健康的ニンニク脂まみれ -ラーメン二郎(一之江) | 丁稚烏龍帳

丁稚烏龍帳

today,detch stood live on the earth,too…

                              10月25日(土)

 土曜日です。早起きです…いつものことながら(^^。土曜日の朝が一番好きなんですね。最高なのは、金曜の夜から車で出かけて、翌朝目覚めた時かな。金曜から遊びに行くと、一日遊んで帰ってきても、もう一日あるからなんだかとても充実した週末が過ごせる気がする週休二日制に多謝…ああ、野宿。


 早く起きた朝は、朝から洗濯です。靴も洗っちゃいます。洗濯機が止まったら、パタパタ洗濯物を干しまして、今日の日常業務終了。時刻は九時半過ぎ…さあ、今日は何して過ごそうかしら。

 そうですね、最近自転車こいでないから、少し漕ぎ出してみましょうか。高校生の頃から付き合っている愛車君。立石に越してきた時も、自宅から乗ってきました…さすがにあれはお尻が痛かった(苦笑)。中野に行ったり、戸越に行ったり、以前は結構ポタリングしていたのですが、最近はとんとご無沙汰。年とともに出不精になって、並行してデブ性になつてく自分に歯止めをかけなければ…ああ、野宿()


小岩の裏路地で  タイヤに空気を入れまして、れっつらご。本日は奥戸街道から中川沿いを南下、森永乳業の工場先で西に進路を切り替えて、と。あら、小岩と新小岩の真ん中にこんな魅力的な商店街があったのね。朝七時からやってる喫茶店では、団体さんが生ビールを酌み交わしています。思わず足を止めてしまいました
()。看板によれば、平日は七時から、土日はお客さんがみえたら開けるんですって。ちょっと散歩がてらに来るには遠いけど、今度のぞいてみようかしら。

 お、この居酒屋さんも古い佇まいでいいね、パン屋さんの前では自転車のお父さんがサドルに腰掛けたまま、大量のパンを店頭で受け取ってるし、小岩式ドライブスルーですな。さらには、これが噂の小岩でトルコライス屋さんですかぁ…なんて偶然であった商店街散歩を楽しめるのも、自転車散歩の楽しさ。さて、小松橋を越えて環七の裏通りを南下して、大杉に着いたのが1015分。んー、小腹が空いてきたから、お昼食べていこうかなぁ。でも、お店開くの11時なんだよなぁ…あ、黄色い看板がありますね。ええ、ブッ(後略)ですか、古本屋さんを物色しながら、少し時間つぶししましょうかね。


黄色い看板  二冊ほど古書を購入いたしまして、時刻は
11時五分前。じっくり見ていてちょっと出遅れた感がありますが、あとは環七をまっすぐ。14号を越えて、首都高小松川線をくぐり新宿線の駅のすぐ先に、これまた黄色い看板がこんにちは。そう、らーめんふたろうです…いや二郎一之江店でございます。

自転車を止めましてお店の前に行きますと、開店には間に合いませんでしたが先客はお三方。セカンドロットで入れそうです、買った本でも読みながら気長に待つとしましょうか。まずは券売機で食券を買ってと。当然、小です。

 と、行列整理のお兄さんが中から出てきて、僕の前のご夫婦に「お客さんお二人ですか?」と聞いてます。「あとで並んで入れますので、先にお一人のお客さんよろしいでしょうか」と交通整理をしてくれます。あら、ありがたい順番が二番目に格上げになったわ。結果、文庫本を開く時間も程なく、連続で席を立つお客さんがお二人。どうも土曜日は少し早めに空くようですね、それとも異様に早食い(苦笑)

 いずれにしましても、ゆずっていただいたご夫婦に、お先に失礼しますと挨拶をしまして店内へ。


 店内は本店よりも二回りほど大きい感じでしょうか。広く感じられる厨房に、店員さんは麺鍋の前に構えるご店主と、先ほどのお兄さんの二人のみ。カウンターのみの店内は20人ほどは入りそうな感じがしますね。二郎の常ですが、いいテンポで回転するので、それほど待ち時間もなくすんなり入れるようです…と言っても、行列の具合次第ですけどね。


小ヤサイニンニク  さて、ご店主の前の席に座りまして、お冷を用意。先客さんの調理風景を眺めながら、その時を待ちます。

 並べられた丼にタレが注がれ、スープを注入、ゆであがった麺を丼に盛り込んで、さてコールの時間です。「正面、小の方ニンニク入れますか?」…ヤサイニンニクでお願いします。そして、野菜とブタさんが盛り付けられて完成。いよいよご出座でございます。ラーメン小野菜にんにく。


 ぐひひひひ、これですよ、これ。茹で上げたキャベツともやしがこんもり盛られ、ヤサイ増しって感じがしますね。キャベツが結構軽めのゆで加減のようでシャッキリしています。その脇に二枚のブタさん。さあ、食べるぞー。


天地返し  まずは野菜にしっかりスープをしみこませるために、天地を返して…いただきます。うむ、太麺を噛み締める歯ごたえ、噛むほどに立ち上る小麦の香り、二郎を食べに来た~という喜びに満たされる瞬間です。

丼からスープを一口。脂が溶け出したスープは、まったりとしていながら穏やかです。辛みが薄い分、本店よりパンチは弱いのですが、野菜の旨味がたっぷり感じられます。ほのかに香る生姜の風味が全体を引き締めるアクセントになっていますね。なんだか、すいすい飲めちゃう感じ…危険だなぁ(^^;


続いてブタさんをいただきましょうか。やや小ぶりな感じを受けるものの、それは二郎にしてはということで、十分に肉厚のブタはパサつく感じもなく、いっしょに麺をわしわしやれば至福の時が味わえます。

さらにはスープのしみた野菜が程よいシャキシャキ具合でうまい。ズルズル、ワシワシ、ズズーッと食べては飲み、飲んでは食べと食べすすめることものの15分ほど。麺を食べきって野菜も完食。そして丼を持ち上げてスープを飲んで…うぅっ、美味しい…前回も飲みきりそうになって、最後の一口だけ残したんですが、焼け石に水よね(苦笑)。ええぃ、この際飲みきってしまえ!本当に完飲しちゃいましたよ。


からっぽ  完食完飲してももたれる感じがなく、さわやかな食後感。これも野菜の旨味たっぷりのおかげでしょうか、いわば「ヘルシー二郎」ですね。麺の盛りもちょうど僕の胃袋にジャストの盛りなんでしょうね、腹九分目くらいの心地よい満腹感に包まれます。ラの方には物足りないかもしれませんが
(苦笑)

ご馳走様とお店を出ると、もう15人ほどの行列が。うーん、早い時間に来て正解でしたね。



やぶにらみ招き猫  腹ごなしの帰り道は小松川親水公園なども眺めつつ松江の商店街から平和橋通りへ、最後に立石の商店街で招き猫さんにやぶにらみされましたが(苦笑)…全行程二時間ちょっとのお散歩になりました。三田までだと自転車こいで一時間以上はかかりますからねぇ。一之江は本店とはまた質の異なる味わいですが、どちらも美味しい。それに二郎感は十分味わえますからね。この近さで二郎食べたって満足感が味わえるのはありがたいですねぇ、三田までの足が少し遠のきそう(^^;

そうそう、今度は未食の汁なしもいただいてみたいですね、ごちそうさまでした。


ラーメン二郎一之江店 11時~ 水曜定休