みなさまようこそ、大渓水です。
いま南九州はすごい雨が続いていて、
何と24時間の雨量が300ミリを超す地域も出ています!
すでに災害も起き始めているようなので、
危険地域の方は非難経路の事前確認を済ませておいて下さいね。
山手では大雨による土砂崩れの可能性が高くなります。
このことは誰でもお分かりだと思いますが、
ある条件によりその可能性が全く違うことをご存知でしょうか?
答えは、山の状態にあります。
これを風水の理論を用いてご説明したいと思います。
原理の一つに『五行(ごぎょう)思想』があります。
この森羅万象は「木・火・土・金・水」という、
「五つの要素」から成り立っていることを表す理論です。
○直線の矢印で示したもの『相生(そうしょう)=吉』
●点線の矢印で示したもの『相剋(そうこく)=凶』
と言ってお互いのバランス関係の良し悪しを説明することができます。
「水」と「木」で例えるならば、
「水」が「木」の成長を助ける『相生』は、相性がよくて【吉】。
「土」と「水」で例えるならば、
「土」が「水」の流れを阻む『相剋』は、相性がわるくて【凶】。
おおまかなイメージとしては、こうなります。
ただし『相剋』が必ずしも悪いと断定することは出来ません。
「土」が「水」の流れを阻むことの相性は悪いとしても、
この「土」の要素以外に「水」を上手に制御できるものはありません。
「河川(水)」の氾濫を防ぐために「土手(土)」を築き、
「大雨(水)」による流入を防ぐため「土のう(土)」を利用します。
つまり『相剋』は必ずしも「悪」ではなく必要な要素の一つということです。
一般的に「木」は「土」の養分を奪う『相剋』なので【凶】とされますが、
この「木」の要素があることにより「土は土であり続ける」ことができます。
話しを最初に戻しますと、
土砂崩れが起きる要因の一つは森林の荒廃にあります。
現代病の一つである花粉症の患者が急激に増えたように、
森林の生態系は人間により崩され自然の秩序は破壊されました。
目先の利益のみを追求する政策と、
国民の無関心が引き起こした原因が重なりあって今に至ります。
なぜ土砂崩れが後を絶たないのか?
原因はこの一枚の写真が物語っていて、
無秩序に植林された挙句に手入れをしなければこうなります。
杉の群集は日光と土の滋養不足により細く痩せた状態となり、
地中の深いところまで根を張ることができなくなります。
弱く浅いところまでしか到達できない杉の木の根っこは、
当然のこととして土のかたまりを維持できる力は持たずに、
まとまった雨が降れば土砂崩れを簡単に引き起こす原因となります。
また人工林の約70%を占める杉や檜は保水力が乏しく、
水分を根や葉と腐葉土に上手く溜めることができないため、
一時の水で洪水にもなれば、逆に渇水にもなりやすくなります。
以上のように『相剋』も含めてのバランスが大事であり、
このバランスが崩れると大きな反動を受けることになります。
それは自然界においては災害となり、人間でいえば病気になることです。
大切なことは自然界にある秩序の保全であり、
私たちが役割りを担えることはまず無関心であることをやめて、
先人らの残す知恵を活かしながら自然の摂理を見護ることだけなのです。
宮崎県の川南町に建設された切原ダムは、
「水を貯める」という理由ではなく建設が始まりました。
その結果は既にお伝えした通りとても悲しい結果となる訳ですが、
これは決して物語でいう完結ではないことを私達は知らなければなりません。
この日本ではまだまだ迷信の類とされる風水ですが、
その多くの誤解を解くためにも、ここに宣言いたします。
「風水は迷信ではありません!」
この続きは今度の日曜日にお話しさせていただきますね。
『地理風水講演会in福岡』
そしてこの講演にご参加頂く方には、
もれなく全員にプレゼントを進呈していただきます☆
私がみんなに与えるのではなく、
参加者のみなさまがプレゼントを贈ることが決定致しました。
どういうことかを説明いたしますと、
人の手により奪われてしまった森林は、
また人の手によって再生することができます。
もちろん同じように元通りという訳にはいきませんが、
それでも私たちはどんなことにも挑戦することが出来ます。
砂漠化された地に出かけては苗木を植え、
雨が乏しい地へ赴いてはまた苗木を植える。
そして植林したまま放置するのではなくて、
世界を股にかけ手入れを行い森を育てる団体。
『WONDERFUL WORLD 植林 FESTIVAL with 大渓水』
今月26日の講演にご参加頂くと、
もれなく世界に緑が増えちゃうキャンペーンを新たに行います!
「ゴミを捨てる人を注意するより、
ゴミを拾う人が多ければ今よりキレイになるかな。」
ってな感じで勝手に始めました(笑)。
今回の地理風水講演の収益から、
【お一人様あたり】=【一本の木が植えられます】
いまのところ24名様のご予約ですから、
24本の緑を新しく増やさせていただくことになります。
地球規模で考えれば微々たるものですが、
この活動はずっと続けていくつもりですから、
いずれ立派な美々たる森林となることを願っております。
また当日は【一円玉募金】をお願いしたいので、
ご参加の皆様は宜しければ財布の中に一円を貯めておいて下さいね。
まだ席は空いているので、
「新しい一歩を進めてみたいけど・・・・・」
と迷っている方は是非ご参加されてみて下さい。
『地理風水講演会in福岡』
「私たちには出来ることがあります!
私たちにしか出来ないこともあります!!」
きっとその気付きはお渡しできるはずです。
それでは当日会場でお会いいたしましょう♪
最後までお読みいただきまして感謝です☆
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