C-04 サイバトロン諜報員リジェ
今日のといず・くろすおーばーは!
人一倍セイバートロン星への望郷の念が強い子(?)、諜報員リジェのご紹介!
「帰るんだ……俺は家に帰るんだ……」
アニメイテッド感想はちょっと遅れます。
○キャラクター解説
サイバトロンの腕利き諜報員、透明になる能力を持った超A級のスナイパー(第13話ナレーション)
初代TFでは第1シーズンから登場したレギュラーキャラで、透明化能力「エレクトロディスラプター」による潜入工作を得意とする。特に第3話では一足先にセイバートロン星に帰還しようとするデストロンの宇宙船を墜落させる活躍を見せた他、第13話ではデストロンとインセクトロンの同士討ちを演出するなど、機転の利くところを見せた。
アニメではF1カーのリジェJS11に変形し、これが日本名の由来となっている。F1カーではあるが公道だろうが山道だろうが構わず進む一方で、特にレースに血道を上げるようなことはなかった。
海外名はMirage。日本語版の主なCVは喜多川拓郎氏。氏がクリフやグリムロック、アストロトレインなども兼任していることもあり、第13話などは堀内賢雄氏が担当している。
「ザ・ムービー」「2010」以降は出番が無く動向は不詳だが、海外では1997年の「マシンウォーズ」にてフリップチェンジャーとして登場したり、国内ではバイナルテックやロボットマスターズ(先述のフリップチェンジャー版リカラー)と、リメイクの機会が意外と多い。
2008年3月に「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」の第一弾で発売された、デラックスクラス。Classics版のリカラー商品であり、フロントウイング、リアウイングはメッキ処理されている。
同時発売がコンボイ、メガトロン、スタースクリーム(ユニクロントリロジーでもフィーチャーされた、言わずと知れたTF界のスター)、バンブル(実写劇場版のバンブルビーで再度スポットが当たる)、グリムロック(人気の高い恐竜モチーフ)ということもあって、いささか地味な印象を与えたことは否めない。
しかし後述するように高いアクション性を誇ること、F1マシン型ビークルとしての完成度の高さからディセプティコン フラクチャー(実写劇場版オールスパークパワーシリーズ。オリジンはトンカ社のロボット玩具シリーズゴーボッツのクラッシャー)やUniverseドラッグストリップ(スタントロン部隊のドラッグストライプ)にリカラーされた他、エレクトロディスラプター使用時をイメージしたクリアーバージョンがBOTCON2007やトランスフォーマージェネレーション2009誌上限定で発売されている。
フォーミュラーマシンにトランスフォーム。低い車高、細長いノーズと、シャープいかにも速そうなイメージでまとめられている。ロボットモードでの脚部関節が多いためか、4輪とも接地させるために微調整が必要なことも……
太い後輪や四連エグゾーストパイプなど、細かなディテールへの拘りもばっちり。
……しかし、一般的にF1カーの運転席があるところは蓋がされている!
F1マシンお馴染みの、剥き出しのシートやハンドルといった造形はなく……
蓋を開けてみると、シートっぽく見えるディテールがあると言えなくもないのだが、前方の視界が完全に蓋で遮られるため運転席として機能していないことが分かる。
エクシゲイザー などと同じく、水からコクピットの計器類を覗き込んでいるかのようなレイアウトが芸細。
しかしここの部位、F1カーで言えばドライバーが足を入れてペダルを踏んでいる位置ではないだろうか……
どうもフォーミュラーマシンと言うか、フォーミュラーマシンに酷似した形状の割と大型の車両らしい……? どちらかというと「地を走る戦闘機」か何かなのかもしれない。
リジェだけ飛び抜けて大きいが、コクピットの形状から逆算するとこのくらいの対比になるのではないだろうか……下手したらもっと大きいかも知れない。
なお、コミックブンブン版「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」では、ビークルモードは通常のF1カーサイズとして描かれている。
何もしていないのにジョジョ立ちさせているような感覚に陥ってくる、異彩を放つピーキーなフォルム。
この型の初出はClassicsなのだが、実写劇場版以前の発売だったこともあってファンに強い衝撃を与えた。
頭部アップ
集光ギミックにより、後頭部から照明をとりいれて目を光らせることが出来る。
銃
後ろ腰のパーツ(本来ならF1カーのシートがある辺りを覆っていた蓋)にレーザー銃をマウント可能。
しかしメッキ分の厚みがあるためか、固定がキツすぎてメッキが剥がれそうになる。あまり頻繁に着脱しない方がいいかもしれない。
肩は変形用の物も含めると軸可動とボールジョイントの二重関節になっており、腕を内側に寄せる動きも可能。肘も二重関節。
足付け根がボールジョイントで、腰が回転することもあって躍動感あふれるキックポーズが決まる。
足裏面積が大きく、爪先(ビークル時のリアウイング)の角度を調整出来るため、片足立ちも楽々。
変形用の関節を使えば、ややシルエットが崩れるものの二重関節となり、片膝立ちも余裕でこなす。
画像処理でそれっぽく(笑)
というわけで、リジェでした!
好き嫌いの分かれるクセのあるフォルムですが、アクションフィギュアとして見た時の動かしやすさなどは他のTFを大きく引き離していて、色々とポーズを取らせるだけで楽しかったりします。
それでいてビークルモードも充分に格好良く纏まっているため、完成度は高いです。
出来ればクリフとセットで並べておきたいところですね。