私が「SUPERSIX EVO 6 105」を改造するなら | CozyBicycleのブログ

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兵庫県川西市のスポーツバイク専門店です。

私が個人的にキャーノンデールのフルカーボンロードバイクで2014年モデル「SUPERSIX 6 105」を改造するなら、以下の順番にします。


2014 CANNONDALE SUPERSIX EVO 6 105


ハンドルやステムをポジション合わせる(交換する)等は大前提として、その次に以下のようにしていきます。

要点はこの機種に使われている「シマノ105」以外のコンポをどうにかすることです。

コンポがほぼ全て「シマノ105」仕様の「SUPERSIX 5 105」との価格差は3万円ですから、3万円以内で性能差を逆転できるようにします。


1. チェーンガードを付ける。

2. チェーンを「CN-5701」(シマノ105チェーン)に交換する。

3. グリップ性能の高いタイヤに交換する。

4. 前後ブレーキを「BR-5700」(シマノ105ブレーキキャリパー)以上のグレードに交換する。

5. ホイールのグレードをアップさせる。

6. シマノ純正のクランクに交換する。

です。


1. まずは、フロントクランクのインナーギアから内側にチェーンに落ちることを防ぐ「チェーンガード」を付けます。10スピードの105フロントディレラーを使う「SUPERSIX 6 105」には必須アイテムです。

価格は¥2,000前後です。


CANNONDALE CAAD10 5 チェーンキャッチャー


2. 「SUPERSIX 6 105」の標準仕様でチェーンは「KMC X10, 10-speed」が使われています。

変速性能(特に下り変速)が悪く、チェーンノイズも大きいのでシマノ純正のチェーン「CN-5701」(105グレード)に交換します。これで「シマノ105」本来の変速性能に戻るはずです。

価格は税抜定価¥2,465です。



Shimano CN-5701(シマノ 105 チェーン)


3. 「SUPERSIX 6 105」を週末サイクリングやレース練習で使用するのであれば郊外のスピードが出る場所を走ることを考えると付属のタイヤ「Schwalbe Lugano」ではグリップ性能面で少し怖いです。


グリップ性能の高いタイヤ、もしくは使い方により耐パンク性能が高いタイヤにまずは交換します。


MICHELIN PRO4 SC(ミシュラン プロフォー)

グリップ性能重視であれば「MICHELIN PRO4 SC」

税抜定価¥12,800(前後セット)


PANARACER TYPE-D EVO2(パナレーサー)

耐パンク性能とグリップ性能どちらも優れる「PANARACER TYPE-D EVO2」

税抜定価¥11,048(前後セット)



4. 「SUPERSIX 6 105」の標準仕様でブレーキは「Shimano Tiagra」(シマノティアグラ)が使われています。

タイヤ同様、週末サイクリングやレース練習で使用するのであれば郊外のスピードが出る場所を走ることを考えると「ティアグラ」では握力が落ちてくるツーリング後半の「下り坂」や「雨の日」の状況で少し怖いと思います。

そこで「シマノ105」グレード以上のものに交換します。「以上」が大切で、せっかくブレーキを交換するのでしたら、「SUPERSIX 5 105」のブレーキ性能を超える「BR-6800」(シマノアルテグラ)に交換しても良いと思います。



Shimano BR-5700(シマノ 105 ブレーキ)

「Shimano 105 BR-5700」(シマノ105ブレーキキャリパー)

税抜定価¥7,645(前後セット)

Shimano BR-6800(シマノ アルテグラ ブレーキ)

「Shimano Ultegra BR-6800」(シマノアルテグラブレーキキャリパー)

税抜定価¥12.357(前後セット)



5. ホイールを交換すると走りの軽さが劇的に変わります。

「SUPERSIX 6 105」に標準で付属する「SHIMANO WH-R501」から交換して劇的に変わったと思えるのは「CAMPAGNOLO ZONDA」(カンパニョーロ ゾンダ クリンチャー」ぐらいからからになると思います。



CAMPAGNOLO ZONDA WHEEL(カンパニョーロ ゾンダ)



「CAMPAGNOLO ZONDA」のホイール重量は1555gです。「SHIMANO WH-R501」に比べると約350g軽量化できます。税込定価¥65,000(前後セット)

予算がもう少しあれば、「SHIMANO WH9000-C24-CL」ホイール(重量1387g)にされると、さらに150g程度軽量化できます。税込定価¥91,659(前後セット)

「CAMPAGNOLO ZONDA」の場合は完成車予想重量は7.7kg、「SHIMANO WH9000-C24-CL」の場合は完成車予想重量は7.5kgとなります。

ホイール交換を前提にするのでしたら、ブレーキを「アルテグラ」にした後、ホイールを選べば、「SUPERSIX 5 105」より「SUPERSIX 6 105」を買って交換したほうがお得になるはずです。



6. 「SUPERSIX 6 105」に標準で付属する「FSA Gossamer Pro」クランクの変速性能はチェーンやギアが新品の場合はシマノ純正クランクに比べてもあまり気にならなくなってきています。


気になりだしてからアウターギアだけを「シマノ105」に交換するという手もありますが、10スピード「シマノ105」のクランクがいつ生産を終了するかわからないので早めに交換することをおすすめします。

「シマノ105クランク」への交換はPF-30用のユニットも必要です。
シマノ FC-5750 FC-5700 105 CRANK クランク

「Shimano 105 FC-5750」(シマノ105コンパクトクランクセット)

税抜定価¥14,344

「SUGINO PF30-IDS」(スギノスチールボールコンバーター)

税抜定価¥6.500


最後に、「SUPERSIX 6 105」のコンポ交換をまずチェーン(105)とブレーキ(アルテグラ)だけして(クランク交換はしない)、そのままである程度乗った後に、全て11sアルテグラにするなんてのも良いと思います。


SHIMANO 6800 ULTEGRA アルテグラ コンポ


「Shimano ULTEGRA」(シマノアルテグラコンポセット)

予算約10万円