ネタの溜まりすぎと仕事が忙しいので収拾がつきませんが、とりあえず1軒アップ。
知ってるようであんまり知らない神戸北野のお勧めスポットをご紹介します。
神戸市中央区北野町1-6-15
TEL:078-271-3346
営業時間:9:30~17:00
定休日:年末年始
駐車場:なし
入館料:おとな700円、中高生500円、小学生200円
大正時代初頭にアボイ氏の自宅として建築された西洋館を、現在のオーナーが住みながら美術館として一般解放しているものです。神戸市の歴史的伝統建造物に指定されていて、入館料700円を払って館内へ入るとベテランの執事さんがイタリア語っぽい発音の日本語で説明しながら案内してくれました。館内の床はすべて大理石で、場所によっては時価数百万円という絨毯がひかれていました。
オーナーがオークションで集めた18~19世紀の家具や置物など貴重なアンティーク調度品が展示されていて、イタリアの彫刻家エモーヌの家具や、ミレーやルソーの絵画、ロダンの彫刻などが狸の置き物のようにふつうに置いてありました。
どれも素晴らしいものばかりですが、特に気になったのは
■マリー・アントワネットが庭でお茶を飲むときに使っていたテーブル。
「MA」のイニシャルが彫刻されている貴重なものですが、ここではキッチンの調理台として普通に使っているそうです。
■香水のボトルやコーヒーカップのコレクション。
1リットルは入りそうな大きな香水瓶は初めて見ました。中身は本物の香水ということで、いったいお幾らなんでしょう。コーヒーカップはどれも1脚数十万円するような高価なものばかりですが、残念なことに阪神淡路大震災で大半は割れてしまったそうです。
■壁に掛けられていたジャン・コクトーの自筆素描。
これは珍しいでしょう。世界の有名な画家のデッサンなどの大半は、こんなふうにお金持ちの家にさり気なく飾ってあるんでしょうね。
■地下室のワイン庫にあった1945年もののワイン。
なんと63年もの。しかも終戦の年に作っているワインは貴重ですね。これは誰がいつ封を開けるのか、気になって仕方がありません。(笑)
館内は撮影OKですが、あまりの素晴らしさに撮影のことを忘れて見入ってしまいました。
さてさて。
前置きはさておき
建物の南側にあるプール付きの庭はカフェになっていて、ランチもいただけます。
空いてれば予約なしでOKだと思います。(この写真はhpより拝借)
庭の調度品もアンティークそのもの。
メニューを拝見して、週末しか作らないという限定ランチ「WEEKEND LUNCH」をお願いしました。
前菜、スープ、お好きなパスタ、デザートとコーヒーも付いています。
なんのスープか忘れましたけれどスープ
( (ハ)さん
風)
パスタは、ナスとベーコンのスパゲティをチョイス
リングイネですね。チーズも美味しい♪
手作りのケーキ。こちらもなかなかのものです☆
執事さんが美味しいと勧めてくれたアイスコーヒー。これは美味い!
ブラックのコーヒーを凍らせた氷とふつうの氷をグラスにいれて、そこへエクスプレッソを注いでもらっていただきます。本当は角砂糖を2つ入れるそうですが、ブラック党なので(^_^;)
そういえば、以前ここにネスレ・ジャパンの副社長さんがお住まいだったとお聞きしました。
「Kobe Italian house」
西洋館のプールサイドで美味しいランチにアイスコーヒー、お勧めのスポットなので是非行ってみてください。
ちなみに、執事さんにお仰いしましたが、このイタリア館の建物はパーティ会場として1日数万円~十数万円で貸切ることができるそうです。お酒の持ち込みもOKで、年配の方の同窓会で使いたいという依頼が多いのだとか。リッチな異人館を貸切ってパーティというのもステキですね☆
イタリア館 (パラスティン邸) (カフェ / 新神戸駅)
★★★★★ 4.5