻痺や石化する。
プリーストブラスター:僧侶系キャラへ呪いの罠。回復系が動けなくなる罠。死んだも同然
スタンナー:開けたものが100%麻痺する恐ろしい罠
テレポーター:テレポートするだけと思うが、テレポート先がいきなり強力なモンスターのいる階へいけば全滅の危機。また石の中に飛ばされたら問答無用で全滅。ある意味、最悪な罠



③キャラの不運


1)麻痺や石化


とにかく僧侶などの回復系のキャラが罠やモンスターの攻撃で麻痺したり石化すると全滅の危機に瀕する。麻痺の魔よけなどアイテムを持たせたいところだが、かなり終盤でないと手に入らないアイテム。また僧侶系を保険でもう1人パーティーに組み込む余裕も序盤ではないため序盤はつらい。

僧侶は大切にしないといけません。


2)クリティカルヒット


ダメージがたった1ポイントでも即死になる恐ろしい攻撃。忍者系のモンスターがその攻撃をしてくる。避ける手段は無し。ただこちらのレベルが高くなればその攻撃を受けにくくなる。こっちが忍者をつくってクリティカルが出たときはめちゃ気持ちいいけど、逆は恐ろしすぎるね。


3)エナジードレイン


レベルを下げられる攻撃。成長の遅い忍者などがこの攻撃を受けると悲劇そのもの。レベル13以上の忍者だと経験値70万以上も必要となるし、鍛え直す作業は気が遠くなる。これも1ポイントでも攻撃をくらえばレベルが下がると言う恐ろしい攻撃で防ぐ手段無し。

この攻撃を跳ね返すアイテムがあるのでそれが唯一の頼みの綱。


4)老化


HPやMPの回復には宿屋に泊まるのだが、宿屋に泊まるたびに年齢が上がっていく。このゲームの開始年齢は14歳~18歳くらいなんだけど、50歳を越えるとレベルが上がってもステータスが下がってしまう。
そしていずれ老衰で死ぬことに。宿屋に泊まっている最中に他界もありえる。
クラスチェンジとかでも歳をとるので注意が必要。馬小屋を上手く使うべし。


5)消滅


戦闘中に死亡したキャラを生き返らせるにはディという魔法があるが蘇生率が低い。それよりも上級魔法のカドルトはディで失敗して灰になっても蘇生できるが、これも戦闘中にどうしても生き返らせたい場合以外はあまり使わない方がいい。


カント寺院で蘇生するほうが成功率が高い。しかしカント寺院でも蘇生に失敗して灰になることあり。灰の蘇生さえも失敗したら完全消滅。そのキャラとは永遠にオサラバ。失敗しても料金は返って来ない・・カント寺院=ボッタクリ寺院。


延々育て上げてきたキャラが灰になった時のショックはなかなか大きい。
これで更に蘇生に失敗して消滅したら心が折れます。
何度貴重なキャラを失った事やら・・・。


④呪文の悲劇


1)ロクトフェイト(僧侶)


戦闘中の緊急避難の魔法。一瞬で城へテレポートできる。が、装備やアイテムが100%なくなっているのでよほどでなければ使えない。命さえあればいい!っていう究極の状態の時に使うべき切羽詰った時に使う呪文。


うっかり間違って使ってしまった時・・・その絶望感は例えようがない・・・。


2)マロール(魔法使い)


キャンプ中に唱えれば座標指定をして安全にテレポートできるが、戦闘中に回避するためにこの魔法を唱えると、どこへ飛ばされるかわからないので危険。
たいていは上か下の階へ飛ぶが、へたすると石の中。もちろん石の中へ飛んだその時は全滅。ウィザードリーの世界では100%確実なことには必ず代償があり、代償のない確実な安全策といったものが見当たらないマゾさ。


運に左右されることも多かった。

キャラの能力値の運はこのゲームでは結構重要かもしれないです。



裏技


1度普通にクリアしたら、今度はこの裏技で2倍も3倍も楽しめるのがウィザードリーのいいところ。いくつか裏技を紹介します。


①経験値稼ぎ「デーモン増殖法」


これは有名な「グレーターデーモン」「アークデーモン」の増殖技。


まずこの増殖目的のデーモンを含むモンスター集団に出会ったら、それ1匹になるように攻撃する。敵の呪文を封じ込める呪文や、ACを下げて防御力を上げる呪文も唱えておく。


ハマンかマハマンならば強力な魔法を唱えるモンスターでも100%黙らせることができる。唱えたものはレベルが下がるがこの戦闘終了後にはそれを補って余りある経験値がもらえる。


1体残ったモンスターが仲間を呼ぶので、ある程度増えたら増えた分だけを殺して1匹残しておく。これは最高800匹とか倒し続けた経験があるので思い出深い裏技。


友人と旅行に出かける直前までこの増殖をしていて、キリがつかないので電源を入れたまま出かけ旅行中も早くグレーターデーモン倒しの続きをしたくてソワソワ。戻ってまた続きをするというハマリよう。今考えれば友達に失礼だったですね。心はグレーターデーモン一色でしたから。


②石の中にテレポートした時の脱出技


石の中や堀に飛び込んだり、空中に放り出されて落下死などのテレポートだと全滅になる。「おおっと!石の中!」って表示がでるのだけど「おおっと!」じゃないよ!と怒りたくなるね。とにかくこの表示がでたらすかさずリセット!
冒険の再開でこの時のキャラを呼び出す。冒険を再開するとキャンプ状態から始まるのだが、このキャンプは現時点で石や堀の中でキャンプしている状態となるため、このまま絶対キャンプは解かない。


ここで自分が何階の石の中にいるのかさえ把握していれば、マロールの呪文で1階を座標指定すれば無事生還。何階だったか忘れてたらマズイので常に階層だけは把握しておかないとこの裏技も使えないので注意。


ちなみにリセットのタイミングがちょっと遅くてリセット技を失敗し「ロスト!ロスト!ロスト!・・」って表示された時は頭の中が真っ白になります。私?もちろん経験者ですよ。


③マフィーズゴーストでレベルアップ


ウィズⅠでの裏技。1階にマフィーズゴーストと言うモンスターが固定で出現するポイントがある。そこで倒してキャンプをしたらまたすぐに現れる。


連射機能のあるコントローラーがあればAボタンとBボタンの微調整をするだけで、ドンドンそいつを倒してキャンプをはることの繰り返しが可能。1回目の時にやると楽しさ半減なので、これは1度クリアしてからやるのがお勧め。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

他にも色々あったかもしれないけれど、裏技としてはこのくらいかな。もちろん全滅寸前でリセットするっていう裏技とも呼べないやり方もあったけどね。


「いにしえのゲーマー」みゆのゲーム部屋
↑実家で見つけたファミコンカセット!懐かしい~♪


ウィザードリーは猛烈にハマッたゲームの一つでした。女神転生と同じくらいハマッたかも。モンスターのグラフィックは確かにキレイだったけど、それ以外グラフィックに関しては華やかさはなかったように思います。むしろ簡素。


でもかえってその線画だけの世界が自分の想像の世界を展開させやすかったのかもしれないですね。


キャラ育成の楽しさ、アイテム集めの楽しさ、それを簡単には遂行させない鬼畜な設定の数々。このバランスが絶妙だったのでしょう。


グレーターデーモン殺しの痕跡やマッピングシート、いろんな覚書のメモがまだあります。それらがいかに過去にはまったかを物語っている。それを未だに保管している私もすごい。


参考⇒ 「過去のゲーマー時代の痕跡」


こんな感じのゲームがまた出ないかなぁ。あ、でも今はちょっとマッピングする気力がないのでマップだけはオートマッピング機能があったら助かるかな^^