またまたフェイスブックのお料理グループの投稿に刺激を受け、昨日は大阪人の私の常識を覆す料理を晩御飯に作りました。
大阪人の私にとってはステーキ=牛肉!豚肉のステーキは食べたことがない!しかし、ここ最近トンテキの投稿をちょくちょく見かけ、どうしても食べてみたくなったの。 照り照りのものって危険だよね...見たら絶対に食欲をそそられる。(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
しかし、トンテキを食べたことのない私、どんなソースで照りを付けたら良いのかが分からない。そこで、私お得意の『市販品原材料分析自家製再現』をし、もどきですが、四日市トンテキ風なものを夕べは焼いてみました。
自家製ソースでトンテキ
昔は関西ではあまり耳にしたことがないけれど、最近はスーパーの豚肉売り場にも、『トンテキ用』とシールの貼られた豚が並んでいます。昨日はその豚を買って来てトンテキを作りました。
しかし、一体どんな味付けのソースで照りを付けてよいのか、なにせ食べたことがないからわからない。したらさぁ、そのトンテキ用豚の側に、トンテキ用ソースってのが売ってたの。
原材料を見たら、ハイ、もちあれが含まれていました。私の大嫌いなアレです!
ブドウ糖!!!
しかし、どうしてなんにでもかんにでもブドウ糖を使うのかねぇ...本当、嫌になる。
砂糖より安い、ものによっては砂糖より強い甘味がつけられる、色々理由はあるけれど、ブドウ糖を大量に含むコーラーやケチャップ大好きなアメリカ人が、肥満や糖尿病で苦しんでいる姿を見ても、平気でブドウ糖を使い、またそれを平気で買う人が居るのが理解できない。
まぁ、ブドウ糖の話は今おいといて、そのトンテキソースの原材料を参考に、私の自家製焼肉のたれのレシピにちょい手を加えてみたのね。
これが、もどきな四日市トンテキだけれど、めっさ美味しくて、旦那にも大好評! ステーキ=牛肉な大阪人の私の固定観念を覆すステーキでした。
なので、後日のためにレシピを残しておきます。ソースの量は二人家族で3回分くらいは優にある量です。豚肉だけじゃなく、これで鶏肉を焼いても美味しそうな味に仕上がっています。
ただ、焼肉のたれみたいにフルーツを加えて甘口にはしていませんので、甘口好みの方は別途三温糖を少し加えるか、メープルシロップの量を増やすか、あるいは、メープルシロップの代わりにモラセスなどを使われると良いと思います。
豆板醬やコチュジャンを加えていますが、辛さはそんなに気になりません。
<材料 トンテキ6~8枚分>
日本のウスターソース...60ml(私はブドウ糖を含んでいないのでイカリを使用)
醤油...60ml
みりん...30ml
酒...30ml
酢...大さじ1
メープルシロップ...小さじ2(甘口好みの方は小さじ3)
八丁味噌...小さじ2
豆板醤...小さじ1
コチュジャン...小さじ1
オールスパイス...小さじ1/4
たまねぎ...4等分したものの一番外側の大きい層1枚
ニンニク、包丁の腹で潰す...1かけ
生姜、皮を剥かずに薄切り...1かけ
<作り方>
1.材料全てを鍋に入れて火にかける。味噌が完全に溶けるまで混ぜながら煮立て、煮立ったら火を極力弱めて7~8分煮詰める。
2.1を火から下し、蓋をして完全に冷めるまで置く。完全に冷めたらざるで濾し、たまねぎ、ニンニク、生姜を取り除く。
さて、この自家製ソースを使って焼くトンテキですが、グローブ焼きっていうの?手のひらみたいな形をしたトンテキが焼きたかったので、豚に5~6か所切れ目を入れ、薄く塩、ブラックペッパーをしてしばらく寝かせました。
肉を寝かせている間に、まず、フライパンにサラダ油とニンニク1個をかけらごと入れて火にかけ、フライパンを傾け、こんがりと全体に焼き目がつくまで揚げました。
ニンニクは一旦ペーパーの上に取り出します。今度はニンニクを揚げた油で塩こしょうした豚を焼きます。油がフライパンの外に飛ぶのが嫌なので、蓋をして4~5分蒸し焼き。上下を返し、同様に蓋をして4~5分蒸し焼き。
で、どうやら四日市トンテキはこの油の中にソースを入れちゃうそうですが、私は豚を一旦ペーパーの上に取り出し油切をして、フライパンの底にたまった油や脂肪は全部取り除き、綺麗にペーパーで拭いてから次の過程へと進みました。
汚れを取り除いたフライパンに適量のトンテキソースを加えて火にかけます。ジュージュー煮立って来たら、豚肉とニンニクを戻し、両面にソースを絡めたら出来上がり。
トンテキで和な献立にしたのはいいけれど、実は我が家、今米が1粒も残っていない! 一般の日本人家庭と違い、米が1粒もなくてもやっていけるエゲレス人家庭。
買いに行かなくちゃ...と思ってはいるんだけれど、近日中にコストコショッピングしないと、無くなりかけているものが沢山あるので、その時まで待とうかとも思ったりして...
でも、冷蔵庫に御飯は残っていた!数日前に作った茸リゾット。これを昨日はご飯代わりに、トマトの中身をくり抜いて詰め、トマトリゾットファルシーにリメイクし食べ切りました。
トマトの上1cm位を切り取り、スプーンで中身をくり抜いて、そこにリゾットの残りを詰め、とろけるチーズとパセリをトッピングして、180度のオーブンで30分焼いただけの簡単料理。
そしてその切り取ったトマトと、種を取り除いた中身は細かく刻み、ざるでしばらく水切りした後、ツナ、バジル、塩もみしたたまねぎと共にポテトサラダの具にしちゃいました。このポテトサラダ、ちょいイタリアンでさっぱりしていてめっさ美味しい!
もう一品は漬け卵。前夜に半熟トロトロ卵を茹で、甘口の漬けだれに一晩漬けたものです。これも旨い。糖尿のくせして砂糖大好きだった父が、砂糖を混ぜたお醤油で半熟卵を食べるのが好きだったのだけれど、その懐かしい味を思い出させる漬け卵。大好き!
スープの写真は撮り忘れたけれど、たまねぎとスイートコーンのトマト仕立てコンソメスープです。コーンは前夜のチョップトサラダに使った残り。
料理は全てワンプレート盛り。ワンプレートは食後の後片付けが簡単で、しかも、いろんな料理に手を出しながら食べると食べる速度は遅くなるし、そうすると少ない量でお腹がいっぱいになるので、早食い&ドカ食いの旦那にももってこいなんだよね。
キャベツの千切りと一緒に食べたら美味しいと聞いたので、頑張って千切ったわ。 青じその刻んだのも混ぜたので爽やかな風味。
キャベツと一緒に食べるトンテキも美味しいけれど、私はこのほっこりニンニクと一緒に食べるのが、めっさ気に入った。旨い、めちゃめちゃ旨い!
トマトリゾットファルシーも、リゾットのみで食べるより更に美味しかった!
ポテトサラダもツナを入れると旦那はあまり機嫌よくないんだけれど、ツナ、バジル、トマト、マヨの組み合わせが大好きな人なので、めさ喜んで食べてました。
卵は文句なしの激ウマ!ただ、旦那の一言が笑えた。
一品ずつはどれもみな美味しいけれど、ワンプレートディッシュとしては、えらいちぐはぐな料理の盛り合わせやなぁ...
すんません!でも、バジルの残りが黒くなる前に使い切りたかったし、トマトをリゾットに混ぜたらリゾットが食べ切れなくなるし、卵は大売出しで買い過ぎて大量にあるし、食材の使い切りとあるもので献立を考えたら、ちぐはぐワンプレートになってもうたんですぅ。