毎日外食するとどうなるか?放射線衛生研究 | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

転載です。 ご参考までに!
毎日、コンビニや外食等で少し汚染されたものを食べるとどうなるか?
http://t.co/gQNSF7Dt シミュレーション研究結果。




一部を転載してみます、計算、数値がグラフ化されてわかりやすい。アクセスしてみてください。

放射線衛生研究


放射能汚染地図(四訂版)。

放射能汚染地図(四訂版)。


セシウム137摂取量の経年変化

日本各地のセシウム137の一人あたりの一日摂取量の経年変化。毎日1Bqだと体内汚染は最大でも5Bq/kgに満たない程度にしかならなそうです(成年男子)。福島第一原発事故前の放射線汚染が循環器への影響がほとんど無いレベルであったことがわかります。

お茶を毎日飲むとどうなるか?

茶葉は放射性プルームによる汚染が起こりやすく、各地で汚染が確認されました。

2011/9/2発表の抜き打ち検査結果 から製茶の汚染度合いがわかりましたので、これらから県別の製茶セシウム濃度の平均を出し、飲用茶はその1/85の汚染レベルという設定のもと、お茶500mlを毎日飲むと人体汚染がどう進んでいくのかシミュレーションしてみました。

(体重70kg,生物学的半減期110日,<50Bqは40Bqと設定しました。)

以上のシミュレーションは暫定基準値を越えたものが出荷停止されることは前提としていません。したがって、実際は低くなるかもしれません。しかし検査の網にかからないものが出荷されることも考慮すると、必ずしも低くなるとも言い切れないと思います。

tomynyo:

過去の米(玄米,白米)のセシウム137濃度の推移
左が常数のグラフ,右が対数のグラフ
赤いプロットは今回検出された千葉,茨城のデータ
これを見てどこまで許容できますか?
25Bq/kgは極微量ですか?


過去の米(玄米,白米)のセシウム137濃度の推移

左が常数のグラフ,右が対数のグラフ

赤いプロットは今回検出された千葉,茨城のデータ

これを見てどこまで許容できますか?

25Bq/kgは極微量ですか?


tomynyo:

厚労省が6/21までに発表したデータに基づき作成した肉,乳製品のCs134+137濃度
検出された試料の箱ひげ図です
オレンジが平均値,赤が中央値です。


厚労省が6/21までに発表したデータに基づき作成した肉,乳製品のCs134+137濃度

検出された試料の箱ひげ図です

オレンジが平均値,赤が中央値です。

たまに汚染食品を食べても大丈夫か?

たまには汚染食品を食べても大丈夫だろう、と考えている人も多いと思います。

ぼくもその一人だったのですが、実際に大丈夫かを2年間シミュレーションしてみました。

体重70kg、セシウム100Bq/kgの食品200gをときどき食べると、その蓄積はグラフのようになります。

・生物学的半減期を70日とした場合

・生物学的半減期を110日とした場合

より防護する目的で110日のグラフで考えてみます。

汚染地域にしばしばみられるこの程度の汚染食品でも、

・3日に1回食べると、5ヶ月弱で半数に心電図変化が起こる10Bq/kgに達したのち、20Bq/kgまで上昇するのがわかります。

・1週間に1度食べると、半年で心電図変化が起こりうる5Bq/kgに達したのち、2年間で10Bq/kg近くまで上昇します。

・2週間に1度だと、1年3ヶ月ほどでピークに達し、4Bq/kgほどが持続します。

・1ヶ月に1度だと、2Bq/kgあたりが持続します。

セシウムはとにかく排出が遅いのが特徴だと思います。また上記のように少量を少ない回数摂取することでも蓄積されることがわかります。1度取り入れ ると9割排出するまで1年を要し(生物学的半減期110日)、そのあいだは器官へのダメージがあると考えられます。基本的な姿勢として、できる限り取り入 れないことが重要だと考えられます(考え直しました)。

 

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縦軸:体内セシウム濃度 Bq/kg

横軸:日数

生物学的半減期70日,110日

男性体重平均70kg

日本人の食品摂取量平均1600g

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毎日外食するとどうなるか?

外食をするとお店によっては汚染食品が出てくるおそれがあります。

毎日外食をして人体汚染がどのように起きうるか、イメージするためにシミュレートしてみました。

現在発表されたセシウム汚染食品の汚染平均(やや低めに設定)と平均摂取量を下記のように設定します(汚染食品情報はこれまでのです。野菜は今後低下するかもしれません)。

・牛乳乳製品20Bq/kg - 200g

・野菜類150Bq/kg - 600g

・穀類40Bq/kg - 300g

・肉200Bq/kg - 200g

・鶏卵10Bq/kg - 100g

・魚100Bq/kg - 200g

上記から、汚染食品平均で約82Bq/kgの献立になります。

実際には汚染食品と非汚染食品が混ざっていると思われるので、「半分のレベル」と「1/10のレベル」の汚染の場合も考えました。

このような仮定で外食を毎日一回(533g)摂ると、体内汚染は下記のようになると思われます。

人によっては高汚染の食品に当たる可能性もありますし、まったく汚染食品を食べずに済んでいる場合もあると思います。

しかし普通に生活していれば、実際に一日一回くらいは汚染食を口にしているだろうというのも現実だと思います。

したがって、みどり線のような結果になっている人もいるはずですし、あか線のような結果になってしまった人がいておかしくないと思われます。

実際に東京でセシウム6000Bq(約100Bq/kgほど)の人がいたとのツイートがありました。

(これらの数字のリスクについては過去のエントリーをご参照ください)

もうじき半年ですが、検査が少なく体内汚染の数値が非公開である現在、体内汚染が少しずつ広がっている危険性は否めないと思います。

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縦軸:体内セシウム濃度 Bq/kg

横軸:日数

生物学的半減期70日

男性体重平均70kg

日本人の食品摂取量平均1600g

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※市民研究者さんのサイト、参考になりました。