■ utsuboの音楽のバックボーン-5

1996年春。大学卒業、そして就職。
バブルに向かい景気は昇り調子だったが、新入社員ということもあってしばらくは音楽から距離を置く状況がつづいた。

'80年代中盤以降、洋楽シーンは、ハウス・ミュージック(house music)、トランス(Trance)、ガラージュ(Garage)、ジャングル(Jungle)、ドラムンベース(Drum 'n' Bass)、2ステップ(2 Step Garage)など、ブレイクビーツ系とみられるジャンルがめまぐるしく輩出し、Pop Music/Black Musicといった既成の区分で捉え切れないものになっていた。

仕事にも慣れ、ひと心地ついた頃いくつかかじってみたが、どうもしっくりくるものがなかった。
「もう、洋楽チャートを追っていても面白くない・・・。」 それが偽りのない実感だった。
もともと音楽の聴き方が「流行を追う、最新のものを追う」というものではなかったので、シーンを離れることになんら抵抗はなかった。

------------------------------------
註:↑のジャンルが音楽的によくないとか、価値が低いとか、そういう意味ではありません。これだけ広く深く浸透したのはそれだけの理由があるはず・・・。ただ、わたしは個人的に入り込んでいけなかったということです。
洋楽・邦楽ともにこの系統は深く聴いていないので語る資格はないですが、たとえば、女性Voをfeat.してセツナ系佳曲を繰り出している、WISE、CLIFF EDGE、童子-Tなど、たぶんブレイクビーツの洗礼を受けなければこういう曲はつくれなかったと思う。(Rapのなかで女性Voの活かし方を知っている。)
------------------------------------

1988~90年にかけて、しばらく音沙汰のなかったAORやFusion系の大御所があいついで新譜をリリース。いずれもそれなりのレベルだったが、残念ながら往年の勢いは感じられなかったし、リバイバルブールも長くはつづかなかった。
以降、1995年くらいまで、洋楽ジャンルではBCMやSmooth Jazzなど、いわゆるAC(アダルトコンテンポラリー)とよばれるジャンルに逃げ込んでいた。
DAT(デジタルで録音できるテープ)をゲットしていたので、レンタル店まわりはつづき、これまでに聴き逃した旧譜やAC系の新譜をダビングしまくっていた。


■ Bobby Caldwell 「Heart Of Mine」 (1988)/ '80年代後期AORリバイバルの例


■ Tim Heintz 「Together At Last」 (1989)/ AC(Smooth Jazz)の例

そんななか、興味を惹かれたのが1988年にALBUM『Watermark』で日本デビューしたEnyaだった。
Progre/Euro系の流れで、彼女が一時参加していたグループ”Clannad”のLPは何枚かもっていたが、このSoloアルバムはさらにメロディアスでヴォーカルが主役となるものだった。


■ Maggie Reilly 「These Dreams (Heart cover)」

そういえば、Kate Bushをはじめプログレバンド”Renaissance”のリードヴォーカルAnnie HaslamにMike Oldfieldの作品に参加していたMaggie Reilly、そしてMike Oldfieldの妹Sally Oldfieldなどが好きだったので、もともとEnyaを好む素地があったのだと思う。


■ Enya 「Caribbean Blue」 (1991)

彼女らは共通して、US系の女性Artistにはない清楚なヒーリング感をもっていた。
そして調べてみるとアイルランド・ケルト系のArtistが似たような雰囲気の作品を発表していることを知る。
オフィス帰りによくのぞいたレンタルCD店「神保町Janis」でこの系統のCDが充実しているのをいいことに、片っ端から聴きまくった。


■Celtic Woman 「A New Journey - You Raise Me Up」

AltanCapercaillieMary BlackLunasaMaire BrennanLoreena McKennittMeavThe Corrs ・・・。
とくに、澄み切ったハイトーンのMichelle TumesMeav、Melanie Rossなどはよく聴いたし、新譜もほとんど買った。

1996年、Sarah Brightman&Andrea Bocelliによる「Time To Say Goodbye」が大ヒット。いささか情感過多な感じがしないでもなかったが、クラシックのエッセンスをとりいれた流麗なメロディはインパクトがあった。


■ Sarah Brightman&Andrea Bocelli 「Time To Say Goodbye」 (1996)

クラシックとポピュラーミュージックをクロスオーバーしたこの手の音楽は以降「Classcal Crossover(クラシカル・クロスオーバー)」と呼ばれ世界的に人気を集め、Sarah BrightmanのほかCharlotte ChurchHayley Westenraなどがメジャー入りを果たした。
邦楽では本田美奈子が'90年代からミュージカルに進出し2003年にClasscal Crossover的なALBUMをリリース。同年末には平原綾香がホルスト(G. Holst)の組曲「惑星」の印象的なメロディを原曲とした「Jupiter」をブレークさせる。
2006年秋川雅史「千の風になって」の大ブレークにより日本でのClasscal Crossover人気は決定的なものとなった。

ケルト系Artistもよくクラシックをとり入れていたので、ケルト系とClasscal Crossoverは自分のなかで違和感なく混ざり合った。それらはのちに「ヒーリング・ミュージック」と称されるものだった。
AC系はいまでも聴いているが、そんなこんなで1996年頃からはヒーリング系の比重が一気に高まってきた。(ま~、ACもヒーリング的要素は多分にあるが・・・。)

音楽情報ゲットの方法も大きく変わった。
非メインストリームのACやヒーリング系の情報はマスコミではあまり得られず、'80年代から読んでいた月刊誌「ADLIB」に頼ることとなった。「ADLIB」情報をもとに中古盤屋やレンタル店でソフトをゲットするという状況が2000年頃までつづいたと思う。
2000年に入りWebの常時接続を導入。従量課金を気にせず思う存分Web閲覧できるこの環境は画期的で、これを境にわたしの音楽情報ツールは一気にPCに移行した。
こうしたこともあっていつしか「ADLIB」は買わなくなったが、2010年4月にこの雑誌は休刊に入っている。

--------------------------------------------
ここでハナシを邦楽に戻す。
大学までのわたしは間違いなく洋楽志向だったと思う。
むろん、達郎、サザン、Yuming、角松敏生、佐野元春、杏里などビッグネームはふつうに聴いていたし、さりげに松田聖子(とくに初期のLP)なんぞも好きだった。
でも、もっている音楽ソフトを見渡すとほとんどが洋楽・・・。
私的に「洋楽が面白くなくなった」1985年頃から、ぼちぼち腰を据えて邦楽を聴くようになったような気がする。
そして、そのほとんどが女性Artistだった・・・。


■ 今井美樹 「空に近い週末」 (1989)

1986年春に初シングルをOn Sale、翌年早くも「野性の風」のヒットを放ち音楽活動を軌道に乗せた今井美樹。綺麗なハイトーンヴォイスと流れるような旋律は、メロディに飢えていた耳に染み渡るようだった。
以降、今井美樹は相当聴き込み、LIVEにもたびたび行った。


■ 渡辺美里 「Teenage Walk」 (1986)

1986年にリリースされた渡辺美里の「My Revolution」&「Teenage Walk」(ともに小室哲哉の作曲。)のメロディは斬新だった。
小室氏が後にあれほどのビッグネームになるとは当時は予想もしなかったが、「なんでこんなにフックのあるメロディがつくれるのか・・・?」と不思議に感じたことを覚えている。
1989年、PRINCESS PRINCESSの「Diamonds」「世界でいちばん熱い夏」がブレーク。ブライトにはじける曲調は、Pop-Musicの楽しさを呼び覚ましてくれた。


■ PRINCESS PRINCESS 「世界でいちばん熱い夏」 (1989)

これまではプログレハード、AORやブラコンをメインに聴いていたこともあって、どちらかというと男性ヴォーカルが多かったが、このあたりから女性ヴォーカルに傾倒していくことになる。
これは洋楽もそうなのだが、男性Artistがどちらかというとhip hopやブレイクビーツなどリズム主体の作風に振れていたのに対し、女性Artistはメロディアスな曲を多くリリースしていたことが大きいと思う。
(ex.小室哲哉が絡んだ女性Artistはよく聴いていたが、TM NETWORKはあまり聴いていない・・・。)
考えてみると、男性ヴォーカルにしてからがJon AndesonDavid PackMichael McDonaldSteve PerryJason ScheffPeter Ceteraなどが好みだったので、もともとハイトーン・ヴォイス好きだったのだと思う。

そして1993年頃から小室哲哉の活動がメジャー的にブレーク。
わたしは「ハイトーンJ-POP(女神系歌姫)」の種は小室哲哉がまいたと思っているので、年表風にまとめてみた。
(なお、ハイトーンでメロディアスな曲調をもつ女性J-POPを「ハイトーンJ-POP」、それらにかかわる女性Artist達を「女神系歌姫」と勝手に銘打ち(~~)、以降、このブログでキーワードとしてつかっていきます。)

<小室系>
1993年 trf「寒い夜だから…」
1994年 篠原涼子「恋しさと せつなさと 心強さと」、trf「BOY MEETS GIRL」
1995年 華原朋美・安室奈美恵プロデュース
1996年 globe「DEPARTURES」、安室奈美恵「Don't wanna cry」、華原朋美「I'm proud」
1997年 安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE?」、華原朋美「Hate tell a lie」
1998年頃からPOP色をよわめ、実験色をつよめる。その理由はいろいろ憶測されているのでここでは触れないが、これに替わるような絶妙のタイミングで”非小室系”といわれる才能がつぎつきと開花しはじめる。


■ 華原朋美 「I'm proud」 (1996)

<非小室系>
1998年 MISIAデビュー、宇多田ヒカルデビュー、浜崎あゆみデビュー
1999年 倉木麻衣デビュー、小柳ゆきデビュー
2000年 鬼束ちひろデビュー・「月光」、倖田來未デビュー、水樹奈々デビュー、浜崎あゆみ「SEASONS」、倉木麻衣ブレーク
2001年 夏川りみブレーク・「涙そうそう」
2002年 浜崎あゆみ「Voyage」
2003年 平原綾香デビュー・「Jupiter」
2004年 加藤ミリヤデビュー、倖田來未ブレーク
2005年 水樹奈々、オリコンで声優単独名義の当時の最高位(2位)獲得
2006年 綾香正式デビュー・「三日月」、mihimaru GTブレーク、藤田麻衣子デビュー、タイナカ彩智デビュー・「最高の片想い」、竹仲絵里「サヨナラ サヨナラ」、西野カナSMEレコーズと契約締結


■ 絢香 「三日月」 (2006)


■ 竹仲絵里 「サヨナラ サヨナラ」 (2006)

こうしてみると、小室哲哉がPOP系楽曲で生彩を失いはじめた1998年にMISIA・宇多田ヒカル・浜崎あゆみなどがあいついでデビュー。
次いで倉木麻衣・小柳ゆき・鬼束ちひろ・倖田來未・水樹奈々デビューなどがデビューしてブレークを重ねる。
2003年には平原綾香がクラシカル・クロスオーバー的にデビュー&ブレークし、翌2004年には加藤ミリヤがデビューと、ほとんど切れ目がない。
2005年には水樹奈々がブレークし、声優系シンガーが注目を浴びる。
特筆すべきは2006年で、内容は↑のとおりだが、ハイトーンJ-POP(女神系歌姫)が一気に芽を吹いた感じで「女神系歌姫元年」ということができるかもしれない。


■ 西野カナ ft. 菅原紗由理 「もっとキミに贈る歌....」・・・ 超絶Re-mix!

彼女たちの曲はメロディを重視し、ハイトーンが伸びる綺麗な声質と、しっかりとしたテクニックを備えていた。
「ひょっとして1990年代後半にアイルランドで起きたのと同じようなことが、J-POPでも起きているのではないか。そしていずれJ-POPのレベルはアイルランド(ケルティック・ウーマン)を凌ぐのでは・・・?」と思いはじめたのが2003年頃。

そのひとつの根拠は楽曲のレベルがとても高くなってきたことだ。
J-POPは、サビメロだけでもたせる水増し的楽曲が目立った時期もあった。
ところが、とくに小室ブーム以降、曲じたいの魅力の高いものが増えてきた。
これみよがしのサビメロではなく、微妙にフックのあるメロを紡いでいくというような繊細かつテクニカルな曲が増えてきた。(ブレイクビーツ系の影響もあると思う。)
こういう曲をこなすには歌唱力が必要だが、そういう才能が輩出したこともその背景にあると思う。

個人的にはABBAを出し、その後もThe Cardigans、ACE OF BASEなどの人気グループを輩出して、日本でも人気のあるSwedish Pop(スウェーデンのPOP)よりはるかに魅力を感じる。(ちなみにスウェーデンは世界屈指のPOPミュージック輸出国。)
「アイルランド(ケルティック・ウーマン)を凌ぐ」という背景には、これらはわりにクラッシックやスタンダードをモチーフにしたものが多かったのに対し、J-POPはオリジナル曲の比率が高いということがある。

とくに2007年以降「初音ミク」(歌声合成DTMないしVOCALOID(ボカロ)系キャラクター)を媒体として多くの楽曲が創作され、なかには非常にレベルの高いものもあり、これがJ-POP(ないし、アニソン系)のサウンドクリエイターの層の厚さを築いたことは確かだと思う。
ボカロは、イメージそのままにハイトーンやビブラートなどを駆使した曲がつくれるとされ、その意味では(人が)歌うのはむずかしいが、歌いこなせればきわめてクォリティの高い楽曲となる可能性を秘めている。
この切り口からもやはり高い歌唱力をもつ女性Voが求められ、実際につぎつぎと育ってきているのだと思う。

そのわかりやすい例が”歌い手”。
彼女らは、「歌ってみた」という切り口から、おもにボカロ系の難曲を優れた声質と高いテクで歌いこなし、従来からの音楽好きをもうならせている。
そして2014年現在、ボカロや歌い手を抜きにしては日本の音楽シーンを語れない状況となっている。

オリジナル・VOCALOID(ボカロ)/GUMI


歌い手/花たん ※ 曲の魅力をきわめて高い歌唱力で見事に表現している。


また、サンプリングされた楽器パートを「弾いてみた」というかたちでコピー、アレンジするプレイヤーも増えていて、そのレベルまたまたハンパではない。


■ supercell 「君の知らない物語」(Cover Vers.、原曲は2009) / 繊細なメロで構成される曲の例 (ナゾの動画だが、これアマチュアさんのセッションだとしたらそうとうなレベルだと思う。)

日本のアニメは各国で高い評価を得ているが、それはストーリー展開やキャラクタ-設定の巧みさ、緻密なグラフィック技術とともにアニソンの果たす役割も大きいのではないか・・・。
また、アニソンはその性格上、ストーリー性や情緒感をもつものが多く、それがリスナーの感情に訴えやすいということもあると思う。(日本独自の繊細な風土や思想などをモチーフにするものも増えてきた。)


■ 園崎詩音(雪野五月) 「you / thanks (ひぐらしのなく頃に)」 / ゲーム・アニメ系のストーリー性高い曲の例

併行して、J-POPでも「セツナ系」といわれるフォーマット(というか曲調)が人気を集めている。これはメロディや歌詞が「せつなさ」を感じさせるもので、やはりリスナーのパーソナルな感情に訴えかけるものだ。
「セツナ系」は西野カナ、加藤ミリヤ、JUJU、中村舞子などの「女神系歌姫」が代表格とされ、hip hop/Rap系ユニットとのコラボ(ふつうfeat.とされる)による名曲が多いのも特徴で、中村舞子のように自身のメジャーデビューよりも先にfeat.曲で人気を集める例もすくなくない。


■ Because... feat. 中村舞子 LGYankees (2008) / feat.型「セツナ系」の代表曲

こうしてみると、J-POPでは「繊細な情緒感」がすこぶる高くなってきていると思うが、これはかつての「四畳半フォーク」や演歌などの「マイナーコードを多用してしっとりと歌い上げる」というものより、むしろメジャー系コードやRap、ブレイクビーツなどをつかいつつこれを醸成していくものが目立つ。 (淡々と流れながらも泣ける・・・ ^^)
「メジャー系コードやブレイクビーツをつかいつつ、繊細な情感を出していく」というのはできそうでなかなかできないので、ここでもJ-POPのレベルの高さがうかがわれるのでは・・・。

このような流れを受けて、わたしの軸足は次第にケルト系からハイトーンJ-POP(女神系歌姫)に移っていった。


■ 志方あきこ 「西風の贈り物」 (2005)

彼女らはふつうにヒットしていたからマスコミでも聴けたし、レンタルCDでもゲットできた。ただ、同系のArtistなどを本格的に聴きはじめたのは、YouTubeで視聴できる曲が増えてきた2006年後半あたりからではないか。わたしのはじめての音楽記事カキコ(2007/03)はたしかYouTubeに触発されて書いたのでたぶん間違いないと思う。

2008/06にはAOR系の名曲紹介をYouTubeブログ埋め込みで紹介しているので、この頃にはWeb音楽環境はいまとほとんど変わらない状況にあったと思う。(アップロード曲は格段に増えているが・・・)
いずれにしてもYouTubeやDailymotion、あるいはスマホで縦横無尽にWeb検索できるようになったことが大きい。
ゲーム系やアニメ系などは、これがないとほとんどアプローチ不可だと思う。「レコチョク」でも限定配信曲がかなりあるので、やはりWeb動画の存在が大きくなる。とくに「セツナ系」はレコチョクから火がつくことが多い。(Web動画で視聴できるものがかなりある。)
Web動画検索は同系の雰囲気をもつ楽曲を関連検索でがしがし引っぱってくるので、無名Artistをプロモートする効果も高いと思う。
「ニコニコ動画」にログインすれば、ハイレベルの”歌い手”たちのテイクがずらりと並ぶ。


■ Revo & 梶浦由記(&FictionJunction) 「Dream Port Live 砂塵の彼方へ」

2006年以後、「女神系歌姫」系は声優系Artistを巻き込んで質・量ともに充実の一途をたどり、いまや本場アイルランドを凌ぐのではないか、という点は↑や「女神系歌姫 (ハイトーンJ-POPの担い手たち)」にも書いたとおりだ。
と、まぁ、これでようやっとこのブログ(C's-music)に話がつながりました・・・(笑)

追記:
荒牧陽子がMusicianとして活動をはじめたのはおそらく2001年頃と思われる。
それから多くの「ハイトーンJ-POP」のガイドヴォーカルやアニメ・ゲーム系楽曲をこなしているので、「ハイトーンJ-POPの申し子」ともいえるのでは・・・?
それにしても、「ハイトーンJ-POP」が充実の度を加えた2011年に、それらを「ものまね」のかたちで世に出しブレークした荒牧は、まさに絶妙のタイミングで出現したように思える。
このタイミングに天賦の才を加え、これから大きな足跡をのこしていくのだと思う。


■ utsuboの音楽のバックボーン-1
■ utsuboの音楽のバックボーン-2
■ utsuboの音楽のバックボーン-3
■ utsuboの音楽のバックボーン-4
■ utsuboの音楽のバックボーン-5