俺のMADが覚醒した | デラシネの少年

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BUCK-TICK Fan siTe  - TYPE Ⅱ-

寿ぶりに映画館。バクチク現象以来かな?


偉大すぎる『2』(サンダードームは微妙w)、
度重なる制作延期、そしてメルギブソン降板・・・


どう考えても駄作にしかならないだろう、
という不安・・・


開始10分でそんな気持ちは消し飛びました。
2と同等、いや、シリーズ最高傑作といっても過言ではない!!


映画に限らず、小説やゲームもそうなんだけど
名作に共通するのは


『ずっとその世界に浸っていたい』


って思えることだって自分は思ってる。


極端な話、何も事件が起こらなくとも、
その世界を見て回るだけでワクワクする・・・

この作品もまさにそう。
圧倒的に作り込まれた世界。


台詞はなくとも、1シーン1シーンに込められた
圧倒的な情報量。


2もそうだったけど、荒野に佇むマックスの姿だけで、
もう、泣きそうになるんだよなあ。
言葉なんていらない。



(この作品の世界観が北斗の拳の元ネタになったのは有名な話)



監督は、本当にこの作品作りたかったんだなあ、
っていうのがガンガン伝わってくる。


商業的に作られた続編ではない、
まさに監督の『MAD』が覚醒した執念の作り込みです。
ちなみにジョージミラー、こんなのとか
こんなの作ってる人ですよw


御年70歳にして、この作品を生み出すエネルギーは凄い。


このシリーズ、日本での人気が特に高いことでも
知られていますが、やはりそれは主人公マックスの
キャラによる部分が大きいと思う。

いわゆるハリウッド的な愛国心溢れる、
正義の味方、ではなく・・・


影のある、決して正義漢ではない、けれど心の奥底には
優しさを秘めている・・・


数少ない台詞や(2では全編で17しか台詞がない!)、
たまに見せる視線、仕草に垣間見える魅力・・・


今作でも台詞は少なく、あっても一言二言。
でも、それがいいんだよなあ。


そしてあのシーンで見せた笑顔とサムズアップ・・・
(予告でも見られます)


ああ、書いてるうちにもう一回見に行きたくなってきた!!


アクションとバイオレンス、そして主人公マックスばかりに
目が行きがちですが、実はこの最新作、女性が魅力的に
描かれている作品でもあります。


とくにヒロイン・・・というか、もう一人の主人公、
シャーリーズセロン演じるフュリオサ。


坊主頭で薄汚れ、傷だらけになりながら・・・
それでも美しい。
それはルックス的な事だけでなく、
滅び行く世界の中で、決して失われぬ誇り、気高さ。
ともに逃げる5人の女性たちもそう。


そして後半活躍する鉄馬の女たちこと、
愛すべきBBA軍団。もう、かっこよすぎる。
完全に主役食ってますw


食わず嫌いせず、是非女性にも見て欲しい・・・
凡百の恋愛映画より、遙かに女性の美しさ、
強さ、尊さが描かれていますよ。


とりあえず監督に敬意を表して


3部作ブルーレイを購入、
3連休に1日1作ずつ見てます。


幸せ。


2鑑賞にはコンビーフはマスト。


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