プレッシャーに強くなる!脳と心を鍛えるサイバーヨガ・スタジオの辻です.
ケリー・マクゴニガルさんの『スタンフォードの自分を変える教室』という本が売れて,
「心拍変動」という言葉も耳にされる方も増えてきたと思います.
「心拍変動」とは,文字通り心拍が変動することを指します.
私たちの心臓は,息を吸うと拍動が早まり,吐く時に遅くなります.
これは,自律神経や呼吸中枢の働きによって起こります.
どうしてこの「心拍変動」が注目されているかといいますと,リラックス状態の指標となるからです.
既述しましたように,息を吸うと心拍数が高まり,吐く時に低くなります.
しかし,この現象は緊張状態ではほとんど起こらなくなります.
それは,緊張状態では常に心拍数が高い状態であり,息を吸っても吐いても,心拍の速さにほとんど差が生まれないからです.
つまり,ストレス状態では「心拍変動」が低い状態となります.
逆に,リラックス状態ほど,心拍数の速さに大きな差が出てきます.
これを「心拍変動」が高い状態といい,リラックス状態の指標として使われるようになりました.
この「心拍変動」は心臓も筋肉ですので,年齢が若いほど心拍のスピードに差が生まれやすくなります.
ただ,日々筋トレをしている中高年の方が若い方より筋肉量が多いことは多々あります.
同様に心臓も「心拍変動」のパワーを高めるトレーニングを積んでいれば年齢の影響をあまり受けず,むしろ高めることもできます.
今,多くの方の「心拍変動」のパワーを『呼吸最適化プロファイル』により分析を行っておりますが,
明らかにヨガや呼吸法の鍛錬者の方が高いパワーを示します.
車で例えるなら,日々アクセルやブレーキのチューニングを行うことでそれぞれかかり具合が良くなるのと同じことです.
このことは,「心拍変動」は正しいトレーニングによって高めることができることを意味します.
このトレーニング方法は2種類あるのですが,具体的な方法に関しては別の機会に明記させていただきます.
「心拍変動」を高めるトレーニングにより,心拍の変動に直接関わる「圧反射」が鍛えられます.
「圧反射」の感度が高まり,反応性が良くなるということです.
その結果,呼吸効率が高まり,疲れにくい身体を手に入れることができるようになります.
寝る直前に「心拍変動」トレーニングを行うことで,睡眠中の副交感神経の活動が高まるという報告もあり,
「積極的休息」の異名を持っています.
筋トレや脳トレなど様々ありますが,脳と同様に心拍変動を高める心臓のトレーニングも行うことをお勧め致します.
坂道ダッシュや低酸素室でのトレーニングは心肺機能を高めるのには良いトレーニングです.
しかし,この「心拍変動」をコントロールしている「圧反射」を直接鍛えるトレーニングとはいえません.
実際,アメリカの陸上選手は,低酸素室でのトレーニング以外に心拍変動トレーニングを取り入れている選手も年々増えてきました.
10年後ぐらいには日本人選手も皆行うようになっていると思います.
やはり,指導者不足のために遅れをとっています.
様々なメンタルスキルを学ぶのは大切なことですが,それらはあくまでもアプリケーションソフトにしか過ぎません.
私はハードである人間自身の能力を引き出すトレーニングにフォーカスしています.
ハードの性能が高まれば,それだけいくつものアプリケーションソフトを使いこなせるようになるからです.
遺伝子に関しては,実際に何に関与しているのかよくわからない遺伝子がかなりの数で存在します.
それは眠れる力かもしれませんし,単なるガラクタかもしれません.
しかし,私は個々の人間の潜在能力は本来,もっともっと高いものだと信じています.
筑波大学発ベンチャー株式会社サイバー・ヨガ研究所代表取締役 辻 良史
⇒「無敗脳ヨガ
」ブログ
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