「たくさん良い話を聞いたけど、日が経つとまた忘れてしまうし、
ブログで書いてあることもその時は『なるほどー、そうか』と感心するけど、
またしばらくしたら忘れちゃってるんで、
忘れないメソッドを作ってください」と。
そうね、『忘れないメソッド』でも作ろうかねー、と思ってたけど、
『忘れないメソッド』なんて作っちゃったら、
もうこのブログはいよいよその日を持って最終回を迎えることになります。
だいたいが同じ内容のことを毎回手を変え品を変え、書いてるだけですから。
皆さんが忘れたりするだろうし、腑に落とすため、違う角度でも考えられるために、同じことを書いてるだけですから。
それをメソッドを使って忘れないようになったら、このブログはいらなくなるでしょう。
でも、参加者の方々が『忘れないメソッド』を！っていう気持ちは分からなくはないです。
とは言え、過去記事でも書いてますが（⇒）、その人にとって今、必要な情報だけが残っていくのが脳のシステムです。
それをＲＡＳ（上行性神経網様体賦活系）と言って、無意識の判断フィルターを通して、
アナタにとって重要な情報だけを残すという働きをしています。
じゃないと、全部忘れないように情報を取り入れてたら、確実に頭がショートを起こしてブッ倒れます。
だって、全部の情報を処理しようと思ったら、
小さな原子力発電所一個分ぐらいのエネルギーが必要って言われてるからね。
ただ、『忘れないメソッド』を作るということは、忘れたくないと思ってるということでしょ？
つまり、このブログでも何回も言ってるように、【思考を支える思考】が出てきて、
忘れたくない＝忘れまくる、が現実化してしまうことになります。
怖いねー。
結局、『忘れないメソッド』をやるということは、“忘れまくる”という意識を強化してるに過ぎないってことです。
つまり、メソッドをやる意味があまりないということでもあります。
だから、ボクが提案するとしたら、ＲＡＳと呼ばれる無意識の判断フィルターを逆に利用してやることです。
ＲＡＳは自分にとって必要な情報しか拾わないのだから、
今、自分にとって知りたい情報のテーマを意識するようにすればいいのです。
アナタが今、知りたい！と思ってること、テーマは何？ってことを意識すればいいの。
本を読む前、セミナーに行く前、人とお話をする前、
何かをする前に、頭の中にアナタが欲しいテーマだけをちょっとの間、思い浮かべるようにしておくこと。
『人間関係』で困ってるから、それに関する情報が欲しいなぁって思ってるなら、
“今から良好な人間関係に関する情報をつかむ！”と意識すればいいんです。
そうすれば、それに必要な情報が目に入ってきたり、耳に入ってきたりします。
目的もなく本を読んだり、セミナーに行ってぜーんぶをメモに取ろうとしたりするから、
メモすることばかりに意識が行ったり、
「この本、良いこと書いてあったな」と漠然と思って終わってしまうんです。
だから、アナタが「思い通りの人生」から「望み通りの人生」を生きるには、
意識を集中してテーマを持つこと。
豊かさなの？健康なの？出逢いなの？仕事なの？
どうせ僕たちには『選択』することしか出来ないんだから、
せめてその欲しい情報を『選択』することぐらいはしないとね！
そこで集中してテーマを選択すれば、あとはチカラを抜いて普通に本を読んだり、人の話を聞けばいいんです。
緊張と緩和。
潜在意識的に言うと、『意識の集中（フォーカス）』と『手放し』です。
というわけで、『忘れないメソッド』というよりは、
【（欲しい）情報・テーマをつかむ！】ということに重きを置いた方がうまくいきます。
すべてを忘れず生かそうと思うと、散漫な人生になっちゃうかもしれませんし。
だから、まずは今、一番欲しい情報・テーマに集中する。
そのために「つかむ！」という、この言葉はオススメです。
今日は月曜日。一週間の始まり。
アナタは今週、何をテーマに、どんな情報をゲットする？
「忘れたくない」と思うより、「つかむ！」と思うこと。意外とその方が全部覚えてたりしてね！
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