■はっきりいうと嵌めたのは鳩山ライン


西村真悟議員に有罪判決 組織的犯罪処罰法違反は無罪

http://www.asahi.com/national/update/0207/OSK200702070030.html

(朝日)


自らの弁護士名義を他人に使わせて違法な報酬を得たとして、弁護士法違反と組織的犯罪処罰法違反の両罪に問われた衆院議員西村真悟被告(58)の判決が7日、大阪地裁であった。中川博之裁判長は「法曹としての社会的使命を見失った無責任な行為だ」と述べ、弁護士法違反罪の成立のみを認めて懲役2年執行猶予5年(求刑懲役2年、罰金100万円、追徴金約836万円)を言い渡した。同処罰法違反罪については「違法な報酬を得たとしても、弁護士法違反罪の中で評価されるべき性質だ」と述べ、無罪を言い渡した。検察側は控訴する方針。

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西村被告は判決後、大阪市北区の司法記者クラブで記者会見し、「不祥事を起こした軽率さに対し、国民の皆様に心からおわびしたい」と謝罪した。しかし、議員辞職については「(判決で)予想以上の厳しい指摘を受けたが、国会議員としての職責を全うし、(北朝鮮による)拉致問題に取り組む思いは変えない」と述べ、今後も議員活動を続ける意向を示した。


この事件に関しては様々な「陰謀論」も巻き起こりましたが、西村さんは粛々と反省の弁を述べ

られています。

しかしこの事件は原理原則の部分もあり、やや首を傾げたくなるのも確か。


政治家と弁護士の二束の草鞋というのは国会議員の中に多々見受けられますが

国会会期中に弁護士業を継続されている政治家は他にもいます。


本来事務局長などが弁護士の職務を代行することは一般的で、通常は弁護士の補佐として

遂行していると言う形式で動く。

ただし、丸投げとなると告発を受けた場合は逃げ道がない・・・そんな事件でしょう。


他の弁護士を兼業している政治家の中には、今回の事件を他人事とは思えないって人も

いるはず。


つまり普通はなかなか立件されるような事件ではありません

しかしいざ捜査当局が動くと原理原則で厳しい司法判断が下される・・・という犯罪。


陰謀論とするわけではないですが、

やはり某かのスパイスがないと動かない事件です。


ただしこれは複数の当局筋にあたりましたが国策捜査の可能性はないでしょう。


はっきり言うと民主党執行部が動いたのは間違いない。

誰とは言いませんが「鳩山」ラインでしょう。


確かに所謂郵政造反組との新党構想もあったでしょうが現実問題として

比例区復活の西村先生のおかれたお立場としては身動きが取れない状況は確か。


このあたりは徒然なるままに@甲斐田新町さんがわかりやすい。


西村 眞悟を炭化させた、晴天の霹靂

http://tk01050.blog27.fc2.com/blog-entry-18.html


ただ私が思うのは、よく言われる拉致問題との絡みは薄いかと。


確かに民主党は魑魅魍魎の背後組織が蠢いているわけですが

それらを諾々と受け入れているのは立党初期からの鳩山構想なわけです。


旧社会党勢力が西村先生を煙たく思っていたのは確かでしょうが

自分たちが党内で埋没しないように必死でそれどころではなかった時期。


あの時期に西村先生をどうしても排除したかった人がいる。

このあたりは説明をするとかなり長くなるんで後日に書きますが

はっきり言って鳩山ライン


ラインというのは鳩山幹事長自身の考えというより、民主党のコントローラーで

ある国際的なリベラルネットワークとの関係を含める意味です。


民主党というのは小沢さんが顔になっていますが、民主党というのは

やはり=鳩山さんなんです。


これは一部分の話でしかないのですが

例の恒久平和調査局設置推進の動きでも民主鳩山の方針が垣間見えます。

民主と言えば小沢さんの辣腕が表に出ていますが、

もっとも恐ろしい人物で注意しなければならないのは鳩山さん。

(普段馬鹿っぽく振舞っている姿に騙されてはいけない。かなりのしたたか者)


この「第二次世界大戦中の歴史的事実を調査する恒久平和調査局を設置する法案

(国立国会図書館法改正案)」が元々公明党主導で推進していたのが、いまは鳩山主導。


先日も書きましたように実はこの法案は例のSWCが強く求めていました。

面白いことに・・・SWC幹部が来日し、公明党幹部と会談し法案推進を強く要請し

公明党も「頑張ります」と回答したのが小泉政権発足のわずか1ヶ月前


まさに小泉政権発足など夢とも思っていなかった時期です。

で小泉さんは公約である「靖国参拝」のために、障害となる可能性のあるこの法案推進の

動きには懸念を持っていたと。

そのあたりから公明主導から表向きは民主主導に移っていきます。


反日南京映画と創価学会

http://ameblo.jp/disclo/entry-10023843664.html


で私が言いたいのはこの公明党や民主党なんていうのは

SWCとの関係や人権擁護法・男女共同参画・フェミニズム推進で見るように

国際偏向リベラルネットワークを通じて、いわば同じ穴の狢なわけです。


そのリベラルネットの民主党窓口は旧社会党グループでも

解放同盟グループでもない。やはり鳩山さんなのです。


鳩山さんといえば一郎さんがメースンだったのに自分がなれないから

友愛を連発してロッジにアピールしているって言われているんですが、

実際のところはこの国際偏向リベラルネットのキャッチフレーズを

好んで使っているだけってことでしょう。


で先ほどあの時期って書きましたが

平成15年の自由党との合流後、当初の民主党方針が大きく揺らいだ時期

ということです。

鳩山民主はあくまで国際リベラルの方針と合致した党運営以外は

認められないわけです。

かと言って政権交代を望むなら自由党との合流やむなしと。

当初選挙では党勢を拡大しましたがその後内部のイデオロギー対立も露呈。


そして結果は平成17年の総選挙です。

まさに西村先生逮捕の二ヶ月前。


つまり党勢拡大のためと自由党と合流しましたが、鳩山さんは一時失敗だったと

悟ったでしょう。

では旧自由党の面々はどうなったのか?


それは小沢さんを見ればいい。

民自合流後は即旧社会党グループと連携して党内基盤を構築。

靖国に関する考えも180度転換と言っていいほどの変節を見せています。


小沢さんは自分が生き残るにはどうしたらよいかを即座に判断したのでしょう。

小沢さんは党の将来ビジョンどころではなかった。


では鳩山さんはというと

民主党は国際リベラルネットのテーゼと合致している限り政権獲得の可能性は

今でもあると信じている。


党内に保守グループが居ても党利党略でもってコントロールできる。

ただし、西村先生は無理。

知名度と露出、それと声がでかい


一歩間違うと国際リベラル日本支部民主党の「」になってしまう。

細かな情報を書くとまだまだ続くんですが

とにかく「どうしても」西村先生を排除したかった「ライン」はここしかありません。


鳩山由紀夫幹事長とはいいません。


ただ


西村先生を嵌めたのは「鳩山ライン」です。


西村先生の判決事実は事実として反省せねばならない。

でもこの事件は

スパイスがなければ立件されないはずの事件だったことは

忘れてはなりません。