今週の日曜日は、パンケーキの日 から私が待ちに待っていたイースターです!音譜雨ではこの日は祝日ではないので、普通の日曜日と気分的に変わりないけれど、エゲレスでは4連休のロングウィークエンド。宗教の枠を超え、国民全員が楽しみにしている祭日です。


当地は今日はまだ木曜日ですが、日本は金曜日。このイースター直前の金曜日に、キリスト様は処刑されました。この金曜日をグッドフライデーと呼び、エゲレスではホットクロスバンズという、十字架を模った飾り付きの甘いレーズンパンを食べるのが習慣です。


明日の金曜日、何人かの人にこのホットクロスバンズを差し上げたいので、私も今日は朝から頑張って、大量に焼きましたです!あせる


究極のホットクロスバンズ


このレシピは、長年ホットクロスバンズを焼いて来た私が、去年、やっと極めた、これ以上美味しいホットクロスバンズはエゲレスにもない!と、120%自負するものなのです。キリッ!!!


パン生地はエゲレス風レーズンパン の生地をアレンジしたものです。エゲレスではレーズンパンはティーケーキと呼んで、スコーン同様、紅茶の時の茶菓子として食べます。


従来のホットクロスバンズの十字架の飾りは、小麦粉に砂糖を加え水か牛乳で溶いた生地で作るのですが、そのやり方だと、うちの旦那なんか十字架を全部取り除いて捨て、パンしか食べません。パサパサで美味しないんですわ!(爆)


アイシングにした年もあったけれど、ホットクロスバンズってのは、横2つに割ってオーブンなどで焼き、エゲレスらしくたっぷりバターを塗って熱々を食べるものです。砂糖で作ったアイシングだと、温め直したら肝心の十字架が融けてしまいますやん。(笑)


そこで、日本のメロンパンにヒントを得て、クッキー風生地で十字架の飾りを施してみました。しかもそのクッキー生地には、ショートブレッドをイメージしたオレンジ風味をつけています。


パンも十字架も、どちらもオレンジの香が漂う、ソフィスティケイトされた風味のホットクロスバンズです!ソフィスティケイトされていないのは、それを作っている私だけで、こっちは極めるまでに、まだまだ年数かかりそうだすわぁ、ドクロ


イーストの入ったパン生地はブクブク膨れるのに、クッキー生地はそれに伴って伸びてくれませんから、あらかじめゆとりを持って貼ります。2次発酵には1時間くらいとちょい時間はかかりますが、じっくりと待ちませう!


卵に塩をひとつまみ加えてよーく溶き、刷毛でパンとクッキー生地に塗ります。もうこの時点で、アイシングシュガーとバターが溶けて柔らかくなったクッキー生地は、ところどころ切れていますが、そんなの気にしない、気にしない!(笑)


今日は一度に全部焼いたりせず、4つの型に納めたパンを、初めに形成が済んだ分から順に、4回に分け1時間かけて焼きました。最後の4つ、これが旦那と私のグッドフライデーの朝食となるホットクロスバンズです。


クッキー生地は切れきれになりますが、それもまた味があって良いのです。エゲレスのこの手のお菓子に、綺麗な形を求める方が間違っているんですよ。古から引き継がれた素朴なお菓子は、無理に現代化させず、素朴な姿が一番良く似合うんです。


それにしても、アメリカを去るに当たって、1つだけ、名残惜しいことがあります!今日このホットクロスバンズを焼きながらつくづく痛感しました。(涙)


何かって?それはね、3歳児が中に入り、ベッド代わりに横になって寝れるサイズの、超デカサイズオーブンだすぅ!(爆)


来年からはこのホットクロスバンズも、日本の小ぶりちゃんオーブンで焼かないといけないのね。それとも商業用の大きなオーブンのある店舗かペンションが見つかるか知らん?


でも、私は小ぶりちゃんしかなくても、日本とエゲレスの節句だけは、商売しても絶対に逃さず取り入れるつもりです。


来年のグッドフライデーには、先着20名様にはホットクロスバンズをマグカップティーにお付けします!なんて、これまで日本にはなかったサービスをスタートさせますワン。(笑)みなさま、絶対に食べに来てねん!目


さて、私は今から腐った屋まで、このホットクロスバンズを入れる入れ物を買いに行ってきます。帰ってきたらお掃除を始めないと、土曜日にはプロのカメラマンが家の写真を撮りに来るらしい。なんか、めっさ面倒!(苦笑)

毎日たくさんの方に応援していただき、有難うございます。
とっても、とっても嬉しいです!
一大決心して、もち不安も一杯一杯あるんですが、
皆様にこうして応援して励ましていただくと、
よっしゃぁ、頑張ろう!って前向きになれます。
心より感謝いたしております!