ハイブリッドに考える思考の技法/かんき出版

ビジネススクールIMD日本代表、高津尚志さんの本。

この本、今この時代に求められている
ビジネスパーソンの考え方として非常に
重要なバイブル的著作になると思いました。

日々いろんな葛藤や矛盾に向き合っている方には
ぜひ読んでほしいです。

新しいものを創るチャレンジをしていたり、
新しい会社に入って仕事を学んでいたり、
リーダーとして組織を率いたりなど、
誰にでも葛藤や矛盾があると思いますが。
もちろん私もです


この本で一番響いたことば。

両立が難しそうなことをなしとげることで
真似できない価値が生まれる。

ハイブリッド思考のキモは、ここにあります。

AとBという矛盾にぶつかったときに、
どちらか一方に集中したほうがシンプルで楽。
ハイブリッド思考をがんばると、それ以上の価値が
生まれます。

====
双方を生かすこと、
二律背反に見えても諦めないこと、
といった条件を満たせば、
2つないしそれ以上の「掛け合わせ」の多くは、
ハイブリッド思考と言えます。
===

相反する二つの間に何があるのか、
とにかく考え抜く。この努力をしている人、
そしてその中から自分なりの解を見つけた人には
そうでない人と比べて圧倒的な優位性があります。

===
専門領域の確立×興味の幅の広さ
利己×利他
革新的×普遍的 などなど。
===

人事本部でもハイブリッド思考を大事にしています。

いろんな矛盾にぶつかるときに
「両方解決するにはどうすれば良いのか?」という
「AND人事」という概念を持っています。
http://ameblo.jp/dekitan/entry-11532384661.html


人事に限らず、
できる人のハイブリッド思考のレベルは非常に高いです。

この本は人事のAND思考を理論的、実践的に
説明していただいた感があります。
ものすごくハラオチしました


これからもハイブリッド思考で
いろんな掛け合わせを生み出し、
世界に通用するしかけを生み出していきたいと思います。ソウルマーク