猫にあらん限りの情熱を注ぐ人々が世界中に存在する。
そしてその情熱は時に、一風変わったエキゾチックな品種を所有することに傾けられていく。
ここに紹介する猫たちは、どこにでもいる雑種な猫とはわけが違う。
人の手により交配させることで、独特の品種に作り上げられたものもある。
ここに挙げる10の品種は、マニアから絶大な人気を誇る個性的な品種の猫たちだ。
日本でも人気ランキングベスト10に入るほどに一般的となった品種も含まれている。
10.スフィンクス
スフィンクスは奇抜な猫として最も知名度があるだろう。
人によってはエキゾチックで魅力的、またはちょっと気味悪く見えたりする無駄な毛が一切ないタイプの品種だ。
無毛なスフィンクスは扱いが楽だと思ったら大間違いで、ソファに抜け毛を残すことはないけれど、一カ所にあまり長い間居るとそこに脂っぽい跡をつけることがある。
それは皮膚から出る皮脂のせいである。
皮脂の拭き取りを日課にすることをオススメする。
また無毛だからアレルギーの原因になりにくい、ということはないそうだ。
ロシアン・スフィンクスとは別の、新たな品種のスフィンクスは1966年にカナダで生まれた、それはプルーンという名の1匹の無毛の仔猫から始まった。
プルーンは彼の母猫と交配され、近親相姦によりその品種は様々な挫折に苦しむことになった。
1970年と80年代初め、多くの無毛の猫がアメリカとカナダで発見され、その繁殖計画を助けた。
今でもスフィンクスはまだ珍しいが、その品種は遺伝子工学的に健全だ。
9.ユークレイニアン・レフコイ
ユークレイニアン・レフコイは無毛であることなど、スフィンクスに似ている部分がいくつかあるが、決定的な違いは、その折れた耳と大きくて細い瞳だ。
また輪郭は骨張っていて、"犬顔"と評されている。
参考画像のなめらかな肌質は無毛だが、所々に毛があったり、産毛のよう柔らかい毛に覆われている場合もある。
レフコイはその独特な容貌にだけ価値があるわけではなく、フレンドリーで人懐っこい。
他のペットと仲良くしようとする性格の温和な猫としても知られている。
ユークレイニアン・レフコイは比較的新しい品種だ。
初めてこの品種として認可された猫が生まれたのは2004年の1月で、ロシア人のエレナ・フセヴォロドヴナ・ビリュコワが繁殖を開始してから4年後のことだった。
その後、繁殖が進められているが、認可された猫は世界中でたったの数百匹しかいないという。
8.コーニッシュ・レックス
このエレガントな気品溢れる猫は"Quails Nest Kissing Time of Boska"、略して" Kissy Ⅲ"というかなり凄い名がついている。
波打つ毛皮のコート、またはきめ細かな綿毛を纏う美しい猫の姿は、この威厳のあるニックネームがちょうどいい。
他の品種とは異なり、コーニッシュ・レックスはガードヘア(外側の毛。上毛。)とオーンヘア(細く長めの下毛のうちの一つ。
下毛は2つあり、もう一つはさらに短く細い綿毛。)として知られる外側2種類の毛が無い。代わりに皮膚に密着したきめ細かな綿毛の層のみに守られている。この品種はデボン・レックスと同じく、他の猫にはない非常に柔らかい毛を持つ。
美しい毛並み同様、コーニッシュ・レックスは高い頬骨、くぼんだ頬、長い'ローマ人風な'鼻'、丈夫な顎、細いウエスト、そして長い脚といったスタイリッシュな特徴がある。
さらには、ライラック、クリーム、'スモーク'、三毛、'タキシード'などのおしゃれな毛色のラインナップがある。
7.スコティッシュ・フォールド
日本でも大人気となっているスコティッシュ・フォールド。この猫の特徴は耳が折れているところにある。
しかしながら全ての個体の耳が折れているわけではなく、まっすぐな耳を持つものも存在する。
ブリーダーは人気のある折れ耳の品種作りに励み、二重、または三重折を達成した例もある。
残念ながら、スコティッシュ・フォールドは軟骨や骨の奇形といった、望ましくない状態に成長する場合もあり、それは少々物議をかもすような品種を生む。
こののんびりした容貌を見たら検討がつくように、スコティッシュ。
フォールドは穏やかで呑気なタイプだ。
またこの魅力的な猫はとても愛情深いので、つい抱っこしたくなるこちらには都合がいいかもしれない。
6.エキゾチック・ショートヘアー
エキゾチック・ショートヘアーは、短毛かつ密集した毛であることを除いて、ペルシャ種と非常に似通っている。
小さめな耳で丸みを帯びた頭、そしてぺちゃんこになったように見えるを顔を持つ。
体も丸いため、可愛いテディベアみたいに見える。
エキゾチック・ショートヘアーはおよそ1960年代以来、ほんのわずかしかいない。
この種はブリーダーが偶然行った、ペルシャとアメリカン・ショートヘアーの交配から生まれた。
現在この品種は未だにペルシャと交配されるときがあり、その結果としてたまに長毛の仔猫が誕生する場合もある。
愛嬌たっぷりの顔をしているこの猫達は、涙が大量に流れ、目ヤニが出るといった目の病気になりやすい。
また、副鼻腔炎にもなりがちだ。
さらに深刻なことに、エキゾチック・ショートヘアーは現在治療法が無いと言われている、ネコのPKD(多発性嚢胞腎)を発症する確率が40から50%あるという。
世界の珍しい猫。
ベスト10です。
今日は、ベスト6~ベスト10まで。
続きはまた明日。
では (*^ー゚)/~~
12月20日の天気 晴れ時々曇り 最高気温 10.4℃ 最低気温 1.6℃
政治・歴史部門はこちら→鎌手箱