S.H.Figuarts 仮面ライダーナイト&ダークウイングセット(前編)
今日のといず・くろすおーばーは!
フィギュアーツ龍騎シリーズ第二弾、仮面ライダーナイト&ダークウイングセットをご紹介!
戦わなければ生き残れない!
〇キャラクター解説
本名、秋山蓮。物語開始以前の職業について明言はないが、花鶏ではウェイターを務め紅茶の知識も豊富だったので、そちら方面の仕事に就いていたのかも知れない。
天涯孤独で、同じ境遇らしい恋人の小川恵里を大切にしていたが、神崎士郎の現実世界とミラーワールドを繋ぐ実験の際に恵里が昏睡状態となったため、直後に駆け付けた蓮は神崎から「自分を今ここで殺すか、恵里を目覚めさせるために戦うか」の二者択一を突きつけられ、「龍騎」劇中での仮面ライダー第一号となった。
ウェイター業をそつなくこなす反面、普段はクールかつ短気でぶっきらぼうな面が目立ち、恵里の入院費用を確保するためか若干金に意地汚い面を見せることもあった。
恵里を目覚めさせるためという明確な目的があるため戦いには積極的なのだが、相手の命を奪う踏ん切りがつかずに苦悩することも多く、龍騎=城戸真司やライア=手塚海之らの「ライダーバトル否定」に心揺らぐこともあった。特に真司とは長く行動を共にしていたこともあり、終盤では強い友情を自覚するに至る。
「仮面ライダー龍騎」のもう一人の主人公で、変身ポーズは仮面ライダー2号のものをモチーフとしている。
身長:195cm 体重:95kg 最高視力:約10km 最高聴力:約25km 最大走力:100mを4.5秒
ジャンプ力:ひととび40m パンチ力:200AP キック力:300AP(1AP=0.05t)
ダークウイングと契約した蓮が変身する仮面ライダー。ダークウイングの個性を反映してか打撃力はさほどでもない代わりに幻惑系の戦法を得意とするセッティングがなされており、蓮の実戦経験も豊富なのだが、蓮が正攻法を好むことと前述の迷いのせいで対ライダー戦では苦戦も少なくない。
一方で最強のライダーであるオーディンに対する勝率は高かったりする。
「仮面ライダーディケイド」内「龍騎の世界」ではライダー裁判のツールとして用いられており、桃井玲子殺害事件裁判の際には元・Atashiジャーナル記者の羽黒レンが変身。真犯人を突き止めるべくオーディンを打倒し、タイムベントのカードを奪う活躍を見せた。
米国版「仮面ライダードラゴンナイト」ではベンタラの戦士レンが変身する仮面ライダーウイングナイトとして、やはり主役級の活躍をしている。
闇の翼ダークウイング
全長:115cm 全幅(翼全開):390cm 全高:35cm 体重:85kg 飛行速度:900km/h 攻撃力:4000AP
神崎士郎の実験により、初めて現実世界に姿を現したコウモリ型モンスター。高い飛行能力を誇り、ナイトと合体することで空中戦能力を与える。
変身前から蓮の指示に従って動くなどコンビネーションは良好と思われるが、恵里を昏睡状態に陥れた張本人でもあるため、未だに恵里の命を狙っているフシがあり蓮には警戒もされている。
〇玩具解説
2011年11月23日発売。当初は10月下旬発売の予定だったが、一ヶ月延期となった(タイ洪水の影響と噂される)。
先行するfigmaウイングナイト
に対抗意識を燃やしたか、龍騎
同様に4,000円弱という価格帯のフィギュアーツとしては最大級のボリュームとプレイバリューを誇る。
特に、ナイトのアクションフィギュアとしては恐らく初めて飛翔斬の再現が可能。専用スタンドも付属している。
スタイリング
「仮面ライダー龍騎」は、前作「仮面ライダーアギト」で初めて行った複数ライダーを前提とした商品展開をさらに推し進め、作中全ライダー(番外的存在のオルタナティブを除く)の基本フォーマットを統一している。
バンダイ製品はダークカラーを明るくしてしまう悪癖があったりするのだが、ナイトの体色はほぼ文句なしと言える。
頭部
仮面ライダーの要素のうち「クラッシャー」を受け継いだ頭部。
額のNシグナルは本来エメラルドブルーなのだが、フィギュアーツでは緑寄りになっている。
うっすらとクリアブルーのブルーアイが見えるが、これは劇中でも光の当たり具合でうっすら見えるものだったので問題なし(ブルーアイがはっきり見えるのはソーセージのCMくらいだったような覚えが……)。
奥行きを感じさせる造形が嬉しい。
胴体
設定どおり、腹部のモールドは龍騎のものとは異なっている。
腕部
――まあドラグシールドを装着するような予定もないのだが、R&Mのコンセプトを引き継いでいるならそういう拡張性というかゆとりは欲しかったような気もする。
外れたら外れたでポロリ率が高まってイライラするのだが(笑)
また、左前腕のジペットスレッドが外れやすい個体が多い模様。
接着してしまうとナイトサバイブへの変身過程(まず左手で構えたダークバイザーがダークバイザーツバイに変化して左前腕に装着される)を再現出来なくなる恐れがあるので、軸を太らせるだけで対処した方がいいだろう。
手首は拳の他に開き手二種、ダークバイザー用持ち手・ウイングランサー用持ち手・アドベントカード持ち手(右)の構成。龍騎からドラグバイザー持ち手をオミットしたものと言っていいだろう。
バックル部分は共通だが、バンド部分は左ジペットスレッドを取り外せるように仕様変更されている。
ホルスターは基部でスイング、本体が回転可能。
ホルスターなしのジペットスレッドと交換して他種フィギュアと組み合わせれば、ナイトへの変身シーンも再現可能。
爪先
龍騎とナイトでは足裏のモールドが違うのだが、爪先パーツを新造することで再現している。
翼召剣ダークバイザー
柄のレバーを引きカードトレイを露出させるギミックを再現。アドベントカードをセット出来る。
レバーとカバーは連動していないのだが、ここまでやってくれれば満足。
コウモリの牙部分でカードを押さえることが出来るが、剣を上向かせるとあっさりカードが落ちるので注意。
アドベントカード
ダークウイング・ソードベント・ガードベント・トリックベント・ナスティベント・ファイナルベントの6枚。 ナイトの初期装備カードは一通り付属している。
写真が少々ボケてしまっているが、印刷そのものもさほどくっきりとはしていない。