「アメリカン・アドベンチャー」は、エプコットのワールドショーケースにあるアトラクションです。ワールド・ショーケースの中心にあるパビリオンで、東はイタリア館、西は日本館に隣接しています。実はエプコットの最南端です。
このアトラクションの2階ロビーには、絵や格言が掲げられています。ウォルト・ディズニー、サミュエル・ウォルター・フォス、アルーシア・ギブソン、チャールズ・リンドバーグ、アーチボールド・マクリーシュ、ジョージ・マガー・マッカーレン、ハーマン・メルビル、エイン・ランド、ウェンデル・ルイス・ウィルキー、トーマス・ウルフの言葉があります。
メインロビーを通り、シアターに向かうと、ホール・オブ・フラッグにあるエスカレーターまたは階段を上ります。ここにはアメリカ合衆国に関する旗が掲げられています。独立戦争の旗、植民地の旗、土地所有権のあった諸外国の旗があります。全部で44の旗があります。
【アトラクション】
シアターへ移動するには、メインホールからエスカレーターまたは階段を使います。2階に上がるとシアターの入り口があります。シアターは座席があります。スクリーンの幅は23メートルもあります!
ショーが始まる前に、座席の周りにある左右6ずつ、計12の像に気づくでしょう。これらは「アメリカのスピリット」です。シアター左側には後ろから個人主義、改革、未来、独立、思いやり、発見。シアター右側には後ろから自由、遺産、開拓、知識、自立、冒険。これらの像はショーのフィナーレでスポットライトが当たります。
このアトラクションでは、オーディオ・アニマトロニクス、映画、セットの移動、音響・ライトの特殊効果などがふんだんに使われています。30分間のショーの最後には、アメリカ史の出来事や偉大な人物が現れます。しかし、全てではありません。
アメリカン・アドベンチャーでは、ホスト役としてベンジャミン・フランクリンとマークトウェインが登場します。
シーン:ピルグリムとメイフラワー号、ボストン茶会事件、独立宣言書の執筆、フォージ渓谷と独立戦争、奴隷制度と南北戦争、ネイティブ・アメリカンの苦悩、フィラデルフィアでの博覧会、ヨセミテ国立公園の設立、第一次世界大戦と第二次世界大戦、アメリカ近代史の出来事と偉大な人物の映像。
このアトラクションの最後に流れる「ゴールデン・ドリーム」は、2018年2月に最新のものに変えられ、音楽も再録音されました。新しく追加された人物は、作曲家ジョン・ウィリアムズ、天体物理学者ニール・ドグラース・タイソン、バレーダンサーのミスティ・コープランド、バラク、ミシェル・オバマ大統領夫妻、マドンナ、ビヨンセ、マーク・ザッカーバーグ、イーロン・マスク、ビル&メリンダ・ゲイツ、クインシー・ジョーンズ、マイケル・フェルプス、セリーナ&ビーナス・ウィリアムズ、レブロン・ジェームズ。
【上手く回るコツ】
車イスのゲストは、メインホールに入る際にキャストメンバーに伝えましょう。シアターの入り口がある2階まで、グループ全員がエレベーターで案内されます。
座席は通常の広さです。車イスエリアはシアター後方にあります。
電動車イスの場合は、混雑時などは動きづらくなることもあるので気をつけましょう。
アメリカン・アドベンチャーでは、聴覚に障害を持っているゲスト向けのレシーバーが利用できます。
英語が理解できない人のための翻訳装置であるイヤー・トゥ・ザ・ワールドが利用できるアトラクションです。フランス語、ドイツ語、日本語、ポルトガル語、スペイン語で内容が翻訳されます。詳しくはキャストメンバーに尋ねましょう。
アメリカン・アドベンチャーでは、字幕投影システムが利用できます。
【トリビア】
このアトラクションのオリジナル案では、3人のホスト役が必要でした。アメリカ合衆国の各世紀を代表した人物を選出する予定でした。ベンジャミン・フランクリンは、18世紀から、マークトウェインは19世紀から選出されました。20世紀は時代が変化したので、ウィル・ロジャースやウォルター・クロンカイトのようなイメージを決めてしまうような人物を取り上げるのをやめ、2人のホストだけでショーを仕上げることに決定されました。
合計35のオーディオ・アニマトロニクスが使用されています。登場順で:ベンジャミン・フランクリン(3体)、マークトウェイン(3体)、トーマス・ジェファソン、ジョージ・ワシントン、ワシントンの馬、フォージ渓谷の2人の兵士、フレデリック・ダグラス、南北戦争時代の家族(父、母、赤ちゃん、娘、2人の兄弟)、ブレーディー(南北戦争時代のカメラマン)、ジョセフ・チーフ、アレクサンダー・グラハム・ベル、アンドリュー・カーネギー、スーザン・アンソニー、セオドア・ルーズベルト、ジョン・ミューア、1929年大恐慌時代のガソリンスタンドにいる4人の男性と犬、ウィル・ロジャース、リベット工のロージー、2人の戦艦乗員(1人は男性、1人は女性)。
ベンジャミン・フランクリンが、トーマス・ジェファソンの研究のときに階段を上るシーンがあります。これは、オーディオ・アニマトロニクスが段をつけて持ち上げているので、階段を上っているように見えます。きちんと1段ずつ降りているように見せています。
このアトラクションでは、たくさんのオーディオ・アニマトロニクスを使用し、またシーンの展開のために、シアターの下に広さが20×11×4メートル、175トンの重さの動く装置を備えています。10の異なるセットがあり、シーンに応じてそのセットが前後に移動します。これらはすべてコンピューターで制御されています。
このアトラクションで聞くことのできる曲の一覧です:
●「ニュー・ワールド・バウンド」…プリマスロックにピルグリムがメイフラワー号から上陸するシーンで歌われます。
●「イン・ザ・デイズ・オブ・’76」…独立戦争をテーマにした曲です。
●「2人の兄弟」…2人の兄弟が南北戦争で敵同士になってしまう物語を歌っています。
●「ブラザー、キャン・ユー・スペア・ア・ダイム?」…1929年の大恐慌時代のガソリンスタンドでバンジョー奏者が歌います。
●「アイル・ビー・ホーム・フォー・クリスマス」…リベット工ロージーのシーンで使用されています。
●「ゴールデン・ドリーム」…ショーのフィナーレの曲です。
現在、「ゴールデン・ドリーム」のみCDアルバムに収録されています。
アメリカン・アドベンチャーは数回リニューアルが行われています。1993年では、ベンジャミン・フランクリンとマークトウェインの新しいオーディオ・アニマトロニクスの導入や最後の映画のリニューアルが行われました。最後の映画で登場する人の一覧です:ニール・アームストロング、レオナルド・バーンスタイン、ジョニー・カーソン、ウォルト・ディズニー、ボブ・ディラン、アルバート・アインシュタイン、ドワイト・アイゼンパワー、ジュディー・ガーランド、ダン・ジョージ、アレックス・ヘーリー、ジム・ヘンソン、ボブ・ホープ、「マジック」ジョンソン、ジョン・F・ケネディー、ビリー・ジーン・キング、メアリー・マーティン、マリリン・モンロー、エルビス・プレスリー、メアリー・ルー・レットン、サリー・ライド、ジャッキー・ロビンソン、エリノア・ルーズベルト、フランク・シナトラ、グロリア・スタイナム、ライアン・ホワイト、フランク・ロイド・ライトなど。
このアトラクションは、2007年6月に再度リニューアルが行われており、映画のラスト45秒間が新しくなりました。
【データ】
パーク:エプコット
エリア:ワールドショーケース、アメリカン・アドベンチャー館
オープン日:1982年10月1日
定員:1024人
所要時間:約30分
コースの長さ:-
ジーニープラス:未対応
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最終更新日:2023年6月8日
最終更新日:2023年6月8日