Bonnie Pink 「Let go」

デビュー時のロックサウンド、そしてスウェーデンの名プロデューサー、トーレ・ヨハンソンとのスウェディッシュ・ポップの流れを行ったBonnie Pink。

ポニーキャニオン期を経て、ニューヨークで長期休養を行ったBonnie Pinkがレコード会社をeast west japanに移籍して、オリジナルとしては通算4枚目のアルバムをリリース。とにかく、これまでのBonnie Pinkには無かったサウンドを届けてくれます。

ミッチェル・フルームを共同プロデューサーに迎えて、ちょっと暗めのアコースティックナンバーで色を染めてくる。まったり、しんみり、それでいて爽やかだったり、どこかしらアンニュイだったり。激しさよりも味わい深さで聞かせてくれます。

ミニアルバム的なシングル「Daisy」は今回のアルバムに含まれていないものの、カットを含めて3枚のシングルを収録。特に、先行ナンバー「You Are Blue, So Am I」のちょっと内省的な歌詞が、この時のBonnie Pinkの心情を表しているのでしょう。

ジャケットの方は、とにかく解放されたい意思が込められているかのように、伸び伸びしているBonnie Pinkが印象的。初回盤は紙ジャケット仕様です。

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