ミネラルウォーターとは何か?2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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軟水と硬水 [編集]

水に含まれるカルシウム塩とマグネシウム塩の量の指標(硬度)が一定水準より少ない場合を軟水、多い場合を硬水という。

一般的に、日本国内で産出されるミネラルウォーターは軟水のものが多く、欧州で産出されるものには硬水が多い。

WHOの基準では、これらの塩類の量を炭酸カルシウムに換算したアメリカ硬度(mg/L)において、0~60のものを軟水、120~180のものを硬水、180以上のものを非常な硬水というように決められている。

健康食品的なミネラルウォーター [編集]

従来は、単に風味の良い水として販売されていたミネラルウォーターではあるが、近年においてバナジウムが糖尿病抑制効果があるとして、このバナジウムを含む地下水が健康食品の一種として販売されている。

なお、このバナジウムの糖尿病抑制効果には明確な裏付けがある訳ではなく、あくまでも「そのような説が発表された」という段階なのだが、早くも多くの中小の健康食品メーカーがこれらバナジウムを含む地下水の販売を行っている模様で、既に大手清涼飲料水メーカーの一部にもこれを扱う所が見られる。

なお特保の認可を得ない限り、食品に効果の表示はできない。

現在、ミネラルウォーターに特保の認可を受けた商品はなく、そのため「糖尿病抑制効果がある水」などと表示する商品は無い(表示すれば薬事法に抵触する)。

機能水

医学的に効果が証明されていないので、特保の認可を得ているわけではないが、各社より健康に良い等の機能を謳った機能水が販売されている。

アルカリイオン水などが有名である。

歴史 [編集]

日本では、大阪府下池田の御料地内にあった銀山が三菱財閥に払い下げられた際、銀山からわき出ていた炭酸泉を瓶に詰め、1884年に現在の兵庫県川西市の平野鉱泉にて瓶詰め、『鉱泉 平野水』として発売、1885年に明治屋が『一ツ矢印 平野水』としてそれ以外の地域にも発売したのが始まり。 また炭酸を含まないものは、1929年に堀内合名会社(現 富士ミネラルウォーター株式会社)が山梨県下部(現 山梨県南巨摩郡身延町下部)の富士身延鉄道(現 JR東海 身延線)の土地で湧出した水を『日本ヱビアン』(NIPPON EVIAN)として発売したのが始まり。

1960年代には大手酒類メーカーが業務用としてミネラルウォーターの販売を開始。

一般家庭には、1983年にハウス食品『六甲のおいしい水』・サントリー『山崎の名水』が発売されたことをきっかけとして普及。

日本国外のミネラルウォーターは、1980年代終盤から1995年にかけて輸入量が急伸し、これにより一般に普及した[2]。