●いつも提出物がギリギリになってしまう自分に罪悪感を感じます(後編)
前日の記事の続きです。
「私は、できるだけ早く取り組んで、早く提出物を出したいとは思っているんだけれど、どうしてもギリギリになってしまう・・・」という方もいらっしゃるかとは思います。
それどころか、「どうして私って、こんなにいつもギリギリなんだろう・・・」と、自分を責めてしまう人も中にはいます。
そのような人は、物事をどのように考えると良いでしょうか?
あくまでも、過去の私自身だったら。の話なので、誤解しないでいただきたいのですが、当時の私には、そのような人が最初は理解できなかったような気がしています。
なぜなら、人間というのは、「こうすることが望ましい」と、自分の中で強く思う時、それとは対照的に「自分の中で望ましくないものに遭遇する場面」では、知らない間に、それを否定してしまう傾向に、どうしてもなりやすいのです。
つまり、私の場合は、「提出物を出来るだけ早く提出する」ことに命を懸けていた(?)、いえ、重きを置いていたので、「どうして、みんなとっとと片付けてしまわないんだろ?早くやってしまえば、スッキリするのにねぇ?」と不思議に感じていたのです。
しかし、物事には必ず、「メリット」と「デメリット」、両方の側面があるのだという考え方も、決して無視はできないものでして。
早く提出するということは、確かに、自分の心はすっきりするかも知れませんが、「敢えて、ゆったりと期間を設けることで、出てくるかも知れないアイデアが浮かぶチャンスを逃している」ということだって、あるかも知れないのです。
つまり、敢えて提出物をギリギリまで延ばすということは、「一番良い物を創り上げていくためのステップを踏む期間」だと考えることが、出来るのではないか?とも今は思います。
結局、基本的には提出期限に間に合えばいいのですから、早かろうがギリギリだろうが、どちらに優劣があるなしの問題でもないですものね。
子供の頃、夏休みの宿題を、前日になって慌てて取り組む時。
人間というのは、とてつもない集中力と瞬発力を発揮し、多少、不完全かも知れないけれど形にはなったという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
だとしたら、その瞬発力や集中力を発揮できる自分が、ちゃんといる訳ですから、ギリギリになってしまうことに劣等感など感じなくても、「私にはいざという時の瞬発力や集中力があるから大丈夫だもーん♪」と、時にはでーんと構える姿勢も、自分の未来を信じてあげるという意味では必要で、大切なことなのではないかとも思います。
例え、その期間に何にもアイデアが降りてこなくて、気づけば提出1~2日前!!もっと早くやっておけばよかったー!(涙)な結果を招くことだって、あることでしょう。
しかし、その「期間」を設けなければ、降りてくるかも知れないアイデアが降りてくるチャンスも、あるいは、ふとした時に耳にする有益な情報だって入ってくる機会すらもなくなってしまう可能性もないとは言い切れません。
ギリギリまで待つからこそ、一番いい物ができるかも知れない。その考え方の採用も大いに有りだと思っています。
優先順位で、先に取りかかると良いものと、後回しにして、じっくりと寝かせておくものの明確化で、常に何かに追われるという感覚も少しは薄らいでくるのかも知れませんね。
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