宮田村の梵さんで紫輝彩丼を食べた我々は、役場方面に歩き出しました。
今日は車ではなく、電車を使って宮田村まで来たからです。
すると、あちこちに古い街並みが残っていることに気付きました。
江戸時代の高遠藩は、藩役人や下伊那の藩主、旗本、代官などが宿泊や休憩をするための特別な施設「本陣」を宮田宿に設けました。
ここがその本陣があった場所で、現在は門のみが残されていますが、当時の建物は、約3km西方の総合公園「ふれあい広場」の一角に移築復元されているそうです。
そちらも確かめたかったのですが、お昼休みに歩いていくのは無理なので断念
しばらくすると、蔵が見えてきました。
優良企業タカノさんの入口に建っています。
よーく見ると、タカノさんの敷地内にも蔵が建っていますが、これは新しそう。
タカノさんのことですから、景観に配慮して建てられたのでしょうね。さすがです。
出張を終えての帰りがけ、リンデン洋菓子店さんに寄ろうと思い、梵さんから南下すると、そちらにも古い建物が。
正木屋酒店さんです。
酒屋さんというよりも、酒蔵という風情で、なかなか重厚な店構えですね。
このほかにも、郵便取扱所跡など、古い建物跡が何箇所か残っていました。
途中、道路脇の植栽には「歩け歩けモデルコース」の建て看板が。
(※ たぶん、健康のためのウォーキングコースでしょう。)
人通りが少なくなった街においては、コースを設定して歩いていただくことが、人を呼び戻し、滞留人口を増やすきっかけになると思います。
こんなにすばらしい街並みがあるのですから、健康のためというよりも、もっと観光客に歩いていただくことを考えたらいいと思いました。
梵さんで紫輝彩丼を食べたり、津島神社に寄るという楽しみもありますので、普段は車で出張する皆さんも、たまには宮田村の街並みを歩いてみてはいかがでしょうか。 (momo)
【過去ログ】 梵 ~大ぶりの鶏肉がうれしいお寿司屋さんの紫輝彩丼~