鳩山由紀夫首相のもとで支持率が下がり続けていた民主党。「複数区には複数候補」の号令で2人ずつの擁立が決まった大阪、京都、兵庫の各選挙区では共倒れの危機に見舞われながら苦戦を強いられている。4日の菅直人新首相誕生に各立候補予定者の陣営は一様に歓迎ムード。関係者から「ようやく戦える」との声が上がった。

 「菅総理のもとで再出発させていただきたい」。この日夕、帰宅途中の会社員らが行き交う大阪・淀屋橋の街頭に立った現職の尾立源幸氏(46)=大阪選挙区=は、参院本会議で菅氏に票を投じた後、すぐに帰阪した。

 事業仕分け人としても活躍する尾立氏だが、党の米軍普天間飛行場問題や政治とカネの対応をめぐっては逆風を受けてきた。しかし、この日の演説は、これまでと違う手応えを感じたという。

 また、兵庫選挙区の現職、水岡俊一氏(53)陣営の担当者も「街の人の表情はまだ厳しいけれど、柔らかさを感じるようになった」と首相交代効果を実感。「菅氏は市民派出身。人の命を大事にする政治を推進してくれるだろう。われわれも同じ歩調なので、歓迎したい」と話した。

 「政治とカネ、リーダーシップの欠如という支持率の急落につながった問題が鳩山、小沢一郎両氏の辞任で払拭(ふっしょく)された」と一息ついたのは、現職の福山哲郎氏(48)=京都選挙区=の陣営幹部。それでも「共倒れしないよう、府連が一致結束し、まずは福山氏を通すためにやってきた。代表が代わっても方針は変えない」と冷静に受け止めた。

 一方、小沢氏の肝いりで“2人目”として立つ陣営も菅氏に期待する。

 新人の岡部まり氏(50)=大阪選挙区=はこの日、大阪市内の商店街などで街頭に立った。岡部氏は「鳩山氏とともに民主党の礎を築いた功労者。豊富な経験と政治手腕を駆使しリーダーシップを発揮してほしい」と菅氏に期待を寄せた。

 また、出馬表明の際、小沢氏とともに記者会見した新人の三橋真記氏(32)=兵庫選挙区=の陣営幹部は「クリーンな民主らしい代表に代わったことは信頼を取り戻すために意義深い」とする一方、「公募で選ばれた立候補予定者の一人であるだけで、『小沢チルドレン』ではない」と強調した。

 一方、衆院議員(比例近畿ブロック)から異例のくら替え予定で、孤独な戦いを強いられている河上満栄氏(39)=京都選挙区。4日の自身のブログで両院議員総会に出席したことに触れ、「小沢一郎前幹事長がご着席でしたので、ご挨拶(あいさつ)をさせて頂きましたところ、『頑張ってるか?!』と満面の笑みで力強い握手をして頂きました」とつづったが、「辞めた(鳩山氏、小沢氏)2人の意志を受け継いで、襟を正して活動していかなければならない」と気を引き締めた。

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