baiser de l'ange 16 | Are you there ?

Are you there ?

随時公開中(過去作品のみ。)







ジョンとジョアンは
天使として、1度心を通わせた私達の気持ちを
大切にしてくれようとしている

自分達が
消える事で…

チャンミン…
君はどう思って居るのだろう?
2人の犠牲の上に成り立った
私達二人の幸せを…喜べますか?

「ジョン、ジョアン!待って!ダメだよ2人が泡に…そんな事…ちょっと…待って!」

2人を止めようとする姿をみて
私は覚悟を決めた。

「私達の記憶を消しなさい。」

「ユノ…さん?」

「チャンミン…私は、またあなたを見つけます。」

「………。」

「チャンミン…大丈夫、必ず私達は結ばれます。」

涙目で頷く、チャンミンの手を握る
強く握り、離れないように…


「ユノ…ダメだよ。」

ジョンがそばに来て
そんな事はできないと訴える。

「ジョン、神のもとに戻り…私達を見ているように伝えてください。神は間違えていると…私達が証明して見せます。」

「ユノ…」

チャンミンは落ち着きを取り戻し
ジョアンを抱きしめて

「ユノさんの言う通りに…ジョアン…僕達を大切に思ってくれてありがとう。嬉しいよ」

「チャンミンっ!バカッ…バカ…バカ…バカ…カッコつけて、ホントは泣きたいくせにっ!(泣)」

「ジョアンが泣いてるんだろ?(笑)」

「チャンミン…の代わりに…泣いてるんだから!(泣)」

ジョンを連れて
2人のそばに行き。
まとめて抱きしめる…

「みんなで夕飯を食べましょう。素敵な時間を過ごして、新しい明日を迎えましょう!」

「暖かいシチューとカリカリのバゲットだよ♪2人とも好きなんでしょう?」

チャンミンは
繋いだ手を離し
テーブルに夕飯を並べた。

「チャンミン…ユノの隣に、座りなさいよ。」

「ジョアン…」

「だって…2人は愛し合っているのでしょっ!」

照れるチャンミンの隣に行き

「チャンミン…じゃあ遠慮なく、並んで座りましょうか(笑)」

「(笑)はい♪」

身体が触れるくらい近くに座り
四人で笑いながら過ごす時間


「なんて…幸せなんだろ。」


こぼれ落ちそうになった涙を
ぐっとこらえて
湯気の上るシチューを口に運んだ。








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