遠投というトレーニングで伸びる能力 | びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

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小学生・中学生などの少年野球選手がチームで活躍するための技術向上を目的とした野球スクールです。バッティング、ピッチング、キャッチボールなど多彩なコースでチームの中心選手に育てます。

コーチの清岡です。


 


『遠投』というのはご存じのとおり『遠くに投げる』トレーニングのことです。



 

このトレーニングを継続的に行うことによって、野球(特に投手)に
必要な能力を色々と効果的に伸ばすことが出来ます。




まず遠投には2つの考え方があって、「あまり力まずに山なりでも
良いのでゆっくりと遠くに投げる」というトレーニングと
「80~90m程度の距離でライナーで出来る限り強い球で投げる」
というトレーニングです。




山なりでも良いのでゆっくり投げる方法を仮に『軟遠投』、
ライナーで強い球を投げるのを仮に『強遠投』と呼ぶとして、効果を考えます。




『軟遠投』はおもに「肩関節を柔軟にするウォーミングアップ」の効果と、
「理にかなった投球フォームを身につける」という効果が期待できます。




力を入れずに遠くに投げるには、肩の使い方から腰の回し方、
そして下半身を使った体重移動をスムーズに行う必要があります。




また、遠くにコントロール良くボールを投げるにはリリースの瞬間に
だけ力を込めることで遠くに投げる必要があるので、
コントロールをつけるトレーニングにもなるわけです。




さらに、だいたい45度の角度で投げるともっとも遠くにボールを
投げられるのですが、実はゆっくりとこの動きを繰り返すことで
無理の無い肘の動きを身につけることが出来ます。




十分に軟遠投を行った後で直線的にボールを投げると、
肘が自然な形で前に出ていくのが実感できるはずです。




ひとつ注意するのは、少しあごを引いて肘が下がらないように
することを意識するということでしょう。




では『強遠投』にはどのような効果があるでしょうか?




『強遠投』は日々継続的に行うことで強い方を作る効果があります。




全力で投げるのではなく、ワンバウンドでも良いので7~8割の力で
直線的に投げることで強い方を作りながら全身運動にもなるということで、
試合前のトレーニングにも良い効果があります。




ただし、80~90mの距離というのは高校生以上で硬球で行うことを
前提にした数字です。




小中学生でしたらワンバウンドで届く距離に調整し、
軟式球であればさらに距離は短くするようになるでしょう。




当然ですが、いきなり強い球を投げようとすると肩を痛める恐れがあるので、
通常のキャッチボールを十分に行ってからにしてください。




『軟遠投』と『強遠投』を繰り返し行って、じっくりと野球の
ための肩を作っていきましょう。


 


ここが最適です。