ジョンとジョアンは
天使として、1度心を通わせた私達の気持ちを
大切にしてくれようとしている
自分達が
消える事で…
チャンミン…
君はどう思って居るのだろう?
2人の犠牲の上に成り立った
私達二人の幸せを…喜べますか?
「ジョン、ジョアン!待って!ダメだよ2人が泡に…そんな事…ちょっと…待って!」
2人を止めようとする姿をみて
私は覚悟を決めた。
「私達の記憶を消しなさい。」
「ユノ…さん?」
「チャンミン…私は、またあなたを見つけます。」
「………。」
「チャンミン…大丈夫、必ず私達は結ばれます。」
涙目で頷く、チャンミンの手を握る
強く握り、離れないように…
「ユノ…ダメだよ。」
ジョンがそばに来て
そんな事はできないと訴える。
「ジョン、神のもとに戻り…私達を見ているように伝えてください。神は間違えていると…私達が証明して見せます。」
「ユノ…」
チャンミンは落ち着きを取り戻し
ジョアンを抱きしめて
「ユノさんの言う通りに…ジョアン…僕達を大切に思ってくれてありがとう。嬉しいよ」
「チャンミンっ!バカッ…バカ…バカ…バカ…カッコつけて、ホントは泣きたいくせにっ!(泣)」
「ジョアンが泣いてるんだろ?(笑)」
「チャンミン…の代わりに…泣いてるんだから!(泣)」
ジョンを連れて
2人のそばに行き。
まとめて抱きしめる…
「みんなで夕飯を食べましょう。素敵な時間を過ごして、新しい明日を迎えましょう!」
「暖かいシチューとカリカリのバゲットだよ♪2人とも好きなんでしょう?」
チャンミンは
繋いだ手を離し
テーブルに夕飯を並べた。
「チャンミン…ユノの隣に、座りなさいよ。」
「ジョアン…」
「だって…2人は愛し合っているのでしょっ!」
照れるチャンミンの隣に行き
「チャンミン…じゃあ遠慮なく、並んで座りましょうか(笑)」
「(笑)はい♪」
身体が触れるくらい近くに座り
四人で笑いながら過ごす時間
「なんて…幸せなんだろ。」
こぼれ落ちそうになった涙を
ぐっとこらえて
湯気の上るシチューを口に運んだ。
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