キャンディー・レイ | Dear.S weblog

キャンディー・レイ


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 この度 JJAジュエリーデザインアワード2012  へ応募

させて頂き 佳作 を頂戴出来ました。ありがとうございます。


 JJAとは 一般社団法人日本ジュエリー協会 の略称です。

JJAジュエリーデザインアワードと言えば この業界の中で

最高峰のコンテストです。そんな大きなコンテストに出品など

私の技術では応募するのも恐れ多い事です。


 応募を決めたのは ただの偶然です。前回 パールコンテスト

授賞式に行った際 このJJA(日本ジュエリー協会)の会員の方から

大阪で展覧会があるからと誘って頂いて、その展覧会を観に行ったので

JJAとは何なんだろう?っと思ってサイトを見てみたのが きっかけです。

 パールコンテストの時にも 審査委員長が、このJJAの会長様でしたし

会員になると良いのかもしれないなぁ~っと思ってみていき、このコンテスト

があるのを知りました。

 けどそういえば…パールコンテストへ出品したいと 先生に伝えた時

先生が「こっちに出品すれば?」と応募用紙を見せてくれてたなぁ~っと

思い出した。その時は 製作時間が1か月しか無くて、それはとても;;;と

辞めました。「あぁ~このコンテストだったんだ」と。


 時は去年の12月終わり近くだったと思います。もう既に 募集がかかってるんだ。

ちらっと応募要項を見てみた。その中の【テーマ部門】を見た時に ハッっと

ひらめいたんです。

 部門は 3部門あり、【プロフェショナル部門】と【テーマ部門】と【新人部門】に

分かれていて 他の2部門は、その名の通りの審査基準となります。恐らくは

大抵の方が 【新人部門】から挑んで、段々と技量を試していくものだと思います。

私も【新人部門】の規定に合っているので そこから始めるべきでした。  けど…


 【テーマ部門】の規定は 〝つながり愛”

●天然石以外の宝石は使用できません。

●当協会主催の「JJAシュエリーつながり愛キャンペーン 」に連動したテーマ。

 「つつむ」「つながる」「むすぶ」のキーワードをもとに、デザイナー独自の

 視点から自由な発想と独自性があるジュエリーで、銀を含む貴金属・天然石

 を用いた単品もしくはセット。


 と、こういう規定です。これを見た時 すぐに「キャンディー・レイだ!」と

ひらめいたんです。一番最初に載せた画像ほぼそのままのイメージがポンっ☆

っと頭の中に出てきたんです。


 思いついた時には このキャンディー・レイと言う名称すら知りませんでしたけど

調べて こう言うんだと知った位でしたけど、どうしてキャンディー・レイだと思った

かというと…

 私の地元の私世代の方々の結婚式で、当日 新婚旅行へ出かける場合。

駅のホームまで 新郎新婦を見送りに行くというのが通例でした。その際

新郎新婦に キャンディー・レイを掛けるという習わしがあり、駅のキオスクでも

常時キャンディー・レイが売られていたりした程です。それが段々とエスカレート

してw 新郎へは キャンディーの替りに、オロナミンCを何本も結んだ物になり

更には 赤まむしドリンクになりと変化していったりしましたしが、今もその習わしが

あるのかどうかも不明です。

 と、こういった感じで 私のキャンディー・レイへの思いは、楽しくて賑やかな物と

しての認識です。けれども大体の場合 お誕生会などやお祝いの時に用いられる

物だと思います。


 JJAでのつながり愛は 去年の大震災で、人と人とのつながりが重要視され

つながりの証として ジュエリーが出来ることを掲げています。だからテーマは

「つつむ」「つながる」「むずぶ」なんですが。キャンディー・レイは この3つの

要素を全て含んでいます。更に レイ には、労いや感謝の意味があると知りました。

これは是非とも形にしたいと思いました。


 本当は 1つ1つ包まれた形のキャンディを繋げて形にしたいと思いました。それで

銀粘土作家の方に石が包める方法はないか?と相談させてもらいました。けれども 

それは困難らしい… 「純銀クロッシェの方が良いのでは?」と提案して頂いて。

今度はビーズ作家の方に相談。クロッシェのやり方を伺いました。話していくうちに 

どうすればキャンディーの様に包んだ形に見せれるかがわかり、大体の造り方を

頭の中で組み立てていけました。

 そして 石の手配。こちらも いつもお世話になっている『classy jeweiry shop 』さんへ

お願いする。学校の同じ教室の方からも 石を譲って頂いたり、自分でも探したりして

石を揃えました。


 製作に入れたのは 5月に入ってからでした。



                              製作編は長くなるので こちら  へ