思いがけず、いのちの一日。
打ち合わせの後、作業しようと思って帰ってきたら、
玄関先に何やら黒い物体が。
ん?と思ってのぞいみたら、
カ、カラス!?
とくに外傷は見当たらないのだけれど、
息も絶え絶え、という感じに喘いでいる様子がうかがえて。
これは尋常じゃない!と慌てて動物病院に駆け込みました。
状態を説明したら、
「草むらに置いたらどうですか?」と言われ、
「まだ生きてるんですよ!」と言うと、
家畜保健所を紹介され。
家畜保健所では動物愛護センターを紹介され、
動物愛護センターでは県の自然保護課を紹介されました。
みんな口を揃えていったのは、「弱っているなら草むらか公園にでも。死んだらゴミに」って。
カラスはどうにもできないんですよ、害鳥だから。って。
それはそうかもしれないけれど、思ってもみない答えでショック。。。
いつのまにか号泣してました。
でもそれは、かわいそうという思いよりも、
もしかしたら怖さとか、不安とかだったのかもしれない。
誰かに言ったらどうにかしてくれると思っていたのに、どうにもならないんだ
っていう意味のショックだったのかもしれない。
そんな自分が、情けなくて。
けれど、そんな様子を察してくれたらしく、
自然保護課の方が、来てくれることになりました。
本当は、やらない仕事なのかもしれないけれど。
結局、見つけた時から時間が経ってしまって、
駆けつけてくれたときには、カラスはもう動かなくなっていて。
新聞紙を敷いた段ボール箱にそっと入れ、連れ帰ってくれました。
鳥インフルエンザじゃないですか?
病気じゃないですか?と聞いたからか、
玄関先の消毒までしてくれた。
本当に本当に、ありがとうございます。
…もしかしたら、非常識なことをしてしまったかな。
と、ちょっと思ったりもするのだけれど、
普通は本当に、草むらに…が正解なのかもしれないけれど。
本当はもっともっといろんなことが、いろんなところで起こっているのだけれど。
自分の小ささに気づかされた今日でした。
ふぅ。