タキソテール効果判定① | 父と家族の末期がん闘病記

父と家族の末期がん闘病記

2012年6月末、当時65歳だった父が突然、末期の食道小細胞がんとの診断を受けました。
現実と向かい合うため、父との日々を忘れないための記録ブログです。


1月11日に、3クール目のタキソテールを投与した父。


今週はずっと副作用に悩まされ、今日も足のシビレがひどく「 体調は良くない・・・ 」と漏らしつつ、お昼過ぎから病院へ。



先月末からの咳が気になり、肺への転移を懸念して、まずは腹部超音波検査。


それから、タキソテールの効果を見るためのCT撮影。


最後に、主治医の外来。



***



前回CT撮影したのは去年10月22日。


7月から3クール投与したファーストラインの抗がん剤;シスプラチン+CPT-11(イリノテカン)の効果については、残念ながら父の体の中では病変の進行が止まるどころか癌細胞が明らかに肥大化しており、「 効果なし 」との判定。


その結果に意気消沈し、11月からはセカンドラインのタキソテールへと抗がん剤を変えることになったのでした。



とは言え、抗がん剤は臨床実績的に効果が高いとされるものから投与していくのが第一原則なわけで・・・


ファーストラインが効かない or 効かなくなった場合、セカンドラインは効く可能性が更に低くなることが一般的されており、ダンナさんからも


「 セカンドラインの抗がん剤(タキソテール)には期待しないほうがいいよ。 」


と、冷静な意見を言われていたのでした。



私も私で、父の煩っている食道小細胞癌が進行癌であり、その希少性故、未だ治療法が確立されておらず、予後が著しく不良なことを十分認識。

その上、インターネットで漁るように情報収集してみても、父の病変にタキソテールが効いたなんて情報はおろか、タキソテールを投与した例など1件も見当たらず(!)、どこそこかのサイトで


タキソテールは日帰り投与可能で、比較的全身状態が悪くても投与できます


なんて無機質な文言を読んで、


「 それでも抗がん剤治療をあきらめたくない父に、気休め程度に投与する抗がん剤が、このタキソテールなんだな。。。 」


と考えていたのでした。



続きます。