SP-016 仮面ライダーウイングナイト | といず・くろすおーばー!

SP-016 仮面ライダーウイングナイト

といず・くろすおーばー!-ウイングナイッ
 今日のといず・くろすおーばーは!

 先日13ライダー商品化が決定したfigmaドラゴンナイトシリーズより、第二弾仮面ライダーウイングナイトをご紹介!

 それではみなさん御一緒に、クァメンライダッ!



○キャラクター解説
といず・くろすおーばー!-ダブルライダー
 仮面ライダーウイングナイトことレンは、異世界ベンタラを守る戦士。ゼイビアックスがベンタラを支配して以降も生き延びたライダーの一人であり、幼少期から戦士となるため鍛錬を重ねていただけあり生身でもミニオン・モンスターを蹴散らせるだけの身体能力を誇る。
 親友アダムの裏切りや恋人ケイスの喪失などを経験していることもあってかクールな物腰だが根は熱く、地球で二代目ドラゴンナイトとなったキットに対しては兄貴分として彼を鍛え、支えた。
 なお、レン自身はベンタラの人間なので、平行世界である地球にも彼と同じDNAを持つブライアンという青年がおり、後日談の小説ではその存在についても触れられている。

 日本で言う「仮面ライダーナイト」に相当し、日本語版吹き替えはナイト=秋山蓮を演じた松田悟志氏が担当している。



○玩具解説
といず・くろすおーばー!-アクション
 20101218日発売。発表時からそのクオリティの高さに注目が集まっていたが、第一弾のドラゴンナイト が充分な完成度を誇っていたこと、発売前日にグッドスマイルカンパニーからfigmaドラゴンナイトシリーズ・13ライダー発売決定」が報じられたことなどがあり、一部では争奪戦も繰り広げられたという。

といず・くろすおーばー!-アクション
ドラゴンナイトに準じて全体的な完成度は高いのだが、一方で後述する問題点が目立ってしまうという見方もある。
 なお今回はドラゴンナイトとは異なり手首以外にパーツの差し替えを必要とする装備がないためか、取扱説明書は付属しない。

全体像
といず・くろすおーばー!-前 といず・くろすおーばー!-後ろ
 ドラゴンナイト同様に良好なプロポーション。
といず・くろすおーばー!-装着
 R&M(未所持)や装着変身(右)ではボディスーツ部が鮮やかな青になってしまっていたので、手ごろなサイズ・価格のアクションフィギュアで本来のダークブルーを堪能出来るのはありがたい。
 もう少し暗いとさらにイメージ通り……かな?


頭部
といず・くろすおーばー!-顔
 クラッシャー(牙状の口)部の造形がややダルいこととバイザー部分の鼻筋のシャープさが足りないと見られることもある頭部。全体的にはよく出来ているのに、角度によっては首を傾げるクオリティに見える感じとでも言うべきだろうか。

といず・くろすおーばー!-ふともも  といず・くろすおーばー!-胸

なお今回は塗料のはみ出しやゴミの付着、バリの未処理と思しき部分が散見されているので(壱伏が買ったのは店頭ラスト1個)、選別出来るならじっくり見た方がいい。


ベルト
といず・くろすおーばー!-バックル
 僅かに紋章が向かって左にずれている。ここもエラーが頻発しているらしい。
 なお、剣型召喚機のホルスター部分は接着されているため、取り外しは不可能。外したら今度は着けられなくなるので注意。
といず・くろすおーばー!-ホルスター といず・くろすおーばー!-くるり
 末端部分は独立回転出来るので、召喚機を提げる角度を調節可能。


手首
といず・くろすおーばー!-謎の左手首
 ドラゴンナイトの物とは色違い。実は龍型召喚機持ち手まで付属している。
 持たせる武器と言えば剣か槍なので特殊な形状の手首は必要なかった様子。

アドベントカード
といず・くろすおーばー!-カード といず・くろすおーばー!-ファイナルベンッ
 ウイングナイト用ファイナルベントカードが付属。


剣型召喚機

といず・くろすおーばー!-剣型召喚機 といず・くろすおーばー!-こうもり
「龍騎」でいうダークバイザー。ただし、「ドラゴンナイト」ではダークウイングの名はブラックウイングに改称されているので、あえて名づけるならブラックバイザーか。

 ……ブラックドラグバイザーと微妙に紛らわしい。

 心なしか、青味がかっていたプロップに比べてなお黒い。カードリーダーの開閉ギミックはなし。



といず・くろすおーばー!-ソードベンッ といず・くろすおーばー!-比較
 ソードベント・日本名ウイングランサー。ハンドガード部が削げたような造形になっていて、何気にプロップより情報量が増えているような……

といず・くろすおーばー!-二刀流
 召喚機ともども総プラ製で硬質な手触り。見た目よりは軽量だったりする。二刀流も思いのまま。


マント

といず・くろすおーばー!-マント といず・くろすおーばー!-後ろ

 ガードベント・日本名ウイングウォール。契約モンスターのブラックウイング(日本名ダークウイング)が背部に合体して翼をマントに変える。

 一見すると単なる布なのだが、これでかなりの防御力を発揮(3000GP)する他、ナイトに飛行能力を付加する。
といず・くろすおーばー!-接続 といず・くろすおーばー!-ベース穴
 figma版では、専用ステージ用の接続穴にマント側の接続軸をはめ込み、ウイングナイト背部のジペットスレッドとブラックウイング胸部を位置決めのガイドにすることで固定。

 マント背部にも接続穴があるため、合体したままステージ展示が可能となっている。


といず・くろすおーばー!-他キャラ
 そのため、他figmaにも転用可能。

 なお、マントを外す際は両者の隙間に指を入れてしっかり「ブラックウイングの腹」を持って外すべし。

 この胸板がマントの布を押さえる役目も兼ねているので、下手に爪部を持って外すと胸板が外れてしまい、マントの布をまとめた上での再接続に苦労することになってしまう。



といず・くろすおーばー!-なびき といず・くろすおーばー!-なびき
 末端には針金が入っており、ある程度形状を固定してのポージングが可能。

 うまく反らせておけば、なびいた状態を保持出来たりする。


といず・くろすおーばー!-装着

 装着変身ナイト(右)のウイングウォール装着状態との比較。形状・質感は申し分ないのだが、何しろPVCの塊なのでなびかせたりめくったりは出来ない。
といず・くろすおーばー!-ウイングウォール といず・くろすおーばー!-あいきゃんふらーい

 なお、装着やR&Mでは対応するダークウイングとの合体も再現可能。特に劇場版では合体したダークウイングをマント化させないまま空中戦を繰り広げていたので、その点ではfigmaは一歩譲ってしまうところがある。


決めろ、ファイナルベント!
といず・くろすおーばー!-ファイナルベント準備 といず・くろすおーばー!-合体
といず・くろすおーばー!-ジャンプ! といず・くろすおーばー!-構え直して
            といず・くろすおーばー!-チョココロネ
 装着変身EXダークウイングと並べると色味が違い過ぎた……

 そして最終的なドリル状態は流石に再現出来ず(苦笑)




というわけで、ウイングナイトでした!
といず・くろすおーばー!-まとめ
 レビュー本文中でも書きましたが、今回は塗装などにちらほらと難点が見える出来になってしまっているので、選別は必須と言えるのが残念なポイント。
 ですが全体的には良好なので、今後のfigmaドラゴンナイトシリーズへの期待は上昇しながら継続中といった感です。
 新たに試作が発表されたセイレーン(ファム)トラスト(ガイ)ともに目立った問題点は見受けられず、特にセイレーンのこだわりを感じるボディラインには「いい意味でやりすぎ」といった感想すら浮かびます。
 13ライダーfigma化が決定と大々的にアナウンスされていますが、ぜひともこのままサバイブやアドベントマスター、ミニオンモンスターにアドベントサイクルと続けていってほしいものです。