2歳から5歳ぐらいまでの時期は、生理的なS字カーブを創る重要な時期である。
1歳から2歳まではあまり腰椎の前弯(反り腰)はないが2歳を過ぎたころから、
生理的な胸椎の前弯よりも過剰な前弯を創る。
そのため、お腹を突き出したような歩き方となるが、重心線は正常であり、頭だけ後ろにとり残されたような歩き方をする。
過剰な腰椎前弯の姿勢で両手を使うことで、巻き肩となり、胸椎の理想的な後弯を形成し、小学校ぐらいで、過剰な腰椎の後弯はなくなる。
この幼稚園の時期に、姿勢教育をして姿勢を人工的にいじると…
生理的なS字カーブは失われ、一生涯、体に負担のかかる姿勢になる。
すなわち、構造的に負担がかかるために、肩こりや、腰痛、頭痛になりやすい骨格を作ってしまう。
また、呼吸も浅くなり、循環障害も起こる。免疫力も低下する。
子供で、肩こり、むくみや冷え症、頭痛、アトピーなどが増えている原因の一つに姿勢があるかもしれない。
私たちの仕事は、人工的につくられた姿勢を、自然に戻すこと!!
または、何らかの原因で、不自然な姿勢になったものを自然な状態もどす。
自然とは何かを常に考察していく必要がある!!
幼稚園児に、「背筋を伸ばせ、胸を張れ!!」などの姿勢教育は絶対にしてはいけない!!