昨日、当地は節分でした。例年この日の晩御飯の食卓には必ず登場する太巻きが、今年の我家にはお目見えしませんでした。理由は昨日のブログで書いた通り。


でも、太巻きの代わりに、同様に手で掴んで丸かぶり出来るもんを献立に選び、恵方に向かって(?)バーバリアンに食らいつきました。(笑)


企業秘密を解き明かされ、真っ青になったカーネルサンダーズは、自ら道頓堀にダイブしたとかしなかったとか...な我家のフライドチキン!(爆)スパイスミックスと言い、自宅の小さな鍋利用でもKFC風に揚がるこのレシピ、是非お試しくださいまし。


恵方丸かぶりKFCなフライドチキン


コストコジャパンに行くと、“国産さくら鶏”ってのが売っているじゃないですか。あれをお買い求めになられる方が多い。私も東京に住んでいた頃は多摩境のコストコで、お買い得なさくら鶏をよく買ったものです。


当地のコストコでも、やはりあれに似たようなお買い得なチキンのパック売りがあり、ちょくちょく買って冷凍保存しています。私が買うのはオーガニックチキンのパック。一般スーパーのノンオーガニックチキン並みの値段で買えるから嬉しい。


この前コストコに行った際、そのオーガニックチキンのドラムススティックパックを買いました。6本のドラムスティック入り袋が3つ連なって11ドル。一般スーパーの価格に比較すると、恐らく30%はお得。


ドラムスティックとは、日本の骨付きもも肉の下の部分、人間の足で言うならひざから下の部分です。これの一番旨い食べ方は、やっぱ、ケンタ風なフライドチキンっしょ!(笑)


数年前、エゲレスの新聞でKFCの自宅再現レシピを見て以来、うちはから揚げと言うと決まってその記事で紹介された下準備の仕方&揚げ方を採用。


初めの内はスパイスミックスも新聞で紹介されていた2つのレシピに、交代に忠実に従って作っていましたが、その内、スパイスミックスのみ、私の手により更にKFCに近い味のものに改良しました。これだす!


これは2回分のスパイスの量です。以前はこれらを混ぜ合わせ、その半分のスパイスミックスのみ後日用に保存していましたが、昨日は粉に混ぜてから、その半分をジプロックに入れて空気を抜き、後日のために保存しました。半年くらいは持つと期待!?


青字で表示した味の素とガーリックパウダーを加えることが、我家が発見したよりKFCに近いスパイスミックスの秘密。この2つは必要不可欠です!


世間があるとこないこと騒ぎ立てるもんで、味の素(MSG)を頭から毛嫌いする人が多いけれど、 半数致死量 で比較するなら、驚くことに塩よりも安全なんすよ!


小さじ2の味の素ってすごい量に感じるけれど、日本の計量カップで約2杯分近い小麦粉に加え、その粉の一部をチキンの表面にまぶすわけだから、1本食べるごとに摂取するMSGの量はたかだか知れています。


味の素を入れないと、このレシピは残念ながら成り立ちまへん!どうしてもMSGはダメって方は、もうその時点でカーネルには負けってことっす。(爆)


兎に角、だまされたと思って、MSGを怖がらずに、思い切って小さじ2を投入し、このスパイスミックスでフライドチキンを揚げてみてくださいませ。マジ、旨いです。旨すぎて涙が、ほんまにちょちょぎれます!詳しいレシピはこちら に保存してありますです。


ドラムスティックは前日から牛乳に浸け、当日、揚げる数時間前にその牛乳でグツグツと煮ます。だから、食べている最中に、チキンの血管から血が...なんてことは一切ありません!


昔、初めてKFCを食べた時、骨までポリポリ食べれて、骨付きのチキンなのに、食べた後に骨が殆ど残っていなかったのに、マジ、ビックリしました!


牛乳に浸け、牛乳で煮てから揚げると、まるであのKFCのチキンの骨なんです。軟骨なんかポリポリ、ポリポリ、全部食べれてしまいます。


揚げる前にチキンは牛乳から引き上げ、軽くペーパーで汚れを拭き取ります。そしてまずチキンを揚げる前に、その残った牛乳でミルクグレービーを作りませう。このグレービーをフライドチキンの付け合せのビスケットに、アメリカ南部風にかけて食べるのっす。


昨日はたまねぎのみじん切り1/2個分をバターで炒め、小麦粉大さじ1ほどを加えた後、目の細かいざるで漉したチキンを煮た牛乳と、固形チキンスープの素1個とローレル1葉を加え、とろみが付くまで煮ました。


味付けは塩とブラックペッパー。最後にパセリのみじん切りを加えました。これで食べる前にもう一度火を入れなおせばOK!


牛乳から引き上げたチキンは、スパイスミックスを加えた粉をまぶし、新たに準備した牛乳につけ、もう一度粉をたっぷりとまぶします。たっぷり粉をつけるのがKFC風に美味しく揚げるコツの1つです。


油を熱している間に、スコーンをオーブンに入れました。これは先日自家製バターミルクで作ったスコーン 。焼いてから保存するのではなく、型抜きした生地をジプロックに詰めて冷凍保存したものです。


温まった油の中ではフライドチキンが、ええ匂いをあたり一面に漂わせながら、ええ色に揚がって来ました。


みてみて、まるでケンタ!ビールが飲みたいけれど、うちには生憎エールしかなかった。ラガー派の私は、仕方ないのでJinroで焼酎の炭酸水割りを作りました。フライドチキンにはちょい不向き?(笑)



タイミングよくスコーンも焼けました。冷凍庫から取り出し、解凍せずそのまま220度のオーブンに入れ、15分ほど焼いたのがコレです。


これでコールスローが付けばまさにケンタなんだけれど、午前中、山ほど恵方巻を作った私にはそれを作る気力が残っていなくて、グリーンサラダでごまかし。(笑)


ところで私の太巻きは同僚達に気に入ってもらえた様で、午後、旦那が見ると、2切れしか残っていなかったそうです。


そりゃあそうですわ。日本人の寿司職人風衣装をまとったアジア系のおったん&おばはんが、しこしこ巻いているスーパーの巻き寿司とは、使こてる材料も味付けもちゃいますがな!(笑)


フライドチキンとグレービーつきスコーン(いやビスケットと呼ぶべき)に、グリーンサラダで節分の丸かぶり晩御飯のスタート。


スコーンを2つに割って、たっぷりグレービーをかけます。これね、なかなか旨いです!


私は以前はスコーンをパン代わりにスープなどのお供に焼いていたけれど、最近では食事の時にはあまり食べたいと思わない。飽きたし、やっぱスコーンはクリームティーで食べる方が美味しい!


でも、グレービーをかけることによって、その半ば飽きたスコーンが、全く別の味に変わってとても美味しくいただけます。是非、試してみて下さいませ。


そしてフライドチキン。衣の厚さと言いクリスピーさと言い、そしてチキンのジューシーさと言い、まるでケンタ!味はケンタより少し薄め。それを思うと、ファーストフードでものを食べると、相当な塩分を摂取しているってことなんだね。(怖)


レモンをキュッと搾って食べると更に美味しい。KFCのチキンにレモンをかけたことがないし、かけたいと思ったこともない。そんな繊細な食べ方をするより、ただただガッツリ食いたいのが、ファーストフードの醍醐味!


レモン汁をかけておうちKFCを食べながら、味も食感も似ているけれど、やっぱこっちは新しい油でカラッと揚げた、ソフィスティケイトなフライドチキンなんだなと思いました。マジ、美味しいです!


今日も最後までお付き合いいただいて、有難うございました。
来週からもしかしたら夫婦仲がちょっとアップする出来事があるかも...
それに期待し、まだ落ち込み気味の私に、
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