昨日は、
劉伶先生に来てもらって漢方の勉強会。
ぼくの婦人科漢方は、
もともと先生に教えてもらってる。
中医師としての知識も経験も
本当にすばらしい先生。
でね、
昨日の勉強会では、
亀板(きばん)や鼈甲(べっこう)などの
生薬の話を中心にしていただいた。
なにに効くかというと、
ズバリ「老化」。
年齢があがってくると、
どうしても妊娠力ってさがってくる。
漢方では、
「陰」の力が不足してくるからと考える。
陰とは、
からだのうるおい成分であり、
育てる力、若さの力。
陰が不足してくると症状的には、
・基礎体温が高くなる(低温期が36.5°を越える)
・生理周期が短くなる
・おりものが減る
・子宮内膜が薄い
・卵胞の発育障害(採卵できない、しても受精しない)
・不正出血
などの影響が出てくるんだよね。
こういう症状は、
だいたい38歳くらいから出だして、
40歳を越えるとほぼみんなにみられるようになる。
ホルモン剤では、
なかなか改善しにくい症状でもあるし、
実際、体外受精をしようとしても
うまくいかない原因にもなるから、
漢方で対応しておくことがすごく重要になるんだよね。
で、
その陰を補うのにすごくいいのが
亀板(きばん)や鼈甲(べっこう)などの生薬で、
その話をしていただいた。
実際の症例も紹介されたんだけど、
いや~、
いい!
生理周期が短くなると、
やっぱりみんな心配になってくるし、
妊娠力に悪影響だから、
大きな力になれるんじゃないかな、って思う。
いままで、
亀板(きばん)や鼈甲(べっこう)とかの
いい漢方が日本にはなかったから、
新しい製品がでてくると
すごくうれしいんだよね。