体を整えて、
心を整えて、
そして、目標や目的とするところにたどり着く。
前回、そんなことを書いたけど、
この体から心へという流れは
坐禅や瞑想、ヨガなどで
昔から言われているんだよね。
坐禅やヨガの目標は、
悟りを手に入れること。
悟りっていっちゃうと、
なんだかすごく遠い世界の話みたいに
なっちゃうから、
心の平安を手に入れる
っていうとなんとなくしっくり来るかも。
瞑想や禅にはステップがちゃんとあって、
それが禅の三要素って言われてる。
調身、調息、調心
読みは、そのまま、
ちょうしん、ちょうそく、ちょうしん。
最初のステップが調身
これは、
姿勢を正して。
ということだけではなくて、
禅や瞑想をする前に、
規則正しい生活や食事をして、
すこやかな体の状態にしておきましょう。
ということも含んでるんだよね。
次のステップが調息
呼吸を整えていくこと。
ヨガ、禅、瞑想など、
洋の東西を問わず、
心の平安を目指す時に呼吸はとても大切にされてる。
呼吸って、
意識をして早くしたり、遅くしたりできるでしょう？
その反対に無意識のうちにも
勝手にしてる。
意識と無意識の両方でコントロールしてるんだよね。
しかも、
緊張やリラックスで呼吸のペースも大きく変わる。
心の状態にすごく影響を受けてる。
逆に、呼吸のペースで心の状態も影響を受ける。
ハッハッハって速いペースで息をしてみて？
なんかちょっと緊張してこない？
大きく息をして、吐いて。
深呼吸をすると
なんだか心が穏やかになるでしょう？
息
という字をよく見ればわかるように、
自分の
心
なんだよね。
だから、
禅も瞑想もヨガも呼吸をとても大切にしてる。
そして、最後に調心
身を調え、
息を調え、
この呼吸と心の関係を利用して、
意識と無意識の世界をつないで、
心の平安を目指していく。
《生活に取り入れる》
調身、調息、調心。
そんなふうに言うと、
なんだか難しそうだけど、
別に、
ヨガしましょう～
坐禅組みましょう～
って言ってるわけじゃないから、
安心してね～
毎日、ていねいな規則正しい生活をして
すこやかな体になろうね。
呼吸に気をつけてみようね。
そして、穏やかな気持ちでいたいよね。
ということ。
呼吸だって、
ずっと意識してるのは難しいから、
1日の中で3分くらい、やってみよう。
ということをぼくはおすすめしたーい！
体力と心力～調全のススメ１ 身心一如～
体力と心力～調全のススメ２ 瞑想・禅の三要素～
体力と心力～調全のススメ３ 完全呼吸～
体力と心力～調全のススメ４ お茶を飲むひとときを～
体力と心力～調全のススメ５ まとめ～
