効率を追い求めること(英語の上達法) | カナダ・トロントの少人数語学学校DEVELOPからの英語Tips

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ネイティブ講師の居ない「英語塾」。本気のコースで人生を変えよう!

Kumikoです

日本の某S社に代表される、「スピード」を追い求める英語業者の影響か、最近はますます
なんとかして速く英語を学べないものか
と考える方が多いような気がします(あくまで私の体感ですが)。

その気持ち、すごくわかります。誰だって無駄な努力はしたくないし、英語以外にも人生いろいろ大切なことがありますもんね。
しかし、私の意見は、昔も今も
英語はある一定の時間と努力を費やさなければ上手にならない。
というものです。
つまり、英語がうまくなりたいなら、問答無用で一生懸命勉強してください!
ってことなんです。

ただここで誤解してほしくないのは、もちろん
効率の良い・悪い
は存在するっていうことです。

たとえばDEVELOPの翻訳家養成コースIELTSコースCELPIPコースでは、単語テストをやっていますが、
単語を覚えなければいけないことには変わりない
というのを前提として、効率の良い覚え方 というのは存在します。
もちろん同じ量を覚えるなら1時間よりも30分で覚えるほうがいいわけですよね。

もっと効率の良い覚え方はないだろうか?
という追求は大事だと思います。
それに対して、
単語を覚えることなくボキャブラリーを増やすことはできないだろうか?
という考えはナンセンスだと思います。
この違い、わかりますか?

スピーキングに関していえば、英語のネイティブの友達や恋人をつくれば一番上達が速い。という伝説がまことしやかにささやかれているわけですが、私はむしろ、
かなり遅い勉強法
に分類されるのでは、と考えています。

というのも、私がいつも生徒様に申し上げている、
インプットを10やってようやくアウトプットが1できる。
という当たり前すぎる事実に照らし合わせて考えると、たとえばネイティブの友達と週1~2回、飲みに行ったりして2~3時間一緒に過ごす。でも、その時間のなかで新しい単語や表現を得られる機会というのはどれくらいあるのでしょう?

もし新しい単語をネイティブの友達が使ったとしても、まず1回目はスルーしてしまいます。(なんのこっちゃ?でも大意としては理解できるしいっかぁ~)という感じ。新しい単語が出てくるたびに教えてもらうようでは、友達ではなく、先生と生徒の関係になってしまいますしね~(向こうが嫌になってしまうと思います)。
新しい単語や表現は、まず5回以上は短い間隔で聞かないと覚えられません。ましてや、それを自分で使ってみるというレベルとなると・・・やはり10回くらい聞かないと難しいと思います。(インプット10回に対してアウトプット1回 という法則です)。
果たして、生身の人間であるネイティブの友達は2時間のうちに10回も同じ単語・表現を発するでしょうか?

それを考えると、家でCDを何回も再生して、それを実際に口に出して言ってみるというほうが、よほど効率が良いと思いませんか?

私はネイティブの友達を作ること自体に関しては賛成派です。英語だけでなく、いろいろ学べることがあると思いますし、単純に、文化交流として日本人同士の友達とは違った面白さがありますよね!

また、英語の学び方として、
「自分は人としゃべることでしか英語は勉強できない」
と自己分析されている方もいらっしゃいますし、それはそれでアリだと思います。
しかし、大半の方は、それほどはっきりと自己分析しているわけではなく、
ネイティブの友達を作れば速く英語が伸びる。
というウワサ(?)を頭から信じ込んでいるだけ、という場合が多い気がします。

ネイティブの友達と週2~3回しゃべっているから大丈夫。
もしくは、
ネイティブの友達が居ないから英語が伸びない。
という思い込みから解放されてみると、実はすんなり英語が伸びるかもしれませんよ?

こちらの過去記事も参考にどうぞ。
「至極まっとう」な正直者!
ネイティブの恋人は英語力アップに有効か?を検証する

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