早いもんで1月も終盤、1月最期の週末。
外は久しぶりの雪景色。
おかしいかな、心持ちワクワクさせるような、
何だかそんな新鮮な感覚がします。
最近僕のとっておきのベストチルスポット、
自宅、自身の部屋、西側の作業台。
僕の部屋の窓は西側に面していて、
太陽が沈みゆく様をマグカップ片手に、
いつものスウェットでいつもの音楽聴きながら
いつものマインドで拝む事ができる。
そこにあるのはごく普通の段々畑、そしてその先に広がる山々。
お世辞にも特別美しくもなく、やっぱりなんてことは無い景色だけど、
それでも、それでも夕日の時間だけは化けるんだ。パッとね。
昔はよく2階の屋根にクッション持って登って、
寝転んでぼーっと眺めてたっけなー。
いっつもばぁちゃんに叱られたなーなんて、
ばぁちゃん死んでもないのに回想モード。
そんな自分がおかしくて
雪が舞う、いつもよりきれいな夕日を前に
1人笑いながらも意識はすでに他へ。
僕にはこの景色を見る度にいつも思い出す景色がある。
3回も行ったらそりゃあ色々あったけど、
財布とられた事もあったし、ぼったくられたこともあったけど、
何だかんだ、僕の中で怒りとは無縁の国、ネパール。
サビンやプロミス、キリク、それに何回も口説いた布屋の可愛い店員さんが暮らしてる、
景色も建造物もスピリチュアルで、人々も最高にハッピーでピースな国。
あそこで僕は色んな事に気づかされたし、反省させられた。
例えば、人種に壁なんか無いってこと。
例えば、自分なんてちっぽけで、64億人の1人ってこと。
人生の事、家族の事、友人の事、恋人の事、自分の事、
本当に色々考えながらネパールでも毎日欠かさず夕日を眺めた。
中でも印象深いのがチトワン(ジャングルにある楽園)の夕日。
残念ながら写真を引っぱり出す気はないんでそれぞれが想像して欲しい。最高の夕日をね。
確かファルコンはアジアの洗礼真直中だったっけな。(発熱、下痢、嘔吐)笑
一緒に行ってたなっちゃんとブラブラしてから薬屋探したけど無かったから
レッドブル(炭酸無し)を買って帰ってやったのを思い出す。
そしたら青い顔して出てきて、一言。
『それよりトイレットペーパーくれ!!』
笑
そのくだりは置いといて、
そこから見える夕日が最高に奇麗で思わず息を飲んだんだ。
嘘だと思うんなら騙されたと思って是非行って、確かめてみて欲しい。
やっぱり息を飲むと思うから。
その夕日にね、僕の部屋から見える夕日がかぶるんだ。
似てるって言うよりは、この夕日を見ると、いつも思い出すんだ。
合計3回、総滞在期間2ヶ月ちょい。
僕にとっての桃源郷、ネパール。
なんて言うか、こう、ストレスから開放してくれて、
いつもより少し優しくなれたり、
ピースでハッピーなマインドにしてくれるんだ。
あそこでの思い出を振り返る度に僕は旅に出たくなる。
ふと窓を開け見上げたら、穏やかになった風に運ばれる雲の切れ間に月が。
こういう景色に出会う度に、ここに生まれて本当に良かったと思う。
ずっと昔に、僕はここで暮らすと決めたから、
できるだけストレスなく、ここで楽しく、穏やかに暮らしていくために、
もうそろそろ、ちゃんと生き方ってヤツを決めなきゃならない気がしてます。
逃元凶じゃなくて桃源郷。
ストレスを遠ざけたり、逃げるんじゃなく、
ストレスが限りなく少ない生活が欲しいんだ。
次は2月半ばにベトナム行ってきま~す。
夕日が気になる人は夕方狙ってお茶でもしにどうぞ~。