5.マンチカン
マンチカン種が1994年初めて登場した時、その品種は議論の的になった。
ある品評会の審査員は嫌悪感からその職を辞した。
そしていくつかの猫の登録所は未だにその品種を認定することを拒否している。
その悪しき問題点はマンチカンにおける短い脚だ。
多くの人々はその変異遺伝子の原因が、コーギーやダックスフンド同様の、短足犬に影響を及ぼすような障害を招く事態になるであろうと危惧したのだ。
今のところ、この品種が他の猫達にくらべ、背骨や腰、または脚の問題の影響を受けやすいという兆候はない。
背骨の湾曲や胸骨が窪んでいる場合があるが、それはこれらの猫達に共通してよくあることであり、マンチカンに限ったことではない。
マンチカンの飼い主やブリーダーらはそれらの猫達を健康だと言い張り、狭い住宅に住む人々にこの猫を勧める。
マンチカンファンはたとえこの種の猫達の脚は短くても、それが妨げにはならないと主張する。
実際マンチカンは普通にジャンプもできるし、脚の長い猫とも仲良くする。
そしてこの品種についての論争も、実際にはアピールになる。
事実マンチカンは非常に人気が高く、飼う為には常に順番待ちの状態となっている。
4.ピーターボールド
ピーターボールドは、稀に無毛タイプがいる。
この猫の特徴は長身で、細身の体、大きくて尖った耳、そして大きくてアーモンド型の目だ。
そして一番の特徴は、足に水かきがついていることだ。
これはかなり奇妙ではあるが、この柔軟なつま先でものをつかんだり、ドアの掛け金を開けることさえできる。
ピーターボールドの品種登録は1997年。
この血統の源は、ロシアで助け出されたバーバラという名の仔猫にさかのぼる。
彼女たちの皮膚は暖かく柔らかで、また完全に無毛な場合、その感触はペタっとしているようだ。
この品種の中でも'シャモア'、または'フロック'と呼ばれるタイプは9割毛が無く、なめらか。
一方7割無毛のピーターボールドは'ベロア'と呼ばれ、1mm程度の長さの毛に覆われている。
ピーターボールドは、他の無毛品種の猫と同じで、日焼けするような直射日光に長時間放置してはいけない。
そしてスフィンクスのように、ピーターボールドも蓄積する皮脂を除くため、入浴や体を拭く必要がある。
性格は忠誠心に溢れ愛情深く、そして知性をも兼ねそろえていると言う。
3.サバンナ・キャット
エキゾチックな縞模様、野性的な外見のサバンナ・キャットは、イエネコとサーバルという名で知られるアフリカの野生の猫との交配種である。
この猫達の持つ野生の遺伝形質の痕跡は、耳の後ろについている'斑点'(または目のような模様)、そしてその鼻の両脇に流れる'チーターの涙'とよばれる黒い筋に見てとれる。
サバンナ・キャットは愛玩用の猫としては世界最大級の品種だ。
事実、約43cm(肩からつま先まで計測)ある、'スカーレッツ・マジック'という名のサバンナ・キャットは最近ギネス世界記録で世界一背の高いイエネコとして認められた。
気質は、より犬的な性質を持つといわれているので、犬好きの人々には理想的な品種かもしれない。
忠実で、リード付きでも良く歩き、物を取ってくる訓練でさえ可能だという。
また、犬と同様水を好む。中にはご主人様と一緒にシャワーに入る猫達もいるようだ。
2.ラ・パーマ
長く波打つ毛が特徴なので、ラ・パーマという品種名は簡単に覚えられるかもしれない。
この毛はショート、強いカール、ロング、コルク抜きの先端みたいな縦巻、そしてストレートにさえなる。
多くのラ・パーマは無毛で生まれるが、一生のうちで数度毛が生え変わるものもいる。
この品種は実に面白い経歴を持つ。
最初のラ・パーマは納屋で誕生した。
こんな誕生秘話がある。
"その猫は世界一ブサイクだった。毛が無く、子猫なのにバカでかく、離れ過ぎてる耳、そして皮膚には典型的なトラ猫そっくりな、設計図みたいな模様が描かれていた。"と。
ところがどっこい、「醜いアヒルの子」のお話のように、'カーリー'と名付けられたこの子猫は、成長すると美しく柔らかい巻き毛持つようになり、その一生のうちに多くの巻き毛を持つ仔猫達を産んだ。
この品種の発祥の地、オレゴン州ダレスの農場は、チヌーク語を話すウィッシュラム族にとって神聖な区域にある。
そのためラ・パーマはアメリカ先住民族の文化と深いつながりがある。
そこは女神 'Tsagaglalal' に捧げる数々の岩絵(岩に刻まれた画)に囲まれた地域で、この品種はその神の加護の下で生まれたという。
このことからラ・パーマ達にはよくアメリカ先住民族の名がつけられる。
1.エルフ・キャット
最も奇妙な品種の代表とも言えるエルフ・キャット。
アメリカのブリーダー、カレン・ネルソンとクリステン・リーダムによって生みだされたこの猫は新しい品種である。
スフィンクスとアメリカン・カールを交配してできた品種だそうだ。
大半のエルフ・キャットはスフィンクスと同様に無毛である。
この品種は非常に聡明で、また他のペット達に対してだけでなく、異なる環境においても順応性があり、とても社交的な動物だという。
この2種の交配はエルフ・キャットに丈夫な体を与えた。アメリカン・カールの遺伝病に罹りにくい体質が受け継がれたようだ。
猫の珍品種、後半です。
ベスト5。
可愛いのから、ハリー・ポッターで見たようなものまで。。。
私は、マンチカンが良いかな。
あなたは?
では (*^ー゚)/~~
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